「自動運転」革命 の商品レビュー

小木津武樹(著者)

2020/03/23

どのような自動運転の技術、社会の発展方法ががあるか、を幅広く取り扱っていて、全体像を掴むのに適した内容だと思います。現状の延長線上にある形のシステムで自動運転を導入していく方法と自動運転を前提とした街の構造やシステムに作り替えてしまう方法の二つがあるとのこと。後者についてより深掘りできる導入があるとさらに良いかと思われる。

2019/02/09

Google 同様、自動運転レベル3 はまったく無益で意味がないという立場に立ち、自動運転がもたらす革新的な未来予想図を示すことで、自動車業界はもとより全産業に対して対応を促す。

「レベル5(本文中ではレベル4)が実現されたら社会はどうなるか」を想像力豊かに展開する本文は面白くて一気読みだったが、しかし、著者は若干楽観的に過ぎるか。オートマ車ですら発売から普及に四半世紀を要したことを考えると、レベル5自動運転車の普及はもう少しゆるやかな気がする。

2018/07/15

結構言いたいことをズバズバと書いてある。しかし、冒頭では自動運転なんて世界は来ない調だったのに、まとめでは2030年以降ではあるが、その世界が来ているとのお話になっている。ちょっと首を傾げてしまう。

答えは時間が解決してくれるのだろう。

2018/02/21

通信業界にいる技術者として、自動運転には非常に注目しています。
本書は私の地元・群馬大学にいる先生が書かれた本でしたので手にとって見ました。

技術の話と情勢の話がバランスよく書かれていて、今の自動運転を知ることができました。

また、自動運転がもたらす"未来の生活"を疑似体験することもでき、ますます自動運転の実現に向けて私も頑張ろうという気にさせられました＾＾

2017/09/23

『実は自動運転という言葉の定義は非常に不明瞭で、語る人間の立場やビジョンの違いでかなり定義が異なるにもかかわらず、使用する人が非常に多い。

ロボット、考える、ドライバーレスも同様であり、読者を混乱させてしまうであろう。そこで、ここでは「完全自動運転車」を用いたい。完全自動運転車の定義を、「目的地と到着時刻を条件として、動作の開始を指示するだけで、目的地まで人の操作を必要とせずに車輪を回転させて進むもの」として話を進めたい。』

定義含め、歴史からの現状と課題と将来展望が網羅的で分かりやすい。
究極的には移動の必然性が解消されれば、車なんて必要ないんだよな。
アプローチとして、「事」のバーチャル化が進めば、あとは「物」の流れが課題なのであって、「届ける」か「必要という感情を抑制」してしまえれば解決する。
「物」の情報的価値は既に電子化が進んでいるので、残るは衣食住に関わるものであり、差別化したい感情、満足感をより高めたいという欲望さえ抑制してしまえれば物流も最小化できる。
その先に省エネな持続可能な社会が実現するなら、人間の欲望をいかに制御するのか、というアプローチが社会的に一番重要なのではないか？
なんてことを考えたけど、辞めとこう。『インフェルノ』を観た後なので、ろくな結論に辿り着かない。

2017/05/18

200年ぶりの交通革命、夢の完全自動運転車、
DNA、ソフトバンクのペッパー、

2020年がターニングポイント、自動運転の普及と手動運転の衰退、手動運転でまた事故、と言うニュースが流される、
注目される中国、シンガポール、