1,800円以上の注文で送料無料

家と庭 の商品レビュー

3.6

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2017/07/29

相手との間合いというか接し方。慮りすぎてひきすぎる場合もあるけれど著者が描くこのあたりの感覚(間隔)はきらいではない。物語も必要以上にまとめようとせず流れるままに閉じられている。 父親海外単身赴任中、母、三人姉妹一息子の5人家族と彼女彼らの周りの人たちが織りなす物語。 向田邦子さ...

相手との間合いというか接し方。慮りすぎてひきすぎる場合もあるけれど著者が描くこのあたりの感覚(間隔)はきらいではない。物語も必要以上にまとめようとせず流れるままに閉じられている。 父親海外単身赴任中、母、三人姉妹一息子の5人家族と彼女彼らの周りの人たちが織りなす物語。 向田邦子さんの小説を読み返したくなった。

Posted byブクログ

2017/07/08

家族の微笑ましくも、 なんだか懐かしい匂いのする一冊。 おばあちゃんや母親の描写が 自分の親と重なってウルウル。 あぁ、こうやって人生は続くんだな。

Posted byブクログ

2017/06/25

下北の実家暮らしのフリーター長男。父親は単身赴任で母親と三姉妹と共に暮らしている。居心地よすぎて抜け出せない。逆にそれが怖くて早く抜け出そうとする。家族でもいろいろ。同じ下北のフリーターでも、役者や芸人を目指してる若者と違って、後々家が自分のものになる長男ってとこでのんびりしてる...

下北の実家暮らしのフリーター長男。父親は単身赴任で母親と三姉妹と共に暮らしている。居心地よすぎて抜け出せない。逆にそれが怖くて早く抜け出そうとする。家族でもいろいろ。同じ下北のフリーターでも、役者や芸人を目指してる若者と違って、後々家が自分のものになる長男ってとこでのんびりしてる感じ。

Posted byブクログ

2017/06/25

1979年生まれ、畑野智美さん、初読み作家さんです。「家と庭」(2017.2)を読みました。下北沢に住んでる中山家、葉子29、文乃25、望24、弥生17の4人姉弟妹を中心とした(主役は望・のぞむ)物語。女性に囲まれ、ほんわかした環境の中で暮らす男性の内面を描いた物語。不思議な魅力...

1979年生まれ、畑野智美さん、初読み作家さんです。「家と庭」(2017.2)を読みました。下北沢に住んでる中山家、葉子29、文乃25、望24、弥生17の4人姉弟妹を中心とした(主役は望・のぞむ)物語。女性に囲まれ、ほんわかした環境の中で暮らす男性の内面を描いた物語。不思議な魅力を備えた作品だと思います。他の作品も読んでみたくなりました。

Posted byブクログ

2022/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんか贅沢な話だと思った。 下北沢の大きな家もそうだけど、家族が贅沢。 母や姉妹やあまねにはやられっぱなし感満載の望が、林太郎にはやたら強気なのが可笑しい。

Posted byブクログ

2017/05/28

伝えたいことを伝えるタイミングって大事なんだな。 家族とはかなりのズレも許容されるかもしれないけど、好きな人には致命的になるのかな。

Posted byブクログ

2017/05/24

大学出て働いて、ハッと気が付いたら30歳超えてて、人生なんだろ、やりたいことが見付かったころは40代とか。 居場所があって、見つめる時間と余裕があれば、人生焦らずじっくり向き合うことができるんだよね。 ぬるま湯でもがかれてもって思うけど、さほど嫌味にならない。むしろ応援してる...

大学出て働いて、ハッと気が付いたら30歳超えてて、人生なんだろ、やりたいことが見付かったころは40代とか。 居場所があって、見つめる時間と余裕があれば、人生焦らずじっくり向き合うことができるんだよね。 ぬるま湯でもがかれてもって思うけど、さほど嫌味にならない。むしろ応援してるし。 ちょっぴりうらやましいのかも。

Posted byブクログ

2017/05/03

親が下北沢に大きな家と2つのアパートを持ち、大学を卒業後も漫画喫茶のアルバイトを続けているフリーター青年が主人公で、畑野作品の中では、「国道沿いのファミレス」に近い気がする。個性豊かな姉2人、妹、幼馴染の女性といった女性陣、漫画喫茶のオーナー、バイトの後輩、義兄、姉の婚約者といっ...

親が下北沢に大きな家と2つのアパートを持ち、大学を卒業後も漫画喫茶のアルバイトを続けているフリーター青年が主人公で、畑野作品の中では、「国道沿いのファミレス」に近い気がする。個性豊かな姉2人、妹、幼馴染の女性といった女性陣、漫画喫茶のオーナー、バイトの後輩、義兄、姉の婚約者といった男性陣が出てきて、人間関係が賑やかなのだが、どことなく共感しにくい。もしかすると、下北沢へのこだわりの強さが原因なのかもしれない。とにかく、下北沢のディテールが細かい。どこまでが事実なのか確かめようもないが、過去の様子まで詳しく描かれている。同じような「街」へのこだわりにしても、「感情8号線」のように、街のイメージを活かした物語ならば、その地に縁のない人でも楽しめるだろうが、一つの街に徹底的にこだわると、部外者には共感できない部分が出てくるように思う。

Posted byブクログ

2017/04/25

実家が下北沢なんて、そりゃ抜け出せないわなあ。 畑野さんは素敵なダメ人間を書くのが上手い。 ドラマ「おかしの家」の前日譚的な感じ…いい!

Posted byブクログ

2017/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

下北沢が舞台という事で読んでみました。 本当に、まんま下北の中の話。父親は海外に単身赴任中。 母と3姉妹&幼稚園の姪っ子と暮らす主人公、望。 幼馴染やバイト先のオーナー、バイト仲間(弟分的な)、憧れの英語の先生、よく行くバーのマスター。 登場人物も様々で、中心はもちろん望の家で、家の中を四方からいろんな風が通り過ぎていく感じ。 最後はみ~~んな良い方向へ旅立ってしまい望だけ家に残る。 いつでも誰かが戻ってきてもいいように、彼が家主となって守っていく家。 なんか面白かったな~

Posted byブクログ