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「ポスト真実」時代のネットニュースの読み方 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2022/08/06

ニュースを正しく読むためのノウハウ本。 民主主義は数の原理だと思っていた。しかし、民主主義は多様な意見、思想を持った市民が共生すること、メディアは多様な意見を紹介し、議論の場を提供するものということをこの本を読んで知った。なので、私たちは民主主義のために1つの偏ったニュースを取り...

ニュースを正しく読むためのノウハウ本。 民主主義は数の原理だと思っていた。しかし、民主主義は多様な意見、思想を持った市民が共生すること、メディアは多様な意見を紹介し、議論の場を提供するものということをこの本を読んで知った。なので、私たちは民主主義のために1つの偏ったニュースを取り入れるのではなく、多様な意見を取り入れなければならないな~と思った。それにはキュレーションメディアは不向き。娯楽にはいいかもしれないけれど。 メディアそれぞれの強み、弱み、お金の出所等を理解し、使い分けをする力、読み解く力をつけていく必要がある。 1つの記事の中で事実、推測、意見を分けて考える。信頼するのは事実だけ。

Posted byブクログ

2021/12/04

もと新聞記者から見たニュースの見方である。卒論としては使えないが、メディアリテラシーの学校での実践のしりょうとしては使えるであろう。  参考文献がほとんど書籍であり、研究論文の参考文献が掲載されていないので、卒論として使うときには困るであろう。  しかし、事例が豊富であり、ジャー...

もと新聞記者から見たニュースの見方である。卒論としては使えないが、メディアリテラシーの学校での実践のしりょうとしては使えるであろう。  参考文献がほとんど書籍であり、研究論文の参考文献が掲載されていないので、卒論として使うときには困るであろう。  しかし、事例が豊富であり、ジャーナリズム側からの見方を知るにはいい例である。

Posted byブクログ

2020/06/07

2020年6月読了。かつての新聞は、今でいう週刊誌的な「モザイク的」面白さがあり、アナーキーさがあった。かつては警察署の記者クラブでは賭け麻雀なんかもやっていた…。それを考えると、今般の自粛期間中のテンピン賭け麻雀問題は、まだまだ古き良き時代の面影が残っていたのだと思うとほのぼの...

2020年6月読了。かつての新聞は、今でいう週刊誌的な「モザイク的」面白さがあり、アナーキーさがあった。かつては警察署の記者クラブでは賭け麻雀なんかもやっていた…。それを考えると、今般の自粛期間中のテンピン賭け麻雀問題は、まだまだ古き良き時代の面影が残っていたのだと思うとほのぼのする。だがこんなことを言うと、「古き良きなんて嘘だ」とか「高度経済産業時代は悪だ」なんていう"おりこうさんな意見"が飛んでくるのだろう(30代の自分もそう思う)。コンプライアンスも厳しくなり、新聞はおとなしくなった。社論のブレや矛盾を生まないために主義主張も一貫した記事ばかりとなてしまい、言論の多様性も無くなってしまった。それを補ってくれるのがネットであり、有ること無いこと何でも書いてあって、面白い。しかし最近、「ポスト真実」の問題が一挙に噴出し、著者が3年前に「近い未来」と想定していたネットに対する規制が、2020年にはすでに手が付けられることとなった。「ポスト真実」の時代は、本書からすでに次のステップに入りつつある。今の立ち位置を知るには本書が適する。

Posted byブクログ

2018/10/13

双方向のネット時代、ジャーナリズムにおいては受け手側にも責任とスキルが求められるようになった。様々なメディアを生態系ととらえ、各ビジネスモデルを意識して、複数の情報源にあたれ。 ピンポイントでセンセーショナルにではなく、時間的・メディア的に幅広く評価し、過去から今・未来を語る。...

双方向のネット時代、ジャーナリズムにおいては受け手側にも責任とスキルが求められるようになった。様々なメディアを生態系ととらえ、各ビジネスモデルを意識して、複数の情報源にあたれ。 ピンポイントでセンセーショナルにではなく、時間的・メディア的に幅広く評価し、過去から今・未来を語る。ニュースに求めるものが、真実や情報ではなく娯楽というケースもあるという指摘に納得。

Posted byブクログ

2017/07/10

・これはちゃんと「フェイクニュース」を「フェイクニュース」と呼んでいる系の本  ・Pewの、米国人が接するニュースの4割以上はFacebook経由、という話題は引用して紹介していくか@授業 ・3章はまあ、せやな、って感じの内容ではある  ・そりゃこういう本を読む人には響くだろう...

・これはちゃんと「フェイクニュース」を「フェイクニュース」と呼んでいる系の本  ・Pewの、米国人が接するニュースの4割以上はFacebook経由、という話題は引用して紹介していくか@授業 ・3章はまあ、せやな、って感じの内容ではある  ・そりゃこういう本を読む人には響くだろうが、まさに「紙」にしかなってないこの本を手に取らない大半の人には届かねえやな ・5章・・・元は胡散臭く行儀の悪いメディアであった新聞が行儀のいいメディアになっていったことと対比しつつ、ネットニュースも健全化していく方向に進むだろうとの見立て  ・そうきれいに行くかねえ・・・すでに規制とか大いにあるはずのSPAMが現在の惨状であるし、確実に違法であるはずのフィッシングとかも消えないわけでなあ・・・

Posted byブクログ

2017/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

情報が双方向に流れる時代を迎え、気軽にSNSを利用している方々に、お勧めです。SNSやブログは伝言ゲーム的。まさにその通り。 私自身は、職業柄、「裏を取る」なんてことは当たり前ですし、何重にも編集・校正チェックを経て世に出てくる情報とそうでない情報の違いは重々承知しているつもりです。 けれども、プライベートでお付き合いのある知人・友人のSNSや「ネットで読んだ」などという話には、「おいおい、大丈夫か?」と思うことが山ほどあります。 情報を利用する者たち全員で、情報リテラシーを向上させないと、いつまでもネット犯罪は減らないと思います。 新聞記者としてのご経歴から、なかなか読者側には分からない書き手側の事情をご紹介してくださり、今後、新聞を読む際の参考になる部分が多々ありました。 「自分の頭で考える」 同感です。

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2017/04/29

‪新聞やテレビを超えて最大のニュース接触点になりつつあるインターネット。読者はそれにどう向き合えばいいのか?新聞記者の経験から丁寧に書かれていて非常に勉強になった。メディアリテラシーが生きる力に直結する時代が来ている。やはり最後は「自分の頭で考える」という基本が大切なのだと感じた...

‪新聞やテレビを超えて最大のニュース接触点になりつつあるインターネット。読者はそれにどう向き合えばいいのか?新聞記者の経験から丁寧に書かれていて非常に勉強になった。メディアリテラシーが生きる力に直結する時代が来ている。やはり最後は「自分の頭で考える」という基本が大切なのだと感じた。‬

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