下衆の極み の商品レビュー
2016年ですでに本が売れないという話が出ていたが、現在の週刊誌廃刊がこの頃に始まっていたのか!と驚き。林真理子はいつも美味しいものを食べているイメージ。読んでいてお腹が空く。
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※このレビューにはネタバレを含みます
旬な時期を過ぎてから、ふと目にして読んでみた。 思ったこと、感じたこと、言いたいことを活字として伝える=エッセイ。 ある意味でエッセイってすごいね。 説明 内容紹介 「どうしたらセンテンス・スプリングに書かれずにすみますか?」 「センテンス・スプリングの執筆者になることですね」 「週刊新潮」の山口瞳氏の記録を抜き、「週刊文春」の強力連載陣の先頭を切って、いよいよ33年目。小説連載の期間を除くと、30冊目のエッセイとなる本書だが、おごらず、ブレず、空気読まず、言いたいことを言い続ける強さ、柔らかさは、ますます磨きがかかっている。 「朝、ハンドバッグを開けたら、中からサツマ揚げが出てきた」話から始まり、トランプ、ゲス不倫、母の介護まで、激動の社会を揺るがぬ視点で見つめる。 番外編として、漫画家・柴門ふみとの対談『「不倫」はやっぱり文化だ!』も収録。 内容(「BOOK」データベースより) 2018年の大河ドラマ「西郷どん」の原作者として、作家活動も新境地に。トランプ、ゲス不倫、母の介護まど、大騒ぎの世の中を揺るがぬ視点で見つめる。相変わらず“持ってる”女・ハヤシさん、今日も時代の最先端を爆走中! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 林/真理子 1954年山梨生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞。現代小説、歴史小説、エッセイと、常に鋭い批評性を持った幅広い作風で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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林真理子氏のエッセイ 盛り沢山。 凄い人達との繋がりも ファーストクラスの旅行も、何故か憧れ的でなく、普通に読めるのは、自分の失敗談なども取り入れて、書かれているからかもしれない。 肩ひじ張ったようでなく、普通一般者でも、そこの料理は、高級!と、思える食事処は、値段が高い!と、...
林真理子氏のエッセイ 盛り沢山。 凄い人達との繋がりも ファーストクラスの旅行も、何故か憧れ的でなく、普通に読めるのは、自分の失敗談なども取り入れて、書かれているからかもしれない。 肩ひじ張ったようでなく、普通一般者でも、そこの料理は、高級!と、思える食事処は、値段が高い!と、同じ目線で、言ってくれる。 言いたい放題のようでも、ムカッとするところは、容赦なしで、ピシッと、言い放つ所が、スカッとするのであろう。 アッと言う間に読み終えてしまった。
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相変わらずの真理子節。強気で上から目線で高圧的で(笑)。 『サーターアンダギー~』のコラムで『軽自動車を出して~』というのが真理子らしい。普通に『クルマ』って書けばいいのにね。 ま、そういう本音が憎めないとこなんだけど、身近にいたら、キライなタイプだうーなー(笑)
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すらすら読める、興味深い旬な題材多し。切り口、目線が林さんならではで、一気読み。なんだろ、後味スッキリする本ですよ。
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林真理子と壇蜜の本『男と女の理不尽な愉しみ』 を読んで興味が湧いて林真理子の本を読んでみた。 まあ週刊誌のコラム集だけあって 読みやすいし面白い。 俗っぽい話だけどね。 番外編の柴門ふみとの対談は なにかで読んだなあ P263の柴門ふみの話は興味深かった。 「なぜ奥さんが不倫に...
