素敵な日本人 の商品レビュー

東野圭吾(著者)

2021/03/08

これまで長編ばかり読んでいたため、なかなか手に取らずにいたのであるが、短い中にしっかりと東野作品の要素が詰め込まれており、読みやすい上に感動を何度も与えられた。

2021/02/03

映像化作品も多い東野圭吾さんの短編集。活字ならではの面白さも感じる物語もあり、1話30ページほどの短編が9話も入ったお得⁉︎な一冊です。

個人的には、「レンタルベビー」、「サファイアの奇跡」、「水晶の数珠」がお気に入り。

もしも、1回だけ人生のやり直しができるなら、自分はいつ、誰のためにそれを使うのだろうか」を考えさせられた。自分のため？それとも家族のため？
ありはしないと思うが、例えば最後の決断を迫られた際、何を取るのかという選択肢を問われた気がした。

2020/12/09

東野圭吾さんに短編集のイメージがなかったので（ガリレオシリーズを短編集ということも出来るかもしれませんが…）、このような本があったことに驚きました。
ミステリーだけでなく、様々なジャンルのお話があって楽しめました。
個人的に一番好きなお話は「レンタルベビー」です。
レンタル彼氏なるものは聞いたことがありますが、「レンタルベビー」は初めてみましたし、そのレンタルベビーに奮闘する主人公が面白かったです。
そして最後の旦那も実はレンタルというオチにも驚かされました。
しかし、産後鬱で自殺する母親などのニュースや幼児虐待が後を絶たないのを見ると、一度レンタルベビーを利用してみても良いのかもしれないとしっとり思ったりしました。

2020/11/21

どの話も印象が弱かった。

一番好きなのは「君の瞳に乾杯」。

「十年目のバレンタインデー」での、OBが現役生に近づくっていうのはよくあることなんですかね

2020/10/25

水晶の数珠がよかったです。

親が子どもを思う気持ちは時を超え、人種を超えるんだろうな。日本人じゃなくても。

そして、子どもが親の気持ちに気づく時は、嬉しくて哀しくて寂しくて申し訳なくて温かい気持ちになる。

2020/09/27

図書館で借りた本。9話の短編集。1話目の正月の決意を読んだ後に竹内結子の死亡報道を知り、やるせない想いに至ってしまった。誠実に生きてきた夫婦の決意の話で、理不尽な事や本能丸出し適当に権力使って不真面目に生きる人間達を目の当たりにした夫婦の決意。この夫婦のような開き直りは、大切さは生きていく上で必要だ。10年目のバレンタインデーは、スカッとする話で良かった。あとはまあまあかな。

2020/09/02

短編９編。
正月の決意／十年目のバレンタインデー／今夜は一人で雛祭り／君の瞳に乾杯／レンタルベビー／壊れた時計／サファイアの奇跡／クリスマスミステリ／水晶の数珠

さくさくと読める、SF風味の短編たち。十年目のバレンタインデーはとくに気に入った。とある男女のディナーのひと場面だけで、うまくミステリが展開して紐解かれていく。粋！
3編目までは、12月の月毎の装いがあるのかとおもったけど途中からそうでもなかった、出版される前の連載時はそういうやつだったのかな。余計な疑問も残らず、後引きがさっぱりな読後感。さすがの東野作品。
移動中になにか読みたいな、みたいな方にオススメの1冊。

2020/08/22

正月の決意: 自殺を決めていた夫婦が
ある事件に巻き込まれて、死ぬのをやめるストーリー。

死ぬのはやめましょう。
あんなにいい加減な人間たちが威張って生きている。あんなに馬鹿なくせに町長だったり教育長だったり警察署長だったり。
それなのにどうして私たちのような真面目な人間が死ななきゃいけないの。ばかばかしい。私たちもこれからはもっといい加減に、気楽に、厚かましく生きて行きましょう。

10年目のバレンタインデー:思っていたのと違う展開になるから東野圭吾おもしろい。

レンタルベビー、壊れた時計、サファイアの奇跡、クリスマスミステリおもしろかった！

2020/07/31

図書館で借りたもの。
登場する人物が知人に似ていたり、経験のあるトラブルだったり、つい思い浮かべてしまう妄想の具現化だったり…。意外性と機知に富み、四季折々の風物を織り込んだ短編9編。

ミステリーやファンタジーなどいろんなお話をさくさく読めて楽しかった！

2020/07/24

短編ミステリーとして非常に楽しめる作品であった。
人は自身の人生で経験してきたことを通して、言い換えれば常識という物差しでしか物事を見られない。当然のことである。でも、少しでも見方を変えれば面白いことはそこら中に転がってる。
そんな風に考えさせてくれる作品だった。