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挑発する写真史 の商品レビュー

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2018/04/16

第1講 モダニズム写真の源流―ウジェーヌ・アジェ、ベレニス・アボット、ウォーカー・エヴァンス 第2講 芸術写真か、写真芸術か―アルフレッド・スティーグリッツ、荒木経惟、一九七〇年代の自主ギャラリーの作家たち 第3講 スナップショットの輪廻転生―アンリ・カルティエ=ブレッソン、森山...

第1講 モダニズム写真の源流―ウジェーヌ・アジェ、ベレニス・アボット、ウォーカー・エヴァンス 第2講 芸術写真か、写真芸術か―アルフレッド・スティーグリッツ、荒木経惟、一九七〇年代の自主ギャラリーの作家たち 第3講 スナップショットの輪廻転生―アンリ・カルティエ=ブレッソン、森山大道、牛腸茂雄 第4講 リアリズムとは何か―安井仲治、土門拳、ダイアン・アーバス 第5講 アメリカン・ドキュメンタリーと日本―ロバート・フランク、鈴木清、春日昌昭 第6講 ニューヨーク近代美術館の“ドキュメンタリー”―リー・フリードランダー、ミラーズ・アンド・ウィンドウズ、ゲイリー・ウィノグランド 第7講 商業写真と作家主義―アーヴィング・ペン、リチャード・アヴェドン、篠山紀信 第8講 写真はすべて平面である―桑原甲子雄、中平卓馬、ルイス・ボルツ、渡辺兼人 第9講 現代美術の中の凶暴な写真―ベッヒャー夫妻、深瀬昌久、ウィリアム・エグルストン 最終講 虫喰いの写真史から立ち上がる「新しい写真」

Posted byブクログ

2017/05/14

写真史を語ることは、地図を作り、その人がどの位置に立っているかを確認することだ。しかし自分の立ち位置は常に揺れる。誤解もある。いつも何かのバイアスがかかっている。写真は進歩するのではなく、反復し続けるのかもしれない。 そんな前書きから始まって、年代別ではなく、テーマ別で軸となる...

写真史を語ることは、地図を作り、その人がどの位置に立っているかを確認することだ。しかし自分の立ち位置は常に揺れる。誤解もある。いつも何かのバイアスがかかっている。写真は進歩するのではなく、反復し続けるのかもしれない。 そんな前書きから始まって、年代別ではなく、テーマ別で軸となる3人の写真家を設定し、そこからその周囲も含めて色々語り合う、2012年の青山ブックセンターでの写真史講座をもとにした本。寡聞にして、金村修さんも、タカザワケンジさんも存じ上げず、ではありましたが、縦横無尽にいろんな写真家・作品の話が飛び交い、僕レベルの知識だとこんな人がいるんだ、という発見に満ちた1冊。

Posted byブクログ