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一緒にいてもスマホ の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2022/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スマホによって、会話が阻害されている。というテーマで書かれている本。 会話は単に人との会話と言っても、自分自身で内省すること、家族や恋人という親密な関係での会話など、様々な場面になぞらえる。 そのなかで、いかにスマホがこれまでの会話スタイルを妨げていて、スマホと共存して会話力を育むためにどうすればいいのか、などが記載されている。 、、と、半分ほど読んだのだが、結局は 「あらゆる場面でスマホによる会話の機会が減っている。しかし会話は人とのつながり、察知能力など深い関係性を抱くために必要なものであるから、スマホを一旦置いて会話をしよう」 と、いうことを事例を列挙して語っているにすぎないと感じてしまった。 ので半分にて読了とする。

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2022/05/07

今やすっかりリモートでZOOMな時代。だが、この本を読むと地味に苦痛でもある「生/ライブ」あるいは「フェイス・トゥ・フェイス」の会話がいかに生産的かが見えてくる。私たちが生身の自分を晒して、恥をかいてでも対話を重ねるのは共感を得られる契機があるから、想像力を育むことができるからだ...

今やすっかりリモートでZOOMな時代。だが、この本を読むと地味に苦痛でもある「生/ライブ」あるいは「フェイス・トゥ・フェイス」の会話がいかに生産的かが見えてくる。私たちが生身の自分を晒して、恥をかいてでも対話を重ねるのは共感を得られる契機があるから、想像力を育むことができるからだと本書では説かれる(皮肉なことに、同じ能力は「孤独な時」にも培われる)。だが、著者はいたずらにプリミティブ/粗野な「スマホ断ち」を強いるのではなく現実的な処方箋を描こうとしている。ゆえに侮れない本である。著者の真摯さを好ましく思う

Posted byブクログ

2018/09/08

スマホに囚われてる日常、、、異常なのはわかってるけど、一体全体、何が起こっているんだろう…?という疑問に、"会話の欠如"という切り口で答えをだす一冊。 本著は、対面会話の欠如により失ったものについて警鐘を鳴らしつつ、それでも、会話は”取り戻せる”、まだ間に合...

スマホに囚われてる日常、、、異常なのはわかってるけど、一体全体、何が起こっているんだろう…?という疑問に、"会話の欠如"という切り口で答えをだす一冊。 本著は、対面会話の欠如により失ったものについて警鐘を鳴らしつつ、それでも、会話は”取り戻せる”、まだ間に合うと教えてくれます。 子どもも大人も対面会話が減り、暇さえあればスマホをチェック、メールやチャットをやりとりする、、、ありふれた光景ですが、これは”孤独”=内省、”友情”=共感、そして”社交”=指導という会話のもつ”三つの善”を断ち切る行為である、とコンピューターと心理学の関係を研究し続けてきた著者は指摘します。 スマホを手にし、会話を失ったことで、人間として本質的な事が変わってしまっているのです。 例えば孤独な時間、退屈することは敵ではなく、内面を見つめる自由な時間のはずなのに、オンラインにその”孤独の恩恵”を全て奪われている、といいます。 また、教師が直面している事実として、人の感情が想像できない子どもが多くいること、これはオンラインのコミュケーションでは、共感を学ぶことができないからだそうです。 さらに、幼い子どもたちは、自分ではなくスマホを見る親を見るたびに失望し信頼感と安心感を失っていく、など、様々なインタビューや研究の事例から、スマートフォンは行動ばかりか、人格まで変えるほど心理的影響力のあるデバイスであることを、本著の読者は認めざるをえないはずです。 ですが、著者の本旨は、この変質は不可逆ではないという点にあります。たった5日間のデバイスフリーキャンプで、子ども達は共感する能力を取り戻し始めるという研究結果もあるように、”ツールに頼らない”会話を意識的に取り戻すことで、多くの重要なことを経験することができると、著者は何度も主張しています。 静かな時間をつくる・会話のためのスペースをつくる、シングルタスクを実行してみる、難しい会話を避けないなど、本著の進める会話のある生活を、個人でも家族でも意識的に実践していきたい、と思いました。

Posted byブクログ

2018/03/07

スマホの一番の問題は、「簡単に慰められる」ことです。 その自分を慰めてくれる所謂「情報」達は、果たして、 自分達の生活に必要なんでしょうか。 私の場合、この本を以下のことを実行しました。 ①ニュースアプリの削除 →今まで起きたらニュースを見ていましたが、 よくよく考えたら、...

