あなたのキャリアのつくり方 の商品レビュー
高速道路のような「普通の働き方」から抜け出して、NPOに代表されるけものみちの生き方を勧める一冊。それには道理がありますが、具体的にどうすればいいのかは皆目伝わりませんでした。 何をすればいいのか、まだまだ考えなくてはなりません。
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多様化するキャリアに関して様々なヒントが見つかる1冊。特にNPOを中心に紹介がされている。最も参考になったのは、自分らしいキャリアを「創る」コツに関して書かれた部分だ。自分らしいキャリアを創るためには、普段から各方面に仲間を作り、つながりを持っておくことだと筆者は語る。確かに、自分が何かをしようとした時に、自分と似た人ばかりに聞くよりは、様々な方面の人に聞く方が新しい視点も得られるだろう。一度きりの人生、だからこそ、この道しかない!と決めてしまうのではなく、色々と試行錯誤したい。
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日本では新卒で大企業に正社員として入社し、定年まで勤め、老後は年金で暮らすという成功のモデルが存在していた。しかし、そのモデルが機能しなくなってきている。まず、非正規雇用が増え、そして正社員になったとしても定年まで企業がもつかどうかが不透明な時代だ。そんななかで著者は次のような目...
日本では新卒で大企業に正社員として入社し、定年まで勤め、老後は年金で暮らすという成功のモデルが存在していた。しかし、そのモデルが機能しなくなってきている。まず、非正規雇用が増え、そして正社員になったとしても定年まで企業がもつかどうかが不透明な時代だ。そんななかで著者は次のような目的で本書を書いたという。 「普通に働く」が難しい、だからがんばろう、自分だけは何としてでも手に入れよう、ではなく、だったらこれまでの経験や常識の枠を外してみよう、他に行き場ややりようがないのか探ってみよう、というのが本書の最大にして最終的な目的です。 ここにある他の行き場として著者があげるのがNPOという存在だ。本書では2章以降でNPOとは何か?というところから、NPOで働くことの利点と問題点、NPOで活躍する先輩の実例などがあげられている。 著者が本書で書いているように、今後はますます仕事のあり方、キャリアのつくりかたが多様化していくだろう。そんな中で自分の人生をより充実したものにするためのアイテムの一つとしてNPOという存在も視野にいれておいて損はないように思う。その入門書として本書は役立つだろう。
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<目次> はじめに 普通に働く、が難しい 第1章 多様化する就業とキャリア 第2章 NPOという道もある? 第3章 <若者>キャリアの選択肢としてのNPO 第4章 <女性・男性>ワークライフバランスとNPO 第5章 <高齢者>セカンドキャリアとNPO 終章 ...
<目次> はじめに 普通に働く、が難しい 第1章 多様化する就業とキャリア 第2章 NPOという道もある? 第3章 <若者>キャリアの選択肢としてのNPO 第4章 <女性・男性>ワークライフバランスとNPO 第5章 <高齢者>セカンドキャリアとNPO 終章 自分のキャリアを「創る」には おわりに 普通に働く、を超えて <内容> 近年の社会の中で自分のキャリアを考えるとき、NPOという道もある、と提案する本。これだけ社会の経済の変化が激しいと、日本が築いてきた「終身雇用制」はもはやありえない状況となってきた。したがって「転職」というのが常識化してきているのだが、「ブラック企業」もある中で、自分の「キャリア」を積み上げていく際に、利益を重視する一般企業ばかりに目を向けるのではなく、「NPO」という選択肢もあるよね、と提案している。若者は様々な経験を積むために、女性は昨今の「一億総活躍社会」の中、NPOは身の丈に合った活動ができる、高齢者は、自らのキャリア経験をNPOで不足しがちな「組織運営」のアドバイサーとして、もちろん高齢者本人の「生きがい」として(まさにセカンドキャリア)、各年齢層で活躍のチャンスがある、と説いています。むろんそれがすべてではないので、選択肢の一つとして、こうしたキャリアの積み方もありだと思います。
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