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電卓四兄弟 の商品レビュー

3.3

8件のお客様レビュー

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2023/03/10

会社をお越し苦難を乗り越えた創業メンバーの経験談は、絶好の学びの機会 日本のモノづくりが強かった時代のドラマはすごい!感銘を受ける

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2022/06/08

一つ一つの積み重ねがあってこそ、「創造」が生まれてくる。(樫尾幸雄) 「昨日の俺はバカだった」(樫尾俊雄)

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2021/07/11

成城のCASIOの記念館に行って知った発明家としての俊男さんに続いて 末っ子である幸男さんからのお話に興味 ライターの方のインタビューまとめも良いのだろうが、当時の経緯をとても覚えられていてすごい。戦後からの出発、リレー式の電卓開発からトランジスター式、技術は生鮮食品のようなもの...

成城のCASIOの記念館に行って知った発明家としての俊男さんに続いて 末っ子である幸男さんからのお話に興味 ライターの方のインタビューまとめも良いのだろうが、当時の経緯をとても覚えられていてすごい。戦後からの出発、リレー式の電卓開発からトランジスター式、技術は生鮮食品のようなもの鮮度が大事、もっといい事言っていたページがあったのだが忘れてるw

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2021/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

電卓四兄弟 ~カシオ「創造」の60年~ 著者:樫尾幸雄 聞き手:佐々木達也 発行 中央公論新社 2017年3月25日 長男・忠雄 年が離れている。温厚で包容力、「第二の父」。金属加工の腕、千万の加工技術 次男・俊雄 発明家、天才肌、道を覚えるのが苦手。カシオの発明の多くを手がける 三男・和雄 体育会系、営業力 四男・幸雄 大卒後、日本製鋼所へ。人員整理により1年後に退職して樫尾製作所へ 樫尾製作所のヒット1号は1946年販売の「指輪パイプ」。指輪に煙草を差すパイプを付け、仕事をしながら煙草を吸えるように。同年発売された高級煙草である両切りピースを根本近くまで吸えるのも売れた理由。 ローラーで延ばし、シュレッダーで切ってうどん製造に成功。うどん製造が大事なビジネスの一つになる。 1950年から計算機開発。国内製の手回し計算機は2社から出ていたが、それを電動式にしようとしたが、高速回転に耐えられる歯車使用すると高額に。 そこで電気的なスイッチのオン・オフで回路を動かす「ソレノイド式計算機」を試作。商社で高く評価されたが、「連乗」が出来ず断念。 リレーを使ったリレー式計算機を開発、埃が入ると動かなくなる欠点と闘いつつ試作機が1951年に完成。重さ120キロ。札幌で発表会を開くため飛行機に持ち込もうとしたが大きさでひっかかり、やむなく配線を切って分解。札幌で組み立てるもかけ算と割り算がどうしてもできず先方を失望させ、商談は破断。 下請けで部品供給をしていた内田洋行から話があり、リレー式計算機を販売してもらえることになった。1957年。「14-A」と命名。48万5000円。輸入物は電動計算機で30万円台が中心。カシオはリレー式、必要スペースは机程度。 1959年、ルート計算ができる「14-B」。65万円。 ビジネス順調、4兄弟が昼間からゴルフに没頭していると、1964年、内田洋行に在庫の山。売れなくなった理由は、シャープがトランジスターを使ったコンパクトな電卓を出したため。キャノンも追従。 1965年、電卓「001」を発売。1966年、16桁計算、メモリー機能4つを備えた「164」を49万8000円で発売。 半導体を主流の米国製でなく自社生産で。しかし、それは諦め、設計だけして、日立とNEに開発・製造を依頼。両者は歩留まり率が悪く当初が大赤字だったがやがて高品質に。カシオは日本の半導体の創生にも関わったことになる。 電卓は1年ごとに半値に。1971年には3万8700円の「AS-8」発売。しかし、庶民でも帰る1万円以下を目指し、4桁計算機の開発を思いつく。実際には5桁にし、表示は6桁でも12桁まで計算でき、分けて表示する方式に。 カシオミニ、12800円、1972年発売。大ヒット。大卒初任給3万円。 1974年、時計製造に参入。1秒1秒の足し算であるという基本理論でうるう年なども自動調整するデジタル時計「カシオトロン」発売。その後のG-SHOCKの大ヒットにつながっていく。 G-SHOCKは日本で当初、あまり売れなかったが、頑強さを強調するためアメリカでアイスホッケーの選手にパックみたいに打ってもらうCMを流す。それで大反響、アメリカで火がついて逆上陸した。 1995年、世界で初めての液晶画面付き一般向けデジカメ発売。それまでは100万円ほどする業務用デジカメにしか液晶画面はついていなかった。 1980年、楽器「カシオトーン」発売。 携帯電話も開発、製造。au向け。一時、auではシェアトップに。開発に1台100億円かかるが、営業経費がかからないのでもうかる。しかし、やがて劣勢になり、撤退。

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2017/07/21

「答え一発カシオミニ」「デジタルはカシオ」カシオ60年の歴史はウルトラ六兄弟ならぬ電卓四兄弟のチームワークの歴史でした。それぞれ違う個性と才能がハーモニーを奏でながらまっすぐに坂道を駆け上がって行く。誰一人が欠けたとしてもなし得ない新しい世界を創り上げて行く。「昨日の俺はバカだっ...

「答え一発カシオミニ」「デジタルはカシオ」カシオ60年の歴史はウルトラ六兄弟ならぬ電卓四兄弟のチームワークの歴史でした。それぞれ違う個性と才能がハーモニーを奏でながらまっすぐに坂道を駆け上がって行く。誰一人が欠けたとしてもなし得ない新しい世界を創り上げて行く。「昨日の俺はバカだった」謙虚さと愚直さ、しつこさとこだわりをつくづく美しいと思いました。眩しく感じました。「坂の上の雲」的な向日性は明治だけじゃなく昭和にも。なにしろ少子化が進む日本の今にとっては四兄弟の物語は相当にファンタジーでした。

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2017/07/06

貧乏な家族が一致団結してモノ作りの世界に進出していく.色々困難なこともあったであろうが,みんなで乗り越えていくところが,さらっと書かれている.

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2017/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

優れた技術を持っていても、決して慢心してはいけない。事業の将来性や事業環境の変化には、常に神経をとがらせる必要があることを教えてくれる本。

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2017/03/22

力を合わせ、町工場を世界的企業に育て上げた樫尾家の四兄弟。三人の兄と歩んだ道のりを、四男の樫尾幸雄氏が振り返る。

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