青のフラッグ(1) の商品レビュー
面白かったけど、好きという感じではない。興味深いかな。 個人的な嗜好の話で言えば、恋愛モノ、特に同性同士のものは興味がないし理解する気もないのだけど、当然ながら「相手の意見を頭ごなしに否定するのって良くないよね」という前提がある。 しかしここで、更に考えると「『相手の意見を頭ご...
面白かったけど、好きという感じではない。興味深いかな。 個人的な嗜好の話で言えば、恋愛モノ、特に同性同士のものは興味がないし理解する気もないのだけど、当然ながら「相手の意見を頭ごなしに否定するのって良くないよね」という前提がある。 しかしここで、更に考えると「『相手の意見を頭ごなしに否定するのは良くない』って頭ごなしに否定するのも良くないよね(否定することにも理由があるんじゃない?)多数派の正義で押しつぶしてるのはお前らじゃね?」という反論が出てくる。こういうの好き。 最終巻での作者の言いたいことについては、首を1000回ぐらい縦に振って同意したい。
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なにそれ……!? うー、双葉、可愛いけど、この子はちょっと自分のことしか考えてないから、これが悪いよねー。 最終的に少年漫画的に、タイちゃんと双葉かなあ?
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空勢さんの想いも、少しずつ想いが変化した太一も…過程が好きすぎる( ˘ᾥ˘ ) 空勢さんの泣き虫加減に共感したり、空勢さんといるときの太一の男の子の部分がしっかりと感じ取れて…もうなに…好き( ˘ᾥ˘ )w
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二読目。結末知ってるからこそ、全てが伏線に思えてくる。学園ラブロマンスなのに、一筋縄ではいかないストーリー展開が深くて極めて面白い。
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1〜8巻まで一気に読んだ。良かった。 自分自身の気持ち、他人に対する気持ち、自分に対する他人からのイメージ、それぞれが持つ価値観、周りから感じる圧とも呼べる空気とも呼べるなにか。 登場人物たちが自答しながら傷つきながら笑いながら進んでいく。いちどとまって考えさせられる瞬間もあったし、感情がゆさぶられて涙が流れるときもあった。 最後のあとがきで作者の方が、この恋愛ストーリーが"特別視"されるようなことになるのは、、と触れていたが、セクシュアリティにまつわる恋愛のお話、と収拾されるものではなくあってほしい。属性にかかわらずそれぞれ悩みがあって、苦しみながらもがいている。その部分を、出てくるキャラクター個々にちゃんと語らせている作品。 登場人物たちの関係の安心感というか、いい奴なんだよ〜みんな〜と思いながら読んだ。 あとは高校生の話だけど、自意識だとか将来への話とか、迷いのある大学生のいまの自分にとってもなんだか共感するところがあった。 これからも読み直して、その度にいろいろ考えるのかな、と思う。
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全高校生に読んでほしい! 進路、友達関係、家族関係、恋愛、周りと比較することで生まれる劣等感、自分だからこそ見えてしまう至らなさや弱さに対する罪悪感、 青春時代に経験するたくさんの「悩み」に真っ向から立ち向かい、時に「対話」で想いをぶつけあう彼らがとても眩しかった。 こんな青春時代を送りたかった…。 最終話は少し驚きましたがとても幸せな気持ちになりました。描き方、というか描いていない部分をこちらの想像で補わせるための「描かない加減」が絶妙。コミックのカバー裏も最高!
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全八巻読了。 ジャンプ+で連載された、受験を控える高校三年生の男女による三角関係(四角関係)もの。人それぞれの恋愛・人間関係のスタンスや、それに伴う悩みが描かれている。 当初はアプリからも読んでいましたが、数巻してからは集中するために紙で読もうと発売日を待ちました。 メインの人物のみならず、その友人・クラスメイトたちにも考えがあり言動し、物語というよりは、人間ひとりひとりの人生が交錯して編まれた作品になっている。人当たりが柔らかかろうがキツかろうが、みんな器用不器用あれど優しい子だし、人の数だけ『普通』とするものがありつつ個々の認識のズレで縺れたり解いたりを繰り返している。 青春漫画の最終話が青春の枠の中にあったとしても、本当はその外側があるように、区切りは終わりではなく、死ぬまで続いていく選択のどこかの一区切りで、この結末は予想していなかったけど当たり前にあることなんだな。と、ここまでの積み重ねで納得できます。 最終巻には連載までの裏話のようなあとがきがついています。 この中のトーマフレンズの言うように、どういうこと!? そこも大事でしょ! という気持ちもないわけではないのですが、彼らは『話し合える人たち』という安心感のためか読後も穏やかな気持ちのが大きいです。 いや喋る大人トーマも見たいが!? ってのはありますけどね! 『ハピマジ』からのファンなので、好きなものを詰め込み描ききったというのはとてもめでたいことです。ありがとうございました! 8巻のおまけ的続きはカバー裏の、カバー側に印刷されています。 読み逃しなく。
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最終回辺りが衝撃的。 彼らの一生の中のひと時を見たという感覚。 最終回前までの描かれた全てで胸がいっぱいになるから、別れた事が衝撃で現実的。 普通に過ぎ行く別れなのかもしれないけど、ずっと過程を見てきたから、想いが詰まってしまう。 だけど選んだ相手と幸せに暮らしてるのが垣間見えたラストにまた胸がいっぱいになる。
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レンタルとアプリでちまちま読んでたんだけど、こないだ最終回読みました。 終着点にはめちゃめちゃびっくりしたけど、そこに至るまでの話をなぜかかんのかという意見も多く見たけど、そういう選択ができるようになるまでを丁寧に描きたかったんやろなあと思った。 中盤は読んでてしんどいことが多くて、みんなが切なくてつらい思いをしたまま話が終わったらいややなーみんな幸せになってほしいなーと思いながら読んでました。
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このようなテーマを扱う作品がジャンプ+に掲載され、しかも高い人気を博していることは社会的に意義のあることだと感じた。LGBTQに留まらない、幸せという価値観の多様化と、それに対する様々な反応を漫画として読ませ、読者に認識させる作品でとても勉強になった。
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