人工知能の核心 の商品レビュー
天才棋士が、人工知能研究者との対話などを通じて、人工知能とは、ひいては知性とは何かを探究する。 将棋も人工知能も詳しくないが、それでも非常に分かりやすく、人工知能のイメージがわいた。 正直、読む前は、人工知能のことを知るなら人工知能の専門家か、少なくとも記者やライターが取材して書...
天才棋士が、人工知能研究者との対話などを通じて、人工知能とは、ひいては知性とは何かを探究する。 将棋も人工知能も詳しくないが、それでも非常に分かりやすく、人工知能のイメージがわいた。 正直、読む前は、人工知能のことを知るなら人工知能の専門家か、少なくとも記者やライターが取材して書いた本がよいのでは?と思っていたが、実際に読んでみると、天才棋士とAIという組み合わせがとてもよかった。というか羽生さんの探究心がすごい。
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時間の概念は、人工知能にはない。 あの匂いを嗅いで思い出すエピソードとか、音楽の一部フレーズを聞いた時に思うこと、五感の要素も人工知能にはない。 人間にあるものは、そのさまざまな五感で感じ、結びついた記憶と時間の蓄積。 人工知能が優れたいることは、記録である。場所日付を正確に「...
時間の概念は、人工知能にはない。 あの匂いを嗅いで思い出すエピソードとか、音楽の一部フレーズを聞いた時に思うこと、五感の要素も人工知能にはない。 人間にあるものは、そのさまざまな五感で感じ、結びついた記憶と時間の蓄積。 人工知能が優れたいることは、記録である。場所日付を正確に「記録」することができる。 美意識を人工知能がもつ日がくるのも、時間の問題なのかもしれない。 これから失われるもの、変化していくものを見極めて生きたい
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羽生善治さんのわかりやすい語り口で人工知能という最先端の問題について触れることができた。自分の生活にも直結してくるであろう人工知能をどう使うべきなのか、今後考えていくきっかけになった。
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将棋の羽生さんが人工知能の本を書いてる、という興味から本書を手にとった。4年前の本なので、内容には古いところがあるかもしれないけれど、IT知識なしの自分には人工知能とはなんぞやがわかりやすい文章でよどみなく書かれていた。
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なかなか興味深い本だった。 羽生先生の文章も分かりやすく、 良く取材されていた。 やっぱり専門分野以外の分野に対しても このようにきっちりと調べて 文章を書けることこそが 知性なのだと感じた。 私の羽生先生のような知性を 身に付けたいと本気で感じた。 もっと、もっと、もっと、 読...
なかなか興味深い本だった。 羽生先生の文章も分かりやすく、 良く取材されていた。 やっぱり専門分野以外の分野に対しても このようにきっちりと調べて 文章を書けることこそが 知性なのだと感じた。 私の羽生先生のような知性を 身に付けたいと本気で感じた。 もっと、もっと、もっと、 読書に励み、勉学に励まないといけない。 そして、もっと、もっと、もっと、 見識を広め、さらに深めなくてはいけない。
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人工知能の技術はどんどん上がっているんだね、これからの人類は、人工知能によって新たな新世界へ導かれるようになるのだろうか。将棋の世界では、人間が人工知能により新たな打ち方を学ぶようになる。医療の世界も進化していき、手術を受ける時に、人間の医者と、ロボットの医者のどちらに施術して欲...
人工知能の技術はどんどん上がっているんだね、これからの人類は、人工知能によって新たな新世界へ導かれるようになるのだろうか。将棋の世界では、人間が人工知能により新たな打ち方を学ぶようになる。医療の世界も進化していき、手術を受ける時に、人間の医者と、ロボットの医者のどちらに施術して欲しいですかという問いかけが本当に現実になる日がくるのかな。
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松尾豊さんの「人工知能は人間を超えるか」を読んだがついていけず、人工知能の入門書を探していてたどり着いた本。 こちらは羽生さんのことばでとても分かりやすく書かれている。読みやすかった。 しかし、まだまだ分かったとは言えない。 さらに本を探して読む必要がある。
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本書で描かれる「棋士 羽生善治の脳を通して認識された人工知能の姿」を通じて、彼自身の人間としての強さや知能の高さを感じました。羽生さんとDeepMindデミス・ハサビスの対談の様子は一読の価値あり。素人のみならず機械学習に携わる人にも何かしらの知見を与えてくれる一冊だと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
■AIと人間の差は恐怖心と美意識 ディープラーニングには「誤差逆伝播法」という、明らかに間違っているものを間引く(=情報を捨てる)技術が活用されており、膨大なデータに対して計算を省力化することが出来る。 これは人間の"直感"に近い分析を可能にするが、AIの出す答えは必ずしも人間が心地よいと感じるものとはならないことがある。将棋に特化したAIは、将棋界の人が美しいと感じるような打ち手とは違う手を打つことがある。AIは人間と異なり恐怖心を持たないためそのような打ち手を打てるが、美意識のある人間にとってはそれが違和感となる。
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羽生氏の書籍は「決断力」以来かもしれない。本書は、AI(人工知能)の内容だが棋士として元々の視座や考察を踏まえた人工知能へのアプローチは、とても分かりやすく述べられているため、読みやすかった。他の人工知能関連も読み合わせて参考にしたい。
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