ひこばえに咲く の商品レビュー
ケンとフク。なんて魅力的な人たちなんだろう。 芸術のことはまったくわからないので、芸術に明るく、それについて議論できる人たちを羨ましく思った。 いつかりんごのなる季節の青森に行ってみたい。
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色恋部分はそぎ落としてもよかったかな。売れない絵を描き、生産性のない議論を続け、ボンボンであり続けたほうがいっそ潔かったと思う。
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太平洋戦争のさなか、厳しい弾圧を受けながらも己が信念を貫き体制に抗い続けた女性の生きざまには胸に迫るものがありました。第一野党にもなれず大きく支持率を下げている現在の体たらくを見たらさぞや嘆くことでしょう。絵描きさんにお薦めしたい一冊です
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2019.09.20~09.25 誰かに「芸術とは何か」と問われたときに、この本を薦めるだろう。でも、「愛とは何か」と問われたときに、薦めることは皆無。不倫、嫌いだもの。
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朴訥で無欲な画家、上羽研。 青森の小さな村に膨大な作品とともに埋もれていたその画家を見つけたのは、父から銀座のビルと審美眼を受け継いだ香魚子だった。自らの行く末を見定められずにいた香魚子は、研の絵に賭け、ギャラリーをオープンする…。 戦前、戦中の研やフク、号基の青春時代のエピソー...
朴訥で無欲な画家、上羽研。 青森の小さな村に膨大な作品とともに埋もれていたその画家を見つけたのは、父から銀座のビルと審美眼を受け継いだ香魚子だった。自らの行く末を見定められずにいた香魚子は、研の絵に賭け、ギャラリーをオープンする…。 戦前、戦中の研やフク、号基の青春時代のエピソードには惹かれるものがあって、これだけでもよかったのでは?と思った。 研やフクとの出会いを通して香魚子の成長、変化を描いたのだろうけれど、恋人とのあれこれが少し鬱陶しかった。
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