素敵な日本人 の商品レビュー
ミステリー要素もあり、最後に視点をひっくり返されたり、あと味のよい短編集でした。 家族のこと、子供たち、亡くなった父ことなど色々思いにふけること出来ました。
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1作目がバカミステイストで、いまいちだったので、その後にちょっと不安がよぎったのだけど、他の作品は、まずまず面白かった。 でも、書下ろしではなく、過去に読んだことのあるものが多かったのは残念。 「雛祭り」と「君の瞳に乾杯」が私好み。「レンタルベビー」の最後の一ひねりも、さすが東野...
1作目がバカミステイストで、いまいちだったので、その後にちょっと不安がよぎったのだけど、他の作品は、まずまず面白かった。 でも、書下ろしではなく、過去に読んだことのあるものが多かったのは残念。 「雛祭り」と「君の瞳に乾杯」が私好み。「レンタルベビー」の最後の一ひねりも、さすが東野さん。 書下ろしでなかったのがつくづく残念。今度はしっかり確認しなくては。
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本当は毎日一編ずつ読み進めたかったけれども、我慢できずに読み切ってしまいました。 短い、だからこそ豊饒なのだと、ラストの水晶の数珠を読みながら思いました。
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▶︎ほっこり心が癒される。本人にとっては波乱万丈な人生も、他人から見れば平々凡々な人生とも見える。だから神さんは全く平等に人生をお与えになっている。▶︎心地よい読後感。
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2017年30冊目。 何気ない、その辺に転がっていそうな日常が途端にミステリーとなる。珠玉の短編集!
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※このレビューにはネタバレを含みます
東野圭吾さんの新刊は、短編集である。このところ、軽めの作品が続いているが、本作もすぐに読み終わってしまった。帯にあるように、寝る前に1編、ゆっくり読むのが得策なのかもしれない。 「正月の決意」。近所の神社に初詣に行った夫婦が、下着姿で倒れている村長を発見。妻の機転と、呆れた男たち。決意っておいおい…。「十年目のバレンタインデー」。男の職業といい、東野さんご自身の某作品を連想させる。映像向きな展開だ。 「今夜は一人で雛祭り」。名家に嫁ぐことになった娘を心配する父。母の血を引いているとはいえ、やっぱり心配だよね。「君の瞳に乾杯」。うだつの上がらない男の恋愛話かと思ったら、正体にびっくり。ネタ的には、あれと同じだが。 「レンタルベビー」。レンタル家族というのは聞いたことがあるが。SFとだけ書いておきましょう。「壊れた時計」。痕跡を消そうとする犯罪者。ところが、気を回しすぎて…。皮肉が効いた、本作中の個人的一押し。 「サファイアの奇跡」。テーマは、ペットビジネスの光と闇か。しかし、そんな猫を飼いたいと思うか? 「クリスマスミステリ」。売れっ子脚本家と、イケメン俳優の、恋の顛末。「壊れた時計」同様に、これも裏目に出たパターンだな。 最後に、「水晶の数珠」。役者を志して勘当同然に渡米した男が、余命わずかな父の誕生日に帰国するが…。彼は、受け継いだこれを、どう使うのだろう。 読み応えはともかく、確かに多様ではある。ブレイク前に刊行された短編集のテイストに近く、そういう点では懐かしさも感じた作品集だった。それにしても、どうしてこういうタイトルをつけたのだろう?
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【正月の決意】に出て来る登場人物達がみんな俗っぽくて笑えた。みんなスケベでいい加減な人達だけどそれほど憎めない。 【今夜は一人で雛祭り】の雛人形の薀蓄には感心しました。私も娘の為に毎年七段飾りを飾っているのですが、私の飾り方に間違いはありませんでした。 【10年目のバレンタイ...
【正月の決意】に出て来る登場人物達がみんな俗っぽくて笑えた。みんなスケベでいい加減な人達だけどそれほど憎めない。 【今夜は一人で雛祭り】の雛人形の薀蓄には感心しました。私も娘の為に毎年七段飾りを飾っているのですが、私の飾り方に間違いはありませんでした。 【10年目のバレンタインデー】と【君の瞳に乾杯】は短編でも斬れ味抜群ですね! 【壊れた時計】は思わず『止めときゃいいのに』と何度も言いたくなる。 【レンタルベビー】色んな含みをもたせた近未来ですね。 【サファイアの軌跡】東野さんの昔の長編に同じネタあり、但しオチは180度って感じです。 【クリスマスミステリ】またまた登場の魔王館殺人事件!!! 【水晶の数珠】ウチにも無いかなそういうの! 短い短編ですが後500ページぐらい続けば良いのになぁと思いました!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
9編からなる短編集。この短いページの中でよくぞここまでと改めて東野さんに脱帽。どの話もよかったが最後の三篇が秀逸。「サファイアの奇跡」の猫との結びつきにほっこりし、「クリスマスミステリ」の思いもつかないトリックにうならされ、「水晶の数珠」の親の思いに感動した。「君の瞳に乾杯」「レンタルベビー」のオチもびっくりした。「十年目のバレンタインデー」は浅はかな男と執念の女という東野さんらしい人物描写。やっぱりどれもよくできていた。東野圭吾という作家はすごい。
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短編小説ということで、気になったタイトルから拾い読みし始めたが、さすが東野圭吾氏。とまらなくなり一気に読了。 どこにでもある日常からスタート。でも何かが始まるその予感やドキドキ感が9回も味わえた。短編小説はあっさりして物足りないものと思っていたが、本書の短編ミステリーは十分に読み...
短編小説ということで、気になったタイトルから拾い読みし始めたが、さすが東野圭吾氏。とまらなくなり一気に読了。 どこにでもある日常からスタート。でも何かが始まるその予感やドキドキ感が9回も味わえた。短編小説はあっさりして物足りないものと思っていたが、本書の短編ミステリーは十分に読み応えあり。
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ずっと読んでいたくなる短編集。このまま、短編集が途切れることなくずっと続けばいいのになと願わずにはいられなくなる。嗜む程度に読むために、というねらいで書かれたものらしいが、やはり没頭してしまい、一気呵成に完読。さすが、東野圭吾。
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