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日本精神史 の商品レビュー

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2019/01/04

日本人の精神・気質において美徳でもあるが悪弊となっている諦めの早さ・事なかれ主義・無責任などを形成するうえでベースとなっている自然宗教(「無宗教」的なもの)。これを克服するために創唱宗教・普遍宗教という自ら信仰を選び取っていく宗教、仏教においては浄土宗・真宗にある専修念仏のような...

日本人の精神・気質において美徳でもあるが悪弊となっている諦めの早さ・事なかれ主義・無責任などを形成するうえでベースとなっている自然宗教(「無宗教」的なもの)。これを克服するために創唱宗教・普遍宗教という自ら信仰を選び取っていく宗教、仏教においては浄土宗・真宗にある専修念仏のような自分存在を見つめ直し「凡夫」と自覚することで自意識過剰でない主体性の確立が望まれる。

Posted byブクログ

2017/10/25

阿満利麿『日本精神史』読了。 7月から読み始めて、昨夜ようやく読み終わりました。 予備知識がないのでとても難しいのですが、阿満先生の最大の主張は、日本人はいかにして主体性を確立することができるか。 私なりに読み変えると、いかにして資本主義的価値に抗うか、です。 それは最近の脱成...

阿満利麿『日本精神史』読了。 7月から読み始めて、昨夜ようやく読み終わりました。 予備知識がないのでとても難しいのですが、阿満先生の最大の主張は、日本人はいかにして主体性を確立することができるか。 私なりに読み変えると、いかにして資本主義的価値に抗うか、です。 それは最近の脱成長主義、反市場主義関連本の終章に書かれているような生き方だと思うのですが、大概その類いの経済本の終章は役に立たない(笑)。 私たちの普遍的価値観をいかにして作りあげるか、近代史、宗教史から学ぶことは多いと思います。

Posted byブクログ