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トランプvs.中国は歴史の必然である の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2021/12/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

中国の歴史を深掘りすることで、何故米中が仲違いしたのかが書かれている本。 よく「米中は思想の違い(共産主義国と民主主義国という)があるから仲違いした」と言われることがありますが、本書はそもそもお互いの思想がどういったものなのかまで説明があったので理解が深まりました。 また、内容的に歴史の授業みたいだけど、接続詞が適度にあり、節をまたいでも重要なキーワードや考えが繰り返し登場していたのでとても読みやすかったです。 2017年出版でも十分活用できると感じます。

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2018/08/04

中国情勢について知りたくて読書。 中国は歴史的に周辺国とのパワーバランスで領土を拡張縮小してきた。現在は、チベット、ウイグル、内モンゴルも併合して中国大陸で興った国では歴史上最大規模らしい。ソ連は味方になったり、敵対しながらも、完全敵国になるまでにはいたらず、その他の敵対する周...

中国情勢について知りたくて読書。 中国は歴史的に周辺国とのパワーバランスで領土を拡張縮小してきた。現在は、チベット、ウイグル、内モンゴルも併合して中国大陸で興った国では歴史上最大規模らしい。ソ連は味方になったり、敵対しながらも、完全敵国になるまでにはいたらず、その他の敵対する周辺国が弱かったからだそうだ。 中国大陸の歴代国が行ってきた「中華秩序」の確立に中共政府は失敗している。朝鮮半島、ベトナム。 アメリカが中国を妄想に近い期待と親近感を持ち続けていたという話は別の本でも読んだことがある。 フランクリン・ルーズベルト元大統領は常軌を逸したほどの日本嫌いで中国(国民党政府)の熱烈な支援者だったことはよく知られている。 特に中国とロシアは対外的な野心が大きいので心底恐ろしい。世界中で諜報活動がもっとも活発なのが中国、ロシアそれと北朝鮮と言われる。 中国膨張は日本の国益を反するだけではなく、周辺国にも大きな悪影響をもたらすので利害が一致する国同士でしっかりとアライアンスを組んで対抗する必要がある。 さて、本書の指摘通り、現在、米中貿易戦争が勃発しつつある。トランプ大統領は今後どう動くのか。同盟国のために動く可能性は低そうなので、日本や各国は冷静に注視して自国の国益のために動かしていく必要がありそうだ。 中国問題は、中国人に日本や他の先進国へ行くだけでも国内で長年刷り込まれてきた洗脳が解ける人がいるので中国人の先進国への旅行は問題解決の1つになると思う。 中国政府はそれが分かっているので、中国より経済的に劣り、比較の法則で中共政府は素晴らしいと思わせるような国へ行って欲しいとあの手この手で誘導している。 理想国は、カンボジア、ラオス、北朝鮮、パキスタン。行かせたいけど、反中感情がすごいので伸び悩むのが、ベトナム、フィリピン、モンゴルなどだろうか。 2018年は朝鮮戦争終戦へ向けて動いているが、国連軍撤退縮小による沖縄が心配だ。もっと真剣に考える必要がある。 中国は平和国家だの中国が対外進行をするわけがないという妄想を口にする政治家や学者がいるが、1949年から中国が対外進行を何回しているが聞いてみるといい。 読書時間:約45分

Posted byブクログ

2017/10/08

今年の頭の方の本なんで、ちょっと現状と合わせてどうかなと思うところはあるが、アメリカは所詮歴史の浅い国で近代史観しか持ち合わせず、中華帝国の意味が理解できなかったことや、ゆえに何度も信じては裏切られてきたことや、そもそもんアジアのパートナーとして日本ではなく中国を考えていたなどの...

今年の頭の方の本なんで、ちょっと現状と合わせてどうかなと思うところはあるが、アメリカは所詮歴史の浅い国で近代史観しか持ち合わせず、中華帝国の意味が理解できなかったことや、ゆえに何度も信じては裏切られてきたことや、そもそもんアジアのパートナーとして日本ではなく中国を考えていたなどの視点は得心。 このロクデモナイ文明圏に組み込まれたら、日本が大変なことになることも間違いない。

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2017/08/21

アメリカは中国幻想を持ち、騙され続けたという視点になるほどと思いました。 ・中国を変える、中国を救う、中国をよくするという対中幻想と中国に対する同情がアメリカにあり騙され続けた原因。 ・1912中華民国誕生ーアメリカはアジアにおける本物の民主主義国家の誕生だと思い込んだ。 ・中...

アメリカは中国幻想を持ち、騙され続けたという視点になるほどと思いました。 ・中国を変える、中国を救う、中国をよくするという対中幻想と中国に対する同情がアメリカにあり騙され続けた原因。 ・1912中華民国誕生ーアメリカはアジアにおける本物の民主主義国家の誕生だと思い込んだ。 ・中華民国政府の腐敗した様子に失望し、中国共産党こそがが新たな希望の赤い星だと思い込んだ。 ・共産党指導者は共産主義者であることを覆い隠しアメリカ人に媚びた。 ・アメリカは国民党独裁を排して連立政権を樹立という考えだった。 ・アメリカは国交正常化以降、騙されてきた。-中国は、私たちと同じような指導者が導いている。脆弱な中国を助けてやれば、中国はやがて民主的で平和的な大国となる。しかし中国は大国になっても、地域支配、ましてや世界支配を目論んだりしない。=タカ派の影響力を過小評価した。 ・もしも蒋介石が共産党を打ち破っていたら親米国家になっており、ある程度は民主化していた可能性がある。国民党政府は戦後、新しい憲法を制定し民主主義国家になる戦略を持っていた。もしこれがうまくいってたら、中国がアメリカにとってのアジアのパートナーとなり、日本を復活させず押さえつけたであろう。 ・毛沢東はなぜ反米路線に転じたか?=共産主義イデオロギー=アメリカは中共は本当の共産主義でないと誤解してた。

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