旧グッゲンハイム邸物語 の商品レビュー
神戸市の西、塩屋と言う町の旧グッゲンハイム邸を維持管理する作者によるノンフィクション。 巻末に建築家や音楽家・僧侶の方との対談あり。「未来に生きる建築と、小さな町の豊かな暮らし」と言う副題がそのまま表している。
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神戸最西部ののどかな街・塩屋が「災害復興から取り残された街」から「市内屈指の文化発信拠点」として見直されていくまでの物語。あるいは、一人の人間が地元の美しさに気づき、深くコミットしていくまでの物語。 若者からすればすっかり古びたコピペ開発に憧れ続ける(憧れざるを得ない)年配の方々...
神戸最西部ののどかな街・塩屋が「災害復興から取り残された街」から「市内屈指の文化発信拠点」として見直されていくまでの物語。あるいは、一人の人間が地元の美しさに気づき、深くコミットしていくまでの物語。 若者からすればすっかり古びたコピペ開発に憧れ続ける(憧れざるを得ない)年配の方々を、地道に説得していた森本アリ氏。このご時世、そういった世代間格差を埋める活動が一番骨が折れるでしょう。私ら、多様多様と言いつつそのへんスルーしていませんか、と自戒。「他の街にも適用できるか」が念頭に置かれていたのも良かったです。
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