鉄道「大百科」の時代 の商品レビュー
40代50代の元テツの人なら誰もが手にしただろう鉄道大百科シリーズ。鉄道写真家南正時さんが振り返る制作秘話と秘蔵写真の数々。 自分はコロタン文庫の全百科だったけど、同じテツだったイトコとボロボロになるまで何度も読んだあの分厚い本。 特急富士など既にない列車も含め、実に懐かしく...
40代50代の元テツの人なら誰もが手にしただろう鉄道大百科シリーズ。鉄道写真家南正時さんが振り返る制作秘話と秘蔵写真の数々。 自分はコロタン文庫の全百科だったけど、同じテツだったイトコとボロボロになるまで何度も読んだあの分厚い本。 特急富士など既にない列車も含め、実に懐かしく思い出させてもらえた一冊。宮脇俊三との対談の再録も嬉しい。 特急・急行大百科の発刊後に特急「みちのく」が「みのちく」になっていたというエピソードには笑えた。
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僕は昭和55年生まれですが、「大百科」家にありました。 いま振り返ると「世界の超特急大百科」だったと思いますが、名鉄パノラマカーのページで列車名が「豊橋」になっていて、「確かに先頭に豊橋ってあるけど、これ列車名じゃなくて行先でしょ!」と突っ込んだり(笑)。 表紙の「ケイブンシャ...
僕は昭和55年生まれですが、「大百科」家にありました。 いま振り返ると「世界の超特急大百科」だったと思いますが、名鉄パノラマカーのページで列車名が「豊橋」になっていて、「確かに先頭に豊橋ってあるけど、これ列車名じゃなくて行先でしょ!」と突っ込んだり(笑)。 表紙の「ケイブンシャの大百科」の文字が、この中には知識が詰まっているのだという好奇心をかきたててくれました。 ボロボロになるまで読み、背表紙をガムテープで補強したのも共通の思い出です。 大学生になり本屋さんでアルバイトを始め、あの「ケイブンシャ」が「勁文社」だと知ったのですが、しばらくすると名前を見なくなりました。 倒産していたことを、この本でようやく知るのでした。 大百科シリーズ、ケイブンシャだけかと思っていましたが、実業之日本社はじめ複数社からも同様のものが出版されていたそうです。 装丁が違うように感じた「JR特急大百科(だったかな)」「ブルートレイン大百科(だったと思う)」なども、親が買ってくれたのを記憶しています。 鉄道が、今よりもずっとカッコよく感じた時代。 思い出だからかもしれませんが読みながら、ギリギリその時代に生きられて良かったなぁと思いました。
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寝台特急「富士」乗車記がとても懐かしい。 『よみがえるケイブンシャの大百科』(http://booklog.jp/item/1/490096364X)と併せて読みたい。
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