K の商品レビュー
三木卓(2023.11.18没、88歳)「K」、2017.2発行。1959年秋、著者と夫人K(桂子)は共に24歳で出会った。同年冬、著者は初めて居酒屋にKを誘う。2度目の出会いで、Kは、風呂敷に洗面器、歯ブラシ、歯磨き、コップを入れて国立の著者の家に。いつの間にか結婚。そんな二...
三木卓(2023.11.18没、88歳)「K」、2017.2発行。1959年秋、著者と夫人K(桂子)は共に24歳で出会った。同年冬、著者は初めて居酒屋にKを誘う。2度目の出会いで、Kは、風呂敷に洗面器、歯ブラシ、歯磨き、コップを入れて国立の著者の家に。いつの間にか結婚。そんな二人の48年を、著者が静かに淡々と綴った透明感のある書。読みやすくて一息に読了しました。
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結婚・夫婦について考えさせられる。当然のことだが、別々の人間が一緒に暮らし始めることの異常さとそれを日常としていく尊さのようなものを感じた。 自分ができるかは不明だが、いやはや、結婚は大変だなあ。 本文中に勤務先の会社名が出てきて、驚いた。
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夫婦だからと言って、なんでもわかるわけではないけど、だからこそずっと理解しようとし続けられるのかもしれない。
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ある種、夫婦の闘いの日々。 全然穏やかじゃないし幸せに満ち溢れているわけではないのに、読むと結婚したくなったのはなぜだろう。誰か一人と濃密に関り合う煩わしさ、しんどさ。どれも一人きりでは味わえないもの。
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