1,800円以上の注文で送料無料

虹の翼のミライ の商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2017/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世の中のしくみや意味、壮大な理論に基づいたSFファンタジー。 村上春樹氏も、世の中は全て「メタファー」である、とおっしゃっていたけれど、この世界にあるもの全て「ホログラム」であり、よくも悪くも「心が現実を創り出している」と描かれている。これって生きるために、とっても重要なポイントだと思う。 量子力学の理論でも、この世界のあらゆる物質はすべて「素粒子」でできており、同時に「波、波動」であり、それらは、人間の意識によって変化し作り出されることは証明されている。 SFファンタジーの物語を通して、世の中のしくみ、生命のしくみを勉強できてしまう素晴らしい著書だと思う。 <感情レベルについて> もっとも底辺にあるネガティブな感情が「絶望」や「怖れ」で、順番に「怒り」「失望」「苛立ち」「哀しみ」「楽観」「やる気」「情熱」という感情レベルになり、最上階が「喜び」「愛」「感謝」というポジティブな感情まで並んでいる。 つまり、「絶望」や「怖れ」よりも「怒り」がより肯定的であり、それらを「怒り」に転換できるだけでも、力が出てくる。「怒り」を感じ尽くしたら、「哀しみ」になり、その次に「楽観」になる。そうやって感情を充分に感じ切ると、よりポジティブに変化していく。 五つの智慧 ①「心が現実を創る」 現実は思考によって創られる。願う現実が形作られる前提を意識的に持つ。 地球は「分離」の星。陰陽、ポジティブとネガティブ、男性と女性、太陽と月、喜びと哀しみ、この星ではすべてがコインの裏表。両方いつもあり、それは同時にいつでもどちらでも、意識的に選べる。 ②「心の羅針盤」 ワクワクやホッとする感覚は「幸せ」に向かっているサイン。理性ではなく、自分自身の感情のものさしを基盤に心に従う。 物事を選ぶ時に、頭であれこれ考えないで直感に従う。私の命は幸せな方向にいつも流れており、その流れから外れた時、軌道修正するために「問題」が起きたり「不幸せ」を感じる。「問題」は本当の「問題」ではなく、単なるダミーであり、「やり方を変えなさい」というお知らせ。 ③「縁起。大いなる私」 分裂しているだけで、おおもとの意識はつながっている。「自分」だけが「自分」ではなく、大きな意識が、本当の「自分」。 ④「陰のチカラ」 受け取る、分かち合う、育てるといった、「陰のチカラ(女性的)」を取り戻して、競う、奪う、といった「陽のチカラ(男性的)」とバランスを取る。 二極性は、二極でワンセットであり、どちらも欠けてはならないし、バランスが保たれていないといけない。 ⑤「人生の目的は喜び」現実はすべて「幸せ」になるために起こっている。だから、どんなこともただ受け入れて楽しむ。 この世に生を受けたからには、「食べ物」も「感情」も味わい尽くす。 まるで、新しい聖書のようにも感じられる著書でした。

Posted byブクログ