出版禁止 の商品レビュー
平積みされて面白そうだったので購入。心中事件の真相を調べるルポライターが書いたルポという体で進むんですが、なかなか推理力が試されます。わたしは推理力がないので、読み終わった後に考察サイトを見てみたんですが、いまいちぴんとこない。でも、他の見解もあるかも…と思って色々見てみたら、あ...
平積みされて面白そうだったので購入。心中事件の真相を調べるルポライターが書いたルポという体で進むんですが、なかなか推理力が試されます。わたしは推理力がないので、読み終わった後に考察サイトを見てみたんですが、いまいちぴんとこない。でも、他の見解もあるかも…と思って色々見てみたら、あまり詳しく書いてないとあるサイトさんで、全てが腑に落ちた気がしました。なのでわからない方は、色々見てみるのをオススメします。
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最初、コレが小説なのか、ドキュメンタリーなのか本当にわからなかった。というのも、著者がとあるルポライターの残した原稿を第三者の視点で読み解く、という変わった導入の仕方だからだ。 これは、ノンフィクション風のフィクション小説。 メインの語り手であるルポライターが、ある過去の未解決事...
最初、コレが小説なのか、ドキュメンタリーなのか本当にわからなかった。というのも、著者がとあるルポライターの残した原稿を第三者の視点で読み解く、という変わった導入の仕方だからだ。 これは、ノンフィクション風のフィクション小説。 メインの語り手であるルポライターが、ある過去の未解決事件の謎を追う。その事件は、人気映像作家熊切と、その愛人七緒の心中騒動。展開がとにかく早く、目が離せない。最後はまた大きなどんでん返しと仕掛けが。設定がなかなかユニークだ。ちょっと気持ち悪かったけども。
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途中まではそれなりに面白かったんだけど・・・ 結局なんだったの? よくわからなくなってしまった。
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話題の作品、初めての長江俊和。 世に出なかったルポルタージュの内容と、その後日譚で構成されています。 後半1/3くらいが怒涛の展開で一気に読ませますが、ルポルタージュ自体は予測の範疇で(^_^;) 考えさせられるのは後日譚の方ですが・・・あまり読後感は良くありません。 イヤミス好...
話題の作品、初めての長江俊和。 世に出なかったルポルタージュの内容と、その後日譚で構成されています。 後半1/3くらいが怒涛の展開で一気に読ませますが、ルポルタージュ自体は予測の範疇で(^_^;) 考えさせられるのは後日譚の方ですが・・・あまり読後感は良くありません。 イヤミス好きにはオススメですが・・・
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何と言ったらいいのか、すべては最後の一行を書きたいがための物語のような気がしてしまった。 物語としての仕掛けはいろいろなところにある。 それは読んでみればわかることだけれど、大きな驚きや衝撃を引き起こすものではない。 叙述ミステリとも言い切れない。何とも中途半端な感がある。 心中...
何と言ったらいいのか、すべては最後の一行を書きたいがための物語のような気がしてしまった。 物語としての仕掛けはいろいろなところにある。 それは読んでみればわかることだけれど、大きな驚きや衝撃を引き起こすものではない。 叙述ミステリとも言い切れない。何とも中途半端な感がある。 心中事件の真の裏側も、とってつけたような感じしかしない。 面白くないわけではない。 それでも、では満足したかと聞かれると返答に困る。 そんな物語だった。
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単行本が出た当初から気になってた。 ブランチの紹介も観ていたので、読みはじめから注意深く気を配りながら。。 なんとなーく予想はしてたけど、狂気的な件はそこまでいっていたかと、奥深さを感じた。 心中ネタで太宰治が出てくるくらいだから、一般人感覚ではないんだろうなと、あとで納得。 ...
単行本が出た当初から気になってた。 ブランチの紹介も観ていたので、読みはじめから注意深く気を配りながら。。 なんとなーく予想はしてたけど、狂気的な件はそこまでいっていたかと、奥深さを感じた。 心中ネタで太宰治が出てくるくらいだから、一般人感覚ではないんだろうなと、あとで納得。 彼が最後に言った「カミュの刺客としては失格だった」ってどういう意味だったのだろう。あ。しかくのしかく。
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やられた、まさかラストそう来るとは(^ ^; 本書は、公開禁止となったルポ原稿を、 作者が紆余曲折の末に出版した、 という体で書かれている。 7年前の心中事件の真相を探る、 というスタートだったルポが、 徐々におかしくなって行く様は鬼気迫る。 しかも、冒頭に書いたが最後の最...
やられた、まさかラストそう来るとは(^ ^; 本書は、公開禁止となったルポ原稿を、 作者が紆余曲折の末に出版した、 という体で書かれている。 7年前の心中事件の真相を探る、 というスタートだったルポが、 徐々におかしくなって行く様は鬼気迫る。 しかも、冒頭に書いたが最後の最後で...(^ ^; ネタバレになるので詳しくは書けないが、 実は読んでてあれ、と引っかかった部分が、 すべて伏線で...しかもオチは想像のナナメ上(^ ^; いや、これは読んでいただくしか(^ ^;
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長江俊和著「出版禁止」 なんとも頭が混乱する作品だった。 これは小説なのかルポなのか。 小説なのだとすれば「あとがきにかえて」までも含めて小説なのだ。 「心中」が本来意味するものはなんであるのか、本作品のミステリー以外の部分で考えさせられるところがあった。
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映像作家の心中事件の真相を追い求めるノンフィクションという体で語られるミステリー。 雰囲気とかは好きだし、文体も読みやすい。この心中は殺人ではないのか?というテーマも面白いと思った。 ただ、最後があまり好きではない。真相がわかりづらいということもあるが、最後の着地点が気に入らなか...
映像作家の心中事件の真相を追い求めるノンフィクションという体で語られるミステリー。 雰囲気とかは好きだし、文体も読みやすい。この心中は殺人ではないのか?というテーマも面白いと思った。 ただ、最後があまり好きではない。真相がわかりづらいということもあるが、最後の着地点が気に入らなかった。あくまで個人的な感想だが。 ただ、わかりづらさゆえいくつかのサイトを見て回り理解の補完をしてしまったのは作者の思惑にはまったということかもしれない。
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ヤバそうなB級ホラーだと思い、読み進めていたら上級なミステリーっぽくどんどん時間を忘れて読みふけってしまいました。後々の展開を迎えぎゃああううおおおおとなり結構楽しめました。でもどうせなら読者を殺しにかかるようなもっともっと深い闇と業の絡まる狂気的な展開が欲しかった気もします。「...
ヤバそうなB級ホラーだと思い、読み進めていたら上級なミステリーっぽくどんどん時間を忘れて読みふけってしまいました。後々の展開を迎えぎゃああううおおおおとなり結構楽しめました。でもどうせなら読者を殺しにかかるようなもっともっと深い闇と業の絡まる狂気的な展開が欲しかった気もします。「結局愛故のそれなのか?」というところで終わってしまっているのが惜しい気がしますので。でもこのモキュメンタリータッチは好きなので良かったです!
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