ブコウスキーの酔いどれ紀行 の商品レビュー
飾らない(素直すぎる?)文章で、思ったことを正確に伝える、それが作家の仕事だなー、と改めて作家にリスペクト。この人の他の作品は読んだことなかったけど、この人を好きになる、身近に感じる、酒臭い息を、カサカサした手のひらを。こんなメチャクチャな旅行、してみたい。 90
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旅行記。酒を飲みすぎている。飲みすぎているが、世界を見る視点は醒めていて、人間の本質的な弱さをあぶり出すような文章が随所にある。小説ではわからないブコウスキーの優しさ、人間味のあるキャラクターが伝わってくるのも本書の魅力。元気をもらえた。
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なんでこんなスレスレのおっさんが かっこよく思えるのか… 「人に自分の恥部を見せると言う点においては、娼婦も小説家も同じようなもん」て言う発言が頭に残ってる(うろ覚え)
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書店で見かけて衝動買い。なんとなくタイトルに見覚えがあるような気はしていたのだが、家に帰ると案の定、河出書房刊の単行本で持っていた。ポップな表紙が見慣れなかったので(さすがに並んで置いてあった『パルプ』の方は持っている自覚があったが)買ってしまったのだが、よく考えたら、今頃になっ...
書店で見かけて衝動買い。なんとなくタイトルに見覚えがあるような気はしていたのだが、家に帰ると案の定、河出書房刊の単行本で持っていた。ポップな表紙が見慣れなかったので(さすがに並んで置いてあった『パルプ』の方は持っている自覚があったが)買ってしまったのだが、よく考えたら、今頃になってブコウフスキーの新訳が出るわけがない。最近は、Kindleで本を買うことが多くなったので、同じ本を二冊買うということはなかったのだが、久しぶりにやってしまった。 内容は、随所に光る著述があるものの、小説と比べるとやや劣るか。『町でいちばんの一美女』や『ポストオフィス』はほっといても何度となく読み返すが、この本はこういう機会でもないと読み返さないので、そう言う意味ではまあ良かった。
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