大統領(フセイン)の客人 の商品レビュー
海外で働く日本人の安全確保、勇気を出して一歩前へなどビジネスマンへの提言として、また家族愛とは何かを考えてみる上でも、目力を入れて読める好著。
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1990年のイラクによるクウェイト侵攻、日本人4百数十名がイラクの人間の盾にされた人質事件。その中で一人の人質、池田龍三(住友商事のクウェイト駐在員)が、家族を守る為に奔走し、勇気と機転と冷静な判断で、イラク大統領サダムフセインと直接対話にまで成功し、待遇改善やその後の人質解放ま...
1990年のイラクによるクウェイト侵攻、日本人4百数十名がイラクの人間の盾にされた人質事件。その中で一人の人質、池田龍三(住友商事のクウェイト駐在員)が、家族を守る為に奔走し、勇気と機転と冷静な判断で、イラク大統領サダムフセインと直接対話にまで成功し、待遇改善やその後の人質解放までの状況を綴ったノンフィクション自伝小説。当時の日本国内の報道とは違った実録を知ることができる。欧米の人質との交流や各国政府の対応の違い、日本大使館や政治家の表と裏、現地駐在員の企業を乗り越えた情報交換と交流、そして家族への強い思いと絆。当時の新聞、テレビでは想像も出来ない状況が明らかにされる。
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