林真理子と壇蜜の本『男と女の理不尽な愉しみ』 を読んで興味が湧いて林真理子の本を読んでみた。 まあ週刊誌のコラム集だけあって 読みやすいし面白い。 俗っぽい話だけどね。 番外編の柴門ふみとの対談は なにかで読んだなあ P263の柴門ふみの話は興味深かった。 「なぜ奥さんが不倫に対して怒るかというと、 夫は百パーセントの愛情と金と時間を 私に分け与えるべきなのに、 よその女にそれを使ったからなんだって」 「ある男性は浮気がバレて、 妻に半年の間毎晩 『あの女と何回、どんな体位でやったの?』 と責められ続けた」 「妻からすれば、それは自分がもらって 当然の権利だったから」 「女の不倫は欲、男の不倫は見栄。 男は自分がまだモテることを 確認したくて浮気する」 --------------------- また林が 「奥さんたちは不倫のドラマに 胸をときめかせてるのに 他人がすると怒るわけ?」 という問いかけへの 柴門の返答がふるってる。 「不倫をしてない奥さんはおこるんじゃない?」 AI研究の黒川伊保子流に言えば 女性脳は共感することで 他人の話を疑似体験し、 我が事として取り入れる。 他人事が我が事になってしまうのかも --------- そして 「『昼顔』をうっとり眺めたり 疑似体験している自分はいいけど、 実際にやってる他人には 腹が立つということですか?」 という林への返答も冴えてる。 「週刊誌の不倫騒動を見ると、 奥さんはまず妻に感情移入しちゃって いつの間にか不倫してる男が自分の ダンナとかぶってきちゃう」 ----------------- P265 柴門「週刊誌を見て『不倫、許せん』 と怒っている主婦でも、いざ自分が そういう関係になったら、 不倫をすごく楽しむ気がします」 林「楽しいと思うよ。 やっぱりおしゃれもするし、 表情も生き生きしてくるし」 で結論 P265 「妄想しているぶんには楽しいけど、 不倫は結局、傷つくんですよ」 P266 「不倫は小説や漫画や映画で楽しむのがいい」
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林真理子さんのエッセイは面白い。芸能人の話、食の話、テレビドラマの話、観劇の話などなど。 一般人の我々には会う機会もない人々と会い、行く機会も無いであろう高級な店で飲食する。そんな話も林真理子さんはその庶民的な文章感を発揮して、まるで友人から話を聞いているような気にさせてくれる...
林真理子さんのエッセイは面白い。芸能人の話、食の話、テレビドラマの話、観劇の話などなど。 一般人の我々には会う機会もない人々と会い、行く機会も無いであろう高級な店で飲食する。そんな話も林真理子さんはその庶民的な文章感を発揮して、まるで友人から話を聞いているような気にさせてくれる。 「孫の心」で“女性関係は一代またぐとOK”と書かれていて妙に納得。自分の親、または自分の子供が浮気や不倫等していたら本気で困るが、これが祖父母、孫の話だったら「しょうがないなぁ」程度かも。
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何かとお騒がせの「センテンススプリング」に連載されたエッセイ。 そのタイトルからもわかるように、センテンススプリングで世間を賑わしたことに関するエッセイが多数。 面白いかと言われれば面白いけれど… センテンススプリングありきのところが、いまいち好きにはなれず… 林氏曰く、”センテ...
何かとお騒がせの「センテンススプリング」に連載されたエッセイ。 そのタイトルからもわかるように、センテンススプリングで世間を賑わしたことに関するエッセイが多数。 面白いかと言われれば面白いけれど… センテンススプリングありきのところが、いまいち好きにはなれず… 林氏曰く、”センテンススプリングに狙われない方法はセンテンススプリングに連載を持っていること” 納得!!
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あの、『センテンス・スプリング』に連載されているエッセーだけあって 文春ネタが続々登場。。。 ゲス不倫から始まり、ついには歌舞伎役者と芸妓さんの遊びまでが 『絶対許さない!!』的な雰囲気が漂う中で 不倫はそこまで悪いのか? 謝るのは配偶者にだけでいんじゃね?!、、、と 常々思って...
あの、『センテンス・スプリング』に連載されているエッセーだけあって 文春ネタが続々登場。。。 ゲス不倫から始まり、ついには歌舞伎役者と芸妓さんの遊びまでが 『絶対許さない!!』的な雰囲気が漂う中で 不倫はそこまで悪いのか? 謝るのは配偶者にだけでいんじゃね?!、、、と 常々思っていたワタシは 同じように感じている人が他にもいたことに 深く安堵を覚えたのでした。 そうなのよ~! 本音はやっぱりそうよね~・・・と なかなか感じたことを率直に口に出せない日々の 憂さ晴らしができる一冊です。
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タイトルからもわかるように、ワイドショーネタ、時事ネタが多いエッセイ本で、改めて出来事を思い出しながら読みました。 林さんの意見は共感できることが多いけれど、やっぱり一般人とはちょっと感覚が違うな、と思うところもありますね(あと、たまに「考え方が古い」と思ったり)。 でも、不倫...
タイトルからもわかるように、ワイドショーネタ、時事ネタが多いエッセイ本で、改めて出来事を思い出しながら読みました。 林さんの意見は共感できることが多いけれど、やっぱり一般人とはちょっと感覚が違うな、と思うところもありますね(あと、たまに「考え方が古い」と思ったり)。 でも、不倫については大体同意かなー。どう考えても、今の世間の「不倫叩き」(の過熱ぶり)は異常だもの。 あんなの、本当に憤っていいのは実際に迷惑をかけられた人だけなのに。無責任で下衆な世の中になったものだと、げんなりするこの頃です。
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