住友銀行暗黒史 の商品レビュー
改めて知るイトマン事件の背景等、國重本では書かれていない世界が見えてまいります。平和相互銀行(創業者一族の内紛もあり)と住友の合併事案が裏社会の接点の始まりのようにも見えます。ドリーム観光の事案も含め、偉大な創業者が倒れた後の相続にかかわり、様々な動きが始まるという処に(家族の争...
改めて知るイトマン事件の背景等、國重本では書かれていない世界が見えてまいります。平和相互銀行(創業者一族の内紛もあり)と住友の合併事案が裏社会の接点の始まりのようにも見えます。ドリーム観光の事案も含め、偉大な創業者が倒れた後の相続にかかわり、様々な動きが始まるという処に(家族の争いが、思わぬ形でダークサイドを会社に引きずり込んでしまう等)、事業承継の難しさを実感します。本を読んでいて、第一銀行と日本勧業銀行の合併にかかわり総会屋が登場した物語を思い出しました。★三つであります。
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事件から30年を経過し、「イトマン事件とは何だったのか」を振り返った。 住友銀行目線の本はいくつかあるが(住友銀行秘史、ラストバンカーなど)いずれも住友銀行から引き出されたカネがどこに消えたのか、きちんと論じていない、とする。
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まあ記事とその解説の集まりという意味では、よく調べて書かれているし全体がわかりやすい。良書。 だが、ノンフィクションとしては全く読めない。この著者の本は大体そうだが全く作品になっていない。ただの記事。対象への思いが伝わらない。ということで面白くは無い。
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