戦後日韓関係史 の商品レビュー
日韓のここまでの流れを改めて俯瞰する為の一冊。 「日韓国交正常化は、日韓政府が日韓の歴史認識の違いを棚上げにして、反共陣営の強化のために両者が経済協力を通じて経済発展と政治的安定を図るという共通利益に着目した帰結(p.81)」という当時の状況が風化しているが故に、互いにピントが合...
日韓のここまでの流れを改めて俯瞰する為の一冊。 「日韓国交正常化は、日韓政府が日韓の歴史認識の違いを棚上げにして、反共陣営の強化のために両者が経済協力を通じて経済発展と政治的安定を図るという共通利益に着目した帰結(p.81)」という当時の状況が風化しているが故に、互いにピントが合わなくなってきているのだな、と納得。 正常化から既に54年経過して、失われた当時の温度感や状況を踏まえた思考を取り戻すためにも、是非一読をお勧めする。
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年代毎に通しでまとめられていて便利なのだが、 都合が悪くなると逃げてる感じは否めない。 政治、経済のみならず社会をアクターにいれたにもかかわらず、W杯をルールをねじ曲げてまで韓国が半分盗んだW杯を『友好に寄与した日韓共催』という大本営発表で押しつけ、 上からの日韓友好押しつけ及び、今目の前で行われた韓国チームの反則及び、反則をスルーする不自然なジャッジに目をつむるマスコミに対する市民の抗議としての『嫌韓』の始まり及び定着に関してあまりにも無視しすぎているのが酷すぎる。 都合が悪くなったら無視するくらいなら、『社会』をアクターにいれなきゃ良いのになってね。
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