この嘘がばれないうちに の商品レビュー

川口俊和(著者)

2024/10/30

コーヒーが冷めないうちにシリーズ。文章から喫茶店の雰囲気、コーヒーの音、香りがしっかりと伝わってきてとても落ち着けた。他にも喫茶店小説を読みたくなった。
"嘘"と言う言葉からはどうしても悪い物を連想してしまうし、私は常に"嘘＝悪"と言う理念を持ってて、「優しい嘘なんてない！いらない！嘘は嘘！」と思って生きてきた
でもこの本の、四つの、優しい、そして確かに必要な、嘘の物語にまんまと涙を流してしまった。（笑）
そこでついに正義(理念)を改訂することにしました。
「嘘をつくことが、何よりの愛なのであれば、愛のための嘘も必要」
また一つ成長しました！

2024/10/29

過去に戻れる喫茶店。
亡くなった人に会いに行くとやっぱり時間忘れちゃうよね。
過去に戻れるコーヒーを淹れる事が出来るのは時田家の女性だけで、しかもその女性が妊娠してその子が女の子だったらその力が引き継がれるってのもおもしろい。
数の時代はこれで終わりなのかな？
ミキのシリーズになる予感。

2024/10/24

コーヒーが冷めないうちにの続編。

皆さんは現実が変わらないとわかっていても過去に戻りたいと思われますか？

それでも過去に戻って、起こった心温まる作品です。

妻にプレゼントを渡せなかった老刑事の話が良かったです。

2024/10/12

コーヒーが冷めないうちに。小説を読んで、演劇を観て、映画を観た作品。どのコンテンツで見ても涙涙だった、、、。シリーズとして出ているとは知らなかった。相も変わらずのフニクリフニクラ。読み終えると近所の喫茶店に行きたくなる作品です。

2024/10/06

第2作。流の娘、ミキがコーヒー淹れ担当。ミキがおもしろい。
段落多めでかなり読みやすい。
涙なしには読めない。ティッシュ必須。
大切な人、特に親とは元気なうちに会っておかないとと思わせられる。
四つの人物の物語。特に陶芸家を目指す息子が母に会いにいく話は苦しさと感動で涙が止まらなかった。

2024/09/06

前作から7年くらい時が進んでスタート。
幽霊の正体は分かったけれど、幽霊の正体がなにを目的にしていたのかはまだ不明。
幽霊が気になるから読んでるところある。幽霊の話がわかるまで続きを読みますかね笑

幸せにするためにやってきたのくだり、なんだっけなんか知ってるなんだっけ悩んで前作であったって言うのを思い出した笑

2024/08/28

「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ第2弾。
4話のショートストーリー。

今回もうるうるしちゃいました。心に染みた。

回収されていない謎があるので、
続きがとても気になります。

2024/08/04

『コーヒーが冷めないうちに』の続編。4章あるけれど、どの章でも涙だった。

第三話が特に心に沁みた。森麻美は別れた彼氏との子どもを妊娠した。育てようと決意していたものの70日という命で流産してしまった。それに対して麻美とショックは大きかった。
同期入社した倉田にその話をすると、
「その七十日間お腹の子は一体何をするためにこの世に命を授かったんだろうね？」
「その子はね、七十日という命を使って、麻美ちゃんを幸せにしようとしたんだよ」
「もし、このまま、君が不幸になったら、その子の七十日という命を使って君を不幸にしたことになる」
「でも、君がこれから幸せになれば、その子は君を幸せにするために七十日という命を使ったことになるんだ。そのとき、その命には意味が生まれる。その子が命を授かった意味を作るのは君なんだよ。だから、君は絶対に幸せにならないといけないんだ。それを一番望んでいるのは、その子なんだよ…」

私だったらあなたのせいじゃないよ、何も悪くないよということしか言えなかっただろうなと思う。
でも生まれた命にどう意味をつけるのかはその人次第だということを知って、流産とか経験してないけど私も胸が軽くなった気がする。

『コーヒーが冷めないうちに』は今をどう生きるかを考えさせられる本だったけど、今作は命について考えた気がする。

2024/07/15

「コーヒーが冷めないうちに」のシリーズ2作目。相変わらず面白いが、泣ける話と感動する話がずっと続くので、続編もこのままいくと疲れて行きそうな気配はある。とりあえず一作目を読んだなら読んでおいても損はしないと思う。

2024/06/06

本当に素敵な本でいろんな人の人生ややり残したことなどが一気に晴れる瞬間や彼らの今後の人生の視点が180°変わるのが良かったです。