ウソつきの国 の商品レビュー
「そうじゃないかな」と思っていたことが、見事に文章になっている本。 マスコミの影響力を、改めて感じる。中国人も、韓国人も、普通に草の根レベルで接すれば、いい人ばかりだろうというのも、その通りだろうなと思う。 そして、末尾の宮崎駿のエピソードを引用しつつ、「自分が考えることが真実」...
「そうじゃないかな」と思っていたことが、見事に文章になっている本。 マスコミの影響力を、改めて感じる。中国人も、韓国人も、普通に草の根レベルで接すれば、いい人ばかりだろうというのも、その通りだろうなと思う。 そして、末尾の宮崎駿のエピソードを引用しつつ、「自分が考えることが真実」という結論も、なんとなく納得。
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世界に蔓延するウソについて、一般人の感覚で考察する。 現代は、情報が様々なメディアで発信されており、情報の真偽の見極めが難しくなっているように思う。 某国の大統領が、ウソの報道について憤慨しているけれど、その当人もウソをつく。(自分はウソをついていないと主張するが)昔はウソも方便...
世界に蔓延するウソについて、一般人の感覚で考察する。 現代は、情報が様々なメディアで発信されており、情報の真偽の見極めが難しくなっているように思う。 某国の大統領が、ウソの報道について憤慨しているけれど、その当人もウソをつく。(自分はウソをついていないと主張するが)昔はウソも方便と言って大目に見ていたが、それを根拠に誰もが平気でウソをつくようになった。著者自身もウソを批判しながらも、例外ではなく、過去にウソをついたことがある事を認めている。 この本では、日頃、自分が気になっていた様々なウソの事例を取り上げていて面白く読めた。著者のウソ批判は、一般人としての良識に照らし合わせてのものだと思うので、多くの人(特に中高年)は納得するのではないかと思う。メディアの情報は鵜呑みにせず、果たして本当なのかウソなのか、常にそういう目で見ることが必要だろう。 因みに取り上げている事例は最近のテレビ報道等が多いので、10年も経つとこの事例は「何の話?」ということになりそうだ。この本の賞味期限は短いと思う。(読みたいならお早めに)
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ウソつきの国。勢古浩爾先生の著書。日本は政治家もウソつき、企業もウソつき、メディアもウソつき、個人もウソつき。ウソつきだらけのウソつきの国。確かに確かにと思いながら楽しく読めました。ウソつきのいない誠実な国であってほしいです。
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私の書評は概して長いものが多いけれども、今回だけは短くまとめましょう。 これは長い長い居酒屋のおっさんの「社会への悪口」である。決してウソを書いているとは思わないけれども、その場で聞き流すべき話だ。このおっさんは、一章の中で、いく十もの例を出しているけれども、ひとつもそれを掘り...
私の書評は概して長いものが多いけれども、今回だけは短くまとめましょう。 これは長い長い居酒屋のおっさんの「社会への悪口」である。決してウソを書いているとは思わないけれども、その場で聞き流すべき話だ。このおっさんは、一章の中で、いく十もの例を出しているけれども、ひとつもそれを掘り下げて語らない。誰がどういう背景で、何を語り、どういう反響があり、どういう問題点があるのか?特に、じゃどうすればいいのか、殆ど語らない。そして最後に言うのだ。「だから、日本はダメなのだ」もちろん私もそう思う。でも、こういうおっさんの愚痴話を聞いている暇は、私にはない。
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ミシマ社から出ているのでつい読んでしまった。新潮新書とか文春新書なら読まなかっただろう。 初めて読む著者だったが、ずいぶんたくさん本を出している人らしく、読んでみると、なるほど!その通り!と思う。 私たちは嘘に慣らされている。慣れすぎて、嘘をつかれたとわかったときは怒ったりガ...
ミシマ社から出ているのでつい読んでしまった。新潮新書とか文春新書なら読まなかっただろう。 初めて読む著者だったが、ずいぶんたくさん本を出している人らしく、読んでみると、なるほど!その通り!と思う。 私たちは嘘に慣らされている。慣れすぎて、嘘をつかれたとわかったときは怒ったりガッカリしたりするのだが、すぐ忘れてしまう。特に政治家なんて嘘ばかりついてるから、ちょっとした嘘だと、一瞬不快に思うくらいになってしまっている。 本書に出てくる「誤解を与えたとしたら申し訳ない」とか「私が責任を取る」と言うだけで責任をとったことにしてしまう、「これは個人の感想です」(だから、あなたの感想が違っていても責任は取りませんよ、という意味)など、あまりに日常的すぎて、「なんとなくやな感じ」程度で終わらせていることを反省。「写真はイメージです」っていうのもそう。 本当に、私たちはもっと怒るべきだし、著者のようにきちんと覚えて(覚えられないならメモでもして)おくべき。 頑固で記憶力が良く、人に流されず、信念を持ち、書いたものは独特で面白いのだが、そういう人いっぱいいるからなあ。昔中島義道の本が出ると必ず読んでいた時期があったが、そのうち厭になってしまった。繰り返しが多いのと、あまりに自説にこだわりすぎるのと、やさしさ(特に家族に対して)が感じられないのとが厭になった主な原因だったが、この人も似た感じがする。 それでも、政治家や企業のトップのいい加減な口から出まかせが思い出せて良かったし、引用している本も、今どきの本だけでなく『ジャン・クリストフ』や『エデンの東』もあって、「こういう古典的な本こそ、ちゃんと繰り返し読むべきだなあ。真実が書いてある。」と改めて思わせてくれたことには感謝したい。 個人的には人を騙そうとして計画的についた嘘より、とっさの保身でつく嘘の方が嫌いだ。その人物の薄っぺらさ、浅ましさがわかるから。そして恐ろしいのは、自分もそのような嘘をつく可能性が十分ありそうだということ。 そのことだけは忘れないようにしたい。
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ギョーザと書かれた店に入り、店員から「お食事ですか」と言われて面食らった。この店は食事以外に、魚とか野菜を売っているとでもいうのか。 図書館に行き本を返却すると、係のおばさんから「ご返却ですね」と言われた。今、入って来たというのに、どうやって本を借りるというのか。・・・・ のっけ...
ギョーザと書かれた店に入り、店員から「お食事ですか」と言われて面食らった。この店は食事以外に、魚とか野菜を売っているとでもいうのか。 図書館に行き本を返却すると、係のおばさんから「ご返却ですね」と言われた。今、入って来たというのに、どうやって本を借りるというのか。・・・・ のっけから笑い転げていた。勿論お笑いだけではない。終章では、嘘の裏返しである真実について、その本質というものを鋭く突いている。人いかに生きていくべきかを強烈に諭された。
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物事をすべて嘘としてとらえればそうなるのだろう。 人が嘘と真を判断する過程によりどちら側の人間になるかその判断基準が難しい。 嘘が本当になりまたその逆もあるという事が今の自分の真実ととらえている。
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