スクランブルメソッド の商品レビュー
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産まれながらに恵まれ優秀な音喜多は亡き想い人の面影にそっくりな久嶋に一目惚れ 音喜多にしつこく付きまとわれwクールビューティーで感情を持たない犯罪心理学教授の久嶋 二人の過去や背景が明かされないながらも匂わせつつ、事件解明していく面白さが最高です! 方向音痴で人の機敏に疎く生活能力皆無な久嶋のペースに巻き込まれる音喜多が面白く、二人に関わるキャラもイキイキとした存在感がストーリーを盛り上げており、音喜多の好き感情が甘々なのに、久嶋がクールに受け流すのが面白いです。 笠井あゆみ 先生のイラストが素晴らしい
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いつも尊大な態度で周りの人に接している音喜多の必死さが楽しい。音喜多の露骨なアプローチに気が付いていても、どこまで実感できているのか分からない久嶋も。推理力は人並外れていても、それ以外はかなりポンコツな久嶋。自分自身は困っていなさそうだけど、音喜多をはじめとした周りの人の心配は尽...
いつも尊大な態度で周りの人に接している音喜多の必死さが楽しい。音喜多の露骨なアプローチに気が付いていても、どこまで実感できているのか分からない久嶋も。推理力は人並外れていても、それ以外はかなりポンコツな久嶋。自分自身は困っていなさそうだけど、音喜多をはじめとした周りの人の心配は尽きなさそう。2人の関係が今後どうなっていくのか、気になる。
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例によって例のごとく、笠井あゆみ先生のイラストが印象的で購入。 いろんなBL小説があって、いろんなイラストレーターさんがいらっしゃいますが、笠井先生が素晴らしいのは、イラストが美しいだけではなくて、小説の内容を表紙にまとめあげる技術がピカイチなところもあるんじゃないかと思います。...
例によって例のごとく、笠井あゆみ先生のイラストが印象的で購入。 いろんなBL小説があって、いろんなイラストレーターさんがいらっしゃいますが、笠井先生が素晴らしいのは、イラストが美しいだけではなくて、小説の内容を表紙にまとめあげる技術がピカイチなところもあるんじゃないかと思います。 今回も、二人の立ち位置、表情なんかはもちろんのこと、ケーキやケーキの箱、オフィスの椅子や周りの本棚にも小説のエッセンスが詰め込まれていて、感動しました。 谷崎先生の小説はこれが初めてだったのですが、またしても、BLの世界とは広くて深いな…と唸ってしまいました。 男性同士の恋愛があって、そういうシーンもあるので、これはれっきとしたBLなのでしょうが、中身は変わったバディもので事件もので、もし主役の二人が恋愛関係になければ、探偵ものとして読んだかもしれません。 受けの久嶋が、20代後半で博士号を3つ持った天才で、FBIのアドバイザーとしても仕事をしていた過去を持つ、社会心理学者、と盛りに盛られた設定ですが、たしかに変わり者でした。そのせいで、せっかくの色気あるシーンで、彼はほとんど話さないので、彼は本当に気持ち良いのかな?と首を傾げてしまうことも。 書き下ろしでプロローグとエピローグに挟まれた3話が収録されているのですが、これは続編があると思った方が良いのでしょうか?久嶋の謎はまったくといっていいほど解かれず、彼らの関係性も進んだのかどうなのかわからず…。 ただ、大きい割に甘えん坊な音喜多は可愛かったので、続編が出たら買うかもな…と思いました。
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▼あらすじ 若くして莫大な資産を築いた人生の成功者・音喜多だが、かつて想い人を亡くして以来、本気の恋情とは無縁に生きてきた。 そんなある日、音喜多は死別した相手と酷似した顔立ちの青年と出会う。 その青年・久嶋は、華奢で可憐な外見とは裏腹に、二十五歳にして博士号を三つ持ち、元FBIのアドバイザーという経歴を持つ天才だった。 彼に強く惹かれた音喜多は、側に居たい一心で行動を共にするが、天才ゆえ人の心が分からないという彼に、身体だけの関係を提案され―。 *** ★4.5 最初にこの本を手に取った時はBL小説にしては珍しいその大きさと分厚さから若干、取っ付き難さを感じていたのですが、いざ気合いを入れて読み始めてみるとなかなかどうして面白く、あっという間に読み切ってしまいました。 こちらの作品がどんな話なのか大まかに説明しますと、推理やサスペンスといった謎解きを中心にしたお話で、章ごとに何かしらの事件が起こります。 事件と言ってもそこまで重たいものではなく、ちょいちょい笑えるシーンも挟まっている為、適度に肩の力を抜いて楽しめます。 因みに事件を解決するのは久嶋なのですが、この久嶋というキャラクターがとっても変わっていて、私の経験上、初めて見るタイプの受けだな、と思いました。 あえて例えるなら、デス◯ートのエ◯でしょうか(笑) 見た目からは想像出来ないほどの天才っぷりや、つかみ所のない性格、誰に対しても常に敬語で喋るところや甘味が異常に好きな設定など、もしかしてエ◯をモデルにしたのでは?と思ってしまうほどイメージが被る点がちらほら……(笑) 一方、音喜多は金も地位も権力もあって欲しい物は苦労せず何でも手に入るような、まさに絵に描いたような“スーパー攻め様”なのですが、久嶋の心だけはどうしても手に入れられず、全編に渡ってやきもきしている様子が丁寧に描かれています(笑) スーパー攻め様が受けに翻弄される姿は見ていて楽しく、特に最初の久嶋とお近付きになるべく練った音喜多の作戦がことごとく失敗するシーンは見ている此方が恥ずかしさを覚えるレベルで、ある意味とても印象に残りました(笑) 私は謎解き系のお話が好きなのでこの作品は最後まで大いに楽しめたのですが、幾つか不完全燃焼な点もあります。 それは、作中に散りばめられた多くの謎が謎のまま終わってしまっている事です。 特に久嶋がなかなか訳ありっぽいのですが、この巻では久嶋の過去は殆どと言っていいほど何も明かされません。 唯一分かっているのは、連続殺人犯に拉致監禁されていた時期があるというだけで、詳細は最後の最後まで分からずじまいです。 おまけに久嶋と音喜多の関係も最後まで進展せず、セフレ(?)のままです。 おそらくこれはシリーズものの第1巻に違いないと信じ込んでいた為、ラブ度が低くても謎が明かされなくても仕方が無いと本編を読み終えるまで大して気にせずにいたのですが、驚いた事にあとがきには続編があるとは一言も書かれていないのです…(^^;) もしかしてこれで完結なんでしょうか…? だとしたらかなり中途半端ですし、モヤモヤが残って当然だと思います。 個人的には、ここまで明らさまに多くの謎を残しておいて完結なんて有り得ないと思っていますし、続編の為の布石だとしか考えられないのですが…。 とにかく、これで終わりだなんて言わず是非とも続編を出して欲しいです。 文章力も高いですし、こんな面白い作品をここで終わらすなんて勿体ないですよ、先生!
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