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鈴木大拙の金沢 の商品レビュー

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2018/04/14

金沢に行き 鈴木大拙館にて、買い求めた本。 鈴木大拙1870(明治3)年生まれは、ずっと遠くにあった人だった。 西田幾多郎1870(明治3)年生まれと同郷同期なんだね。 すごい、知性のぶつかりとつながりだ。 松田氏は、2011年にできた鈴木大拙館の初代館長。 丹念に 鈴木大拙の...

金沢に行き 鈴木大拙館にて、買い求めた本。 鈴木大拙1870(明治3)年生まれは、ずっと遠くにあった人だった。 西田幾多郎1870(明治3)年生まれと同郷同期なんだね。 すごい、知性のぶつかりとつながりだ。 松田氏は、2011年にできた鈴木大拙館の初代館長。 丹念に 鈴木大拙の足跡を さがし、記録する。 本多家の医者だった父親。本多町に住み、 明治維新の流れの中で、家は没落する。 学校を中退し、そして、英語教師となり、 鬱屈たる生活を余儀なくされるが、 アメリカに渡り、自らの才能の開花を待つ。 仏教、禅 そして 霊性。 無心と言うこと。 何事にもかけがえのないことを 追求する。 95歳にて 大往生する。 見えなかった ものが 見え始め、 聞こえなかった おとが 聞こえ始めた。 いい体験を 補ってくれた本である。

Posted byブクログ