1,800円以上の注文で送料無料

1秒で見抜くヤバい麻雀心理術 の商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/01/19

本書は、人の「仕草」や「心理」からの読みに特化した、珍しい麻雀戦術本である。 例えば以下のようなものがある。 ・ホンイツ者が字牌を切るのに間があったら、まだテンパイではない ・手の内から暗槓をした(槓を控えてた)ならば、残りは良い形ではない ・ツモ切りの追っかけリーチをした時...

本書は、人の「仕草」や「心理」からの読みに特化した、珍しい麻雀戦術本である。 例えば以下のようなものがある。 ・ホンイツ者が字牌を切るのに間があったら、まだテンパイではない ・手の内から暗槓をした(槓を控えてた)ならば、残りは良い形ではない ・ツモ切りの追っかけリーチをした時は、その直前に切られた牌は安全 等。 その根底にあるのは要するに、 「迷ったりためらったりしていたら、ノーテンもしくは悪形」 ということらしい。 なるほど、それはそうかもしれない。 良形だったりテンパってたりしているなら、迷わずサクサク切るはずだからである。 ただ、ではこの本がどれくらい実践的かというと…。 下手の横好きの意見としては、残念ながら、さほど役には立たないだろう。 まず麻雀には、必ず例外や裏目が存在する。 これらの理論も完璧ではない。というよりかなり脆い。 こんなか細い読みに頼るくらいなら、潔くベタ降りして、押し引きをはっきりさせたほうがずっと安定するはずである。 そして何より、対局中に周りに気を配る余裕なんてあるわけがない(笑)。 自分の手牌でいっぱいいっぱいなのに、他人の仕草をどうやって察知しろというのか。 リーチがかかってようやく卓を見るレベルの自分には、到底ムリな話である。 こういったことは、上級者にお任せすればいいのです…。 ではあるが、純粋に読み物として見れば、なかなか面白い一冊だった。 「人の仕草」にスポットを当てているのはやはり珍しく、充分楽しませてくれた。 麻雀好きなら、いい話のネタになるだろう。 変わった本を読みたい人にオススメ。

Posted byブクログ