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愛しのオクトパス の商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2024/09/19

人間と交わることがほとんどないタコ。 想像もつかない世界で、独自に進化した生命体。 なのに、この本に登場するタコは 人間味が溢れていて、宇宙人との邂逅のような思いがする。 サイ・モンゴメリーさんの、生き物への平等でいて優しい視線が温かい。 タコに想いを馳せる機会が増える。 つまる...

人間と交わることがほとんどないタコ。 想像もつかない世界で、独自に進化した生命体。 なのに、この本に登場するタコは 人間味が溢れていて、宇宙人との邂逅のような思いがする。 サイ・モンゴメリーさんの、生き物への平等でいて優しい視線が温かい。 タコに想いを馳せる機会が増える。 つまるところ、タコって素敵。

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2023/03/17

水族館のタコと人間の話。 タコとのコミュニケーションが研究者やその友人によってどう感じとれたのかが書かれている。 タコの魅力がたっぷりで、タコを好きになる本。 オススメ度: ★★★★★ さんろく 所蔵情報: 品川図書館 484.7/Mo38

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2021/05/13
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『タコの心身問題』を思い出しながら読んだ。そちらと比べるとやや情緒的だが読みやすくはある。読む順番が逆だったかもしれない。

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2021/02/15
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水族館でのタコたちとの交流を描いたドキュメントです。 とにかく、タコ愛がすごい。 原題が「The Soul of an Octopus」なので、タコに魂(感情)があるとの持論で話は進みます。 タコのふるまいはペットのようでもあり、確かに感情があるようにも見える。 タコが食べられなくなる日が来るのだろうか。

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2020/07/13
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読んでる途中から、タコを見に水族館に行きたくなります。タコも愛らしいですが、タコを愛でる著者や水族館関係者がもっと愛らしいキャラでした。 しかし、タコは凄いですね。タコには心臓が3つあって、脳は9つあるらしい。ある脳外科医は人間はマルチタスクに向いてないと言っていたけど、タコは8本の腕で、それぞれ違うことができる。本書でタコのインテリジェンスと癒し効果を思い知り、昔タコとあだ名なされていた魚屋の幼馴染みにタコカフェを提案したら素っ気なかった。 子供の頃、海に沈めてある蛸壺を引き上げて、中にタコがいたら掴んで近所の駄菓子屋に持って行くと、なぜかいつもところてんを出してくれた。だから、ところてんはタコで出来ていると思い込んでいた。とにもかくにも、もう「このタコ」なんて言葉は使えない。小林由香利さんの翻訳も良かった。

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2020/03/15

うーむ、タコ、良い・・・ ある日水族館でタコとふれあったがためにタコと恋に落ちた著者が、ニューイングランドの水族館にやってくる個性豊かなタコたちとの出会いと別れを綴る本書。読んでいるうちに、「タコとイチャイチャ!なんて羨ましい~~‼」と完全に布教されてしまいましたよ。元気いっぱい...

うーむ、タコ、良い・・・ ある日水族館でタコとふれあったがためにタコと恋に落ちた著者が、ニューイングランドの水族館にやってくる個性豊かなタコたちとの出会いと別れを綴る本書。読んでいるうちに、「タコとイチャイチャ!なんて羨ましい~~‼」と完全に布教されてしまいましたよ。元気いっぱいで愛らしいタコのカーリーちゃんなど、今までタコを食べ物としか思っていなかった人たちもきっと好きになってしまうはず。 なかでもわたしがダントツに好きなエピソードは、タコたちが集住する「オクトポリス」を訪れたダイバーがそのうちの一匹に手を引いて町を案内してもらったという話。う、うらやましすぎる・・・ タコ愛あふれるこの一冊。布教用によろしいかと思われます。

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2021/12/25

ニューイングランド州水族館を舞台としたタコと人間たちとの交流を描くノンフィクション。「研究対象への感情移入」は動物研究では通常タブーとされるが、本作では臆することもなく叙情的な文章が並ぶ。文学・哲学等からの引用も多く純粋に読んでいて楽しいが、タコに知性や意識をストレートに帰属させ...

ニューイングランド州水族館を舞台としたタコと人間たちとの交流を描くノンフィクション。「研究対象への感情移入」は動物研究では通常タブーとされるが、本作では臆することもなく叙情的な文章が並ぶ。文学・哲学等からの引用も多く純粋に読んでいて楽しいが、タコに知性や意識をストレートに帰属させ、さらに友情の存在まで認めるのはさすがに著者自身の主観の投影が過ぎると思われ、やや興ざめ。しかし、タコが外殻を捨ててまで得た豊かな中枢神経系と運動可能性に触れれば、そのような「気分」が我々の中に生ずるのも無理はない話なのかもしれない。なお本書にも登場する哲学者ピーター・ゴドフリー・スミスによる「タコの心身問題(みすず書房)」が最近邦訳されている。意識や内的フィードバックシステムの成立について発生主義的な見地から考察した傑作であり、本書を読んで興味を持たれたら一読をお勧めしたい。

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2018/12/02

北海道は冬になると2m〜3mの巨大なミズダコが産卵のためにダイビング・ポイントに現れます。世界的にはダイバーでもタコは見る機会が少ないのだとか(北海道は貴重なダイビングポイントだな)。心臓は3つあり、銅によって酸素を運ぶため血液は緑、食道を取り巻くように脳があり、しかもニューロン...

北海道は冬になると2m〜3mの巨大なミズダコが産卵のためにダイビング・ポイントに現れます。世界的にはダイバーでもタコは見る機会が少ないのだとか(北海道は貴重なダイビングポイントだな)。心臓は3つあり、銅によって酸素を運ぶため血液は緑、食道を取り巻くように脳があり、しかもニューロンは8本の腕にあるほうが多い。骨格はない生き物にも関わらず、知能は高い。人間が遭遇する生き物のなかで最も異星の生き物に近いではないか! 著者は生物学者ではなく、またタコとは言っても水族館で飼育されてるタコ。水族館の裏舞台だったり職員との交流も織り交ぜて描かれた、タコ愛の強いエッセイ色が強いけれどもなかなか興味深い。ダイバー必読!

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2018/11/06

ぬるぬるぐねぐね苦手の私なんであるが、読んでいると、タコと触り触られ触れ合ってみたくなる。可愛い…に近い感情を抱く。 著者のタコ愛と、ウィットの効いた文章が素晴らしい。

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2017/11/03

ビルの指に触れて、オクタヴィアが自ら網に入っていったところで泣いてしまった。もう水族館でタコの水槽の前に行っても「おいしそう」なんて思わないだろう。

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