シンギュラリティ の商品レビュー
チーム2045『シンギュラリティ』は新日鉄住金ソリューションズのメンバーがプロジェクト型小説として執筆した推理小説。シンギュラリティそのものに触れる場面はともかく、IT SIの現場と、それだけでもお互いが疑心暗鬼になるところに、ゲートキーパーなる闇の組織が絡んでくるのだから背景は...
チーム2045『シンギュラリティ』は新日鉄住金ソリューションズのメンバーがプロジェクト型小説として執筆した推理小説。シンギュラリティそのものに触れる場面はともかく、IT SIの現場と、それだけでもお互いが疑心暗鬼になるところに、ゲートキーパーなる闇の組織が絡んでくるのだから背景はややこしい。 と、小説としての所感を述べてしまうところが、意外(といったら失礼だが)に本書の出来具合を表している。いわゆる小説としての技量というか読ませる何かは未熟ではあるが、ストーリーだては並みの小説よりもよくできている。 これは、SIの現場あるあるとしての共感があるからなのか読み物としてよくできているのか、それは自分自身が切り離せないからきっと両方なんだろうとは思うが、後半に向かっての盛り上がりはやはりなかなかだ。 ITの現場らしく、セキュリティ事案なども入れてくるあたりは臨場感がある。夏美の「きもっ」というあたりを効果的にかましてくるあたりは、もともと単なるSI会社のメンバーというよりも物書きの素養がやっぱりある人の集まりなんだろう。 一方で、ヒトの機微や恋愛シーンはやはりすこし硬さがあるというか表面的に終始している。まあこれができればもうSIerである必要はなくなるわけだが。
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”プロジェクト型小説”という新しい取組。複数の有志が集まって企画から、ストーリーライン構想・執筆・校正の一連の流れをプロジェクトのように分担して期限を決めて小説を書くという新しい取り組みの本。 続きはこちら https://flying-bookjunkie.blogspot....
”プロジェクト型小説”という新しい取組。複数の有志が集まって企画から、ストーリーライン構想・執筆・校正の一連の流れをプロジェクトのように分担して期限を決めて小説を書くという新しい取り組みの本。 続きはこちら https://flying-bookjunkie.blogspot.jp/2018/02/2045-3.html
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新日鉄住金ソリューションズの若手有志によるプロジェクト型小説。 1人の作家が書いた小説となんら遜色ない完成度だった。 一応ラノベにカテゴライズされるとのことだし、さくさくと読めた。 設定は厨二心溢れる感じ。 ITとかはそんな詳しくないけど、納期にばかり縛られるのではなく、使用者...
新日鉄住金ソリューションズの若手有志によるプロジェクト型小説。 1人の作家が書いた小説となんら遜色ない完成度だった。 一応ラノベにカテゴライズされるとのことだし、さくさくと読めた。 設定は厨二心溢れる感じ。 ITとかはそんな詳しくないけど、納期にばかり縛られるのではなく、使用者の事を第一に考えてプロジェクトを進める点など、おしごとストーリーとしてもなかなか良かったと思う。 感想記事→http://utsuyama27.com/singularity/
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