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5歳の子どもにできそうでできないアート の商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2024/02/12

2024.02.12 100のアートを一気にみていると、一つ一つは覚えていられないけど、なんとなく現代アート界隈で何が起きているか。少し感じることができる。

Posted byブクログ

2024/01/16

すごくシンプルで、よくわからなかった芸術について一つ一つ丁寧に紹介がされていて面白かった。 子供でも書けそうなアートが、子供には書けない理由は、その画家のそれまでの芸術家としての活躍、人としての人生ストーリー、社会に対する思い、芸術的志向が背景により、後から意味付けされているに...

すごくシンプルで、よくわからなかった芸術について一つ一つ丁寧に紹介がされていて面白かった。 子供でも書けそうなアートが、子供には書けない理由は、その画家のそれまでの芸術家としての活躍、人としての人生ストーリー、社会に対する思い、芸術的志向が背景により、後から意味付けされているに過ぎないと思った。芸術は社会や時代、作者、観るものからの意味付け無しには成立しないのだと改めて思った。

Posted byブクログ

2023/02/04

作品数は多いが作品の画像より解説が大きく載っているのでどうしてもよく作品を見る前に解説に目が行ってしまうのが残念。作品の鑑賞には向かない

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2022/11/10

小学生の頃、遊びをモチーフにした抽象画を描いたら心配された。絵を書くのが苦手だった。 このような本は、そんな苦い思い出も本当は自分にもいろいろな可能性があったのだと教えてくれる。 この本にでてくるぶきみな絵はどこかかわいらしいものが多く、でたらめだとこうは描けない。 一見意味...

小学生の頃、遊びをモチーフにした抽象画を描いたら心配された。絵を書くのが苦手だった。 このような本は、そんな苦い思い出も本当は自分にもいろいろな可能性があったのだと教えてくれる。 この本にでてくるぶきみな絵はどこかかわいらしいものが多く、でたらめだとこうは描けない。 一見意味不明なアートにも明らかな意図を感じるものが多い。 ただの灰色で埋め尽くされた空間でさえ、それ以上のなにかが聞こえる。 とはいえ、まったくわからないものも多く、これは言語の違いであり文化の違いなんだということも解説から理解できることもある。なので美術館よりも楽しめた。 おおよその材料や作り方も掲載されているので、なんならつくることさえできるのがすばらしい。

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2022/06/21

タイトル通りの本。 現代アート100作品をカラー写真付きで紹介されている。 その作品はなぜ5歳児には真似できないのか?という問いとその答えには自分のようなアート素人が一般的に考えずにはいられない「これのどこがアートなの?何がすごいの?」という素朴な問いへの答えでもある。つまりこ...

タイトル通りの本。 現代アート100作品をカラー写真付きで紹介されている。 その作品はなぜ5歳児には真似できないのか?という問いとその答えには自分のようなアート素人が一般的に考えずにはいられない「これのどこがアートなの?何がすごいの?」という素朴な問いへの答えでもある。つまりこの本はアートに疎い人でも楽しめる構成になっていると言える。 ※深い意図がある、計算されている、実はたいへん技術が求められる、敢えて子供っぽく書いているというのが主な理由のようだ アートを読み解くにはその作品に描かれて無いもの(作成年代当時の歴史や社会の動き、作者の来歴、発言、芸術運動での文脈)を踏まえないとまともな批評すらできないなあと感じる。 なるほど!と思う作品もあればふーん。とあまり響かずに終わる作品もあったなあというのが正直な感想。アートを批評できる人ってどんな思考回路を持っているんだろう。

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2019/07/14

「評論家から酷評された100作品を取り上げ」とあり、ダリ、マグリット、ジャスパー・ジョーンズ等に始まり、ミロ、ジャコメッティ、デュシャン、マレーヴィチなども取り上げ、トニー・クラック、ジャン・デュビュッフェなどに及んでいる。後、初めて聞く作家がほとんどだ。5歳の子どもにできそうで...

「評論家から酷評された100作品を取り上げ」とあり、ダリ、マグリット、ジャスパー・ジョーンズ等に始まり、ミロ、ジャコメッティ、デュシャン、マレーヴィチなども取り上げ、トニー・クラック、ジャン・デュビュッフェなどに及んでいる。後、初めて聞く作家がほとんどだ。5歳の子どもにできそうでできない部分とは、技術・構成力・意図性という。確かに、作品のこちらに訴えてくる迫力がすごいのだ。人に訴えたいというのが、プロということに違いない。何度読んでもはっきりと意味がつかめない文章も多いが、とにかく面白い。

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2018/11/10

幅広く載っているのはいいんだけど、説明がいまいち。作者は「この作品で〇〇を表現しようとしている」とか言われてもどの部分に現れているのか、どうして独りよがりにならずに評価されているのかまでの踏み込みがなく消化不良。タイトルに惹かれて読んでみたものの期待はずれでした。

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2018/09/30

作品自体の精巧さや技法を見せるのではなく、発想や社会背景、メッセージを伝えるものとして現代アートはあるということをわかりやすく伝える書。でも何故それがそんなに高額で取引されるのかはよくわからないままだった。他の人ではダメだったのか、なぜその人だけ認められたのか、本当にその人だけの...

作品自体の精巧さや技法を見せるのではなく、発想や社会背景、メッセージを伝えるものとして現代アートはあるということをわかりやすく伝える書。でも何故それがそんなに高額で取引されるのかはよくわからないままだった。他の人ではダメだったのか、なぜその人だけ認められたのか、本当にその人だけの作品だったのか。

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2017/10/29

 的確で上手いタイトル。なぜ5歳の子どもにはできないのか?の解説を通して現代アートの分かりにくさが分かってきた。あまりに強いメッセージ性、”身近”が示す場所が作者の内面であり作者のおかれている状況。これらを読み解かなければならないから分かりにくく難しい。これらを解説してもらえば確...

 的確で上手いタイトル。なぜ5歳の子どもにはできないのか?の解説を通して現代アートの分かりにくさが分かってきた。あまりに強いメッセージ性、”身近”が示す場所が作者の内面であり作者のおかれている状況。これらを読み解かなければならないから分かりにくく難しい。これらを解説してもらえば確かに伝えたい事も理解できるし、なるほど5歳の子どもには無理だ、ということも分かる。ただ、芸術を高尚なものから身近なものに変えようとした試みが現代アートにはあったことを考えると、現在の見ただけでは分からない、深い考察を要求するという状態は芸術を身近なところから遠ざけ、より難解で高尚なものにしてしまっているようにさえ思える。

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2017/05/13

1冊で、20世紀初頭からの現代美術のおおよそを知ることができる本。 ピカソ(変な人物)やウォーホール(スープ缶のポスター?)から、便器を置いただけ、キャンバスを切り裂いただけ、ただの線?のような、いったいどこが芸術なのかわからない作品を紹介、解説している。 解説は詳しく、この...

1冊で、20世紀初頭からの現代美術のおおよそを知ることができる本。 ピカソ(変な人物)やウォーホール(スープ缶のポスター?)から、便器を置いただけ、キャンバスを切り裂いただけ、ただの線?のような、いったいどこが芸術なのかわからない作品を紹介、解説している。 解説は詳しく、このような作品と解説のある展覧会があれば是非行きたい。紹介されている作品も100点とボリューム十分。 本なので、大きさや、立体造形、動画などの再現ができないのがつらいが、それはしょうがない。 5歳の子どもに作れない理由の説明がついているが、 「だが子どもにはその精神性まではまねできないだろう」(表紙の作品について)とか、そこまでして理由づけしなくても、とは思う。

Posted byブクログ