僕ならこう読む の商品レビュー
雑誌の連載を新書化したもの。1章毎に二編の小説を取り上げている。 書評でなく、秀逸なビジネスパーソン向けの渡世術指南書であった。自己愛パーソナリティ部分は読者としての省みる点が多々あり。
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他者とのコミュニケーション、愛すること、信念を貫く生き方、組織で生き抜く、現実を見極める力、運命と選択について、参考になる小説を紹介しながら説明されている本。 *「コミュニケーション力が高い人とは間口の広さ」 *「宗教や文化、芸術というものは、他者と向き合うための共通の場とテー...
他者とのコミュニケーション、愛すること、信念を貫く生き方、組織で生き抜く、現実を見極める力、運命と選択について、参考になる小説を紹介しながら説明されている本。 *「コミュニケーション力が高い人とは間口の広さ」 *「宗教や文化、芸術というものは、他者と向き合うための共通の場とテーマを提供してくれる」 *「仕事には足し算の仕事と、掛け算の仕事がある」 *「与えることで相手を喜ばせ、その喜びを自分のものとして感じることが一番幸せであり、自分に対する自己肯定感を作る力になる」 日頃から自己肯定感が低いことに悩んでいたが、「与えること(ギバーになること)」が大切だと知ることができた。 タイトルから、単なる読書術の本なのかと思ったが、読んでみると現代社会で生き抜くために必要な力について具体的に書かれておりとても参考になった。 図書館から借りてきた本だが、購入して手元に置いておこうと思う。 組織に属し悩んでいる人にもオススメの1冊!
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小説を読んで著者の考えが書かれている。現代社会の悩みや組織の歪んでいる部分などを取り上げていて、非常に勉強になった。ビジネスパーソンは読むと参考になる。
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難しい本には二つの種類がある。第一は、読んんでも意味のない難しい本だ。 第二は、読む価値があるが、そのための準備が必要とされる本だ。
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本書の中で取り上げられている小説の登場人物への洞察が深く、「ああ、これはあの人に当てはまるなあ」と私の周りにいる人たちを想像しながら読めました。紹介されている小説で何冊か読んでみたいと思うものがあったので、順番に読んでみようと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昨今の小説から、時代・現代・思想・生き方を、著者なりに腑分けしていく書である。 面白くないわけではないが、しかし、今は詳読スタイルで読まずとも良かろう。
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自分や時代を考える名著を紹介 根本には、世の中には様々な価値観があり、多様な価値観を認めることに自身の成熟があるといいう考えがあるように思う。 その上で、名著には時代を生き抜く武器となる考え方価値観を読み取ることができ、著者ならこのように読み解く、このようなことを学んだと話す本
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虚構としての小説を読むということの意味を,他者の視点の獲得にこそあると説く.年齢によって意義は変化してくるが,本書の想定している読者層を考えると,その意義に強く同意する.殺伐とした現代の創成は本離れに一因があることは間違いないだろう.
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自分勝手にお互いの関係が成り立っているという前提に立つ。これこそがストーカーの論理です この国は沼地だ。どんな苗もその沼地に植えられれば、根が腐りはじめる 遠藤周作 沈黙 自我の成熟には、自己を突き放して客観的に見る目が何としても必要 客観的に自分を見ることができない原因には...
自分勝手にお互いの関係が成り立っているという前提に立つ。これこそがストーカーの論理です この国は沼地だ。どんな苗もその沼地に植えられれば、根が腐りはじめる 遠藤周作 沈黙 自我の成熟には、自己を突き放して客観的に見る目が何としても必要 客観的に自分を見ることができない原因には、虚栄心や不安感、自信のなさなど様々な要素がある 自分でストーリーをつくれる人が強い その際には、やはり読書が大きな力になります。古今東西の良書を読んでさまざまな人生を疑似体験すれば、ストーリーを組み立てる力が高まるからです 私という運命について 白石一文 選ばれなかった未来、選ばなかった未来はどこにもないのです。未来など何一つ決まっていません。しかし、だからこそ、私たち女性にとって一つ一つの洗濯が運命なのです。
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