スマホの一番の問題は、「簡単に慰められる」ことです。 その自分を慰めてくれる所謂「情報」達は、果たして、 自分達の生活に必要なんでしょうか。 私の場合、この本を以下のことを実行しました。 ①ニュースアプリの削除 →今まで起きたらニュースを見ていましたが、 よくよく考えたら、「この時間って、本当に必要?無駄じゃん」と思い、 ニュース系アプリをすべて削除しました。 →一か月以上経ちますが、何も困りません。  情報に疎くなるのではと思うかもしれませんが、  電車にのったり、書店を歩いたりすれば、自然と今どうなっているのか、わかります。 ②スマホで情報は受信しない、発信する →ニュースを見ないと同じ論理ですが、情報を見るという行為をやめました。  やるのは、発信のみです。これだけでも、自分の本当に必要としている情報がわかります。 ③YOUTUBE、視聴系サイトも一切みない →個人的には、視聴系サイトほど、依存症を引き起こし、無駄なものはないと思います。 如何に、長くそのサイトを見てもらう(手の込んだ広告を大量に見さす)が主なので、 人間の認知を知り尽くした技術をつかって、ダイレクトマーケティングを行っています。 気づいたら、何か自然と買いたくなった、食べなくなったと感じた人は多いと思います。 視聴系も、基本は、発信のみ。見ることは、よっぽどのことがない限り、見ない。 この①~③でも、以前よく感じていた、 何か集中できないなという感じや、あれ、いつの間にこんな時間たっているとか、 慢性的な疲労感を感じなくなりました。 スマホは言ってみれば、砂糖だと思います。 チョコレートやケーキ、クッキーに使われ、大好きな人も多いですが、 容易に砂糖依存に陥って、 ① 日中に強い眠気を感じたり、集中力が落ちたと感じたり、急に不安に襲われたり、 ② 体重の増減が激しかったり、 ③ 体重が増えてきたと感じたり、以前と比べて痩せにくくなったり、 ④ 頭にもやがかかったような感じがして、集中できないことがあったり、 ⑤ 恒常的に疲れを感じてしまう、特に朝起きるのがつらい と感じるようになります。 スマホも、全く同じです。 容易に依存症になります。 ただ、現代でも、仕事でもマストで使うので、それを、放り投げることは、やはり難しい。。。

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2017/09/10

スマホが当たり前の時代になり便利になった。 なんでもすぐに調べる事ができ、自分の気持ちを整理して伝えれるようになった。 しかし、果たしてそれでいいのだろうか。 答えはすぐにわかるものばかりでなく、たくさん考えて考えて、それでも答えがわからないこともある。 自分が今感じてる事をその...

スマホが当たり前の時代になり便利になった。 なんでもすぐに調べる事ができ、自分の気持ちを整理して伝えれるようになった。 しかし、果たしてそれでいいのだろうか。 答えはすぐにわかるものばかりでなく、たくさん考えて考えて、それでも答えがわからないこともある。 自分が今感じてる事をそのまま伝える事が人と心を通わせることに繋がるのではないだろうか。 便利になる事が人を幸せにする事とは少し違う。 きちんとテクノロジーと向き合う必要がある。

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2017/07/24

もはや体の一部と化したスマホの弊害を解説するもの。F2Fではなく、スマホを介してのコミュニケーションについて、上司と部下、友人、夫婦や恋人、親子関係における事例が多数あるが、どれも小説的というか、科学的な根拠が示されているわけではないのが残念。なんとなく雰囲気はわかる。一人でいる...

もはや体の一部と化したスマホの弊害を解説するもの。F2Fではなく、スマホを介してのコミュニケーションについて、上司と部下、友人、夫婦や恋人、親子関係における事例が多数あるが、どれも小説的というか、科学的な根拠が示されているわけではないのが残念。なんとなく雰囲気はわかる。一人でいることを「課題」や「困難」と捉えるのはやめて、空想したり自省したりする貴重な機会と考えれば良いし、子供や友人といる時間をレンズ越しに眺めるのはやめて直接会話を楽しむようにしたい。

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2017/05/17

スマホの普及で面と向かった会話が減っていることに警鐘を鳴らす書。大学、職場などの事例をこれでもかと挙げ、とにかく会話を取り戻そうというのが主旨。事例集が多すぎて疲れてくる。もっとポイントを絞って要約してほしいとも思うが、これこそ共感力が低下している証拠だろうか。

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2017/05/14

日本語タイトルが秀逸。 スマホがもたらす弊害を多くの事例をあげて警鐘するが、その事例がホニャララメソッド的というか、あるあるネタ的というか、おもしろいはおもしろいの、ハーバードの講義ノートの話とか。ただ、あまり危機せまるものに感じられなくて。もしやその感覚でスルーしちゃう自体がオ...

日本語タイトルが秀逸。 スマホがもたらす弊害を多くの事例をあげて警鐘するが、その事例がホニャララメソッド的というか、あるあるネタ的というか、おもしろいはおもしろいの、ハーバードの講義ノートの話とか。ただ、あまり危機せまるものに感じられなくて。もしやその感覚でスルーしちゃう自体がオワッテルんですか……ね? 章立てがおしゃれ。個人的にはひとつめの椅子、<孤独>の章が最も怖かった。キーワード:共感<感覚>

Posted byブクログ

2017/04/27

実証的な研究を示したものではなく、事例を参考にして自説を述べていくという社会学的な内容であった。MOOCについての評価がいい。

Posted byブクログ