余はいかにしてキリスト信徒となりしか の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
いかにして、ちということで、なぜキリスト教徒になったかを書いているものではない。著者は日記をつける習慣があり、本書は、その日記をもとに、そのとき考えていたことを振り返りながら、著者がいかにしてキリスト教徒になっていったかを現実の生活とともに書いてある。 内村は武士階級で育ってきたため、当初は神道や朱子学に重点をおいて育ったが、それがキリスト教に帰依した成り行きと、信徒になってからの行動、思想などに触れられる。
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札幌農学校で「少年よ、大志を抱け」の人が作った契約書にほぼ無理やりサインさせられて入信。その後どっぷりハマって家族全員を改宗させ、本場に行かねばとアメリカに渡って現実を見て激憤、自分だけはストイックに信仰を追求していく、という波乱のドラマ。 まったく異質のもの(異教・異国)に浸か...
札幌農学校で「少年よ、大志を抱け」の人が作った契約書にほぼ無理やりサインさせられて入信。その後どっぷりハマって家族全員を改宗させ、本場に行かねばとアメリカに渡って現実を見て激憤、自分だけはストイックに信仰を追求していく、という波乱のドラマ。 まったく異質のもの(異教・異国)に浸かることで初めて自分(たち)とは何かを考える「自分探し」の記録。 本書には出てこない「不敬事件」とあわせ、本当に人生をかけて自分とカミとイエスとの関係性を真剣に追い求めた人なんだろうなあ、と。真っ直ぐすぎて理解者少ないだろうけど。
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