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思考の整理学 ワイド版 の商品レビュー

3.7

25件のお客様レビュー

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2021/12/04

考えるとはどういう事かを説明し、ではその考えるをどのようにすれば上手くなるのかを説く。 漢文の素読の意味、考えを一度置く意味などなど。 少し古い本にはなるが、内容は今でも通じると思われる。 詳細はメモに

Posted byブクログ

2021/10/22

なるほどと思うことが多かった。 ・グライダー人間と飛行機人間。学校はグライダー人間を育てている。しかし、現代においてグライダーはコンピューターに取って変わられる。想像的思考が必要。 ・思考の整理には寝かせることが大事。見つめるナベは煮えない。馬上、枕上、厠上。一晩寝てからの方がい...

なるほどと思うことが多かった。 ・グライダー人間と飛行機人間。学校はグライダー人間を育てている。しかし、現代においてグライダーはコンピューターに取って変わられる。想像的思考が必要。 ・思考の整理には寝かせることが大事。見つめるナベは煮えない。馬上、枕上、厠上。一晩寝てからの方がいい考えが浮かぶ。 ・難解な文章や分かりにくいところは速く読む方が部分が全体にまとまりやすくなり、かえってよく分かる。 ・偶然から新しい発見が導かれることをセレンディピティと呼ぶ。イギリスのセイロンの三王子という童話で、探し物をして全く違うものを掘り出す名人の話から造られた造語。 ・新聞でも社説は第一次情報でなく、第一次情報のニュースをもとに整理を加えた第二次情報。具体的、即物的な情報は第一次、それを整理して関連づけたものが第二次、それをさらに昇華したものを第三次的情報になる。論文は第三次的であることが必要。 ・講義や講演でメモを取ると忘れる。興味関心のあることは忘れない。あまりメモを取らないこと。 ・島田清次郎の地上は当時凄かったが、風化した。ガリバー旅行記は政治風刺だったが新しい読み方がされて童話になった。時の試練を経ている。メモして忘れて次みた時には風化している。これを通過し変わらないものを見付ける。思考の整理には忘却が有効。 ・とりあえず書いてみる。考えを聞いてもらうのも良い。思考の整理が進む。

Posted byブクログ

2021/09/29

グライダー人間と飛行機人間。コンピューターとの役割。が印象的。書くことしゃべることは思考の整理につながる。発想はつながりと成熟。

Posted byブクログ

2021/09/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

『逆行が求められる世界で』 現代を生き抜くには、思考を整理することよりも、もっと根本的な、思考の段階から変えていかなければならないのだろう。 現代において学校教育とは受動的で社会に出て役に立つかと言われればそうでない。それは社会では昔に比べてより一層考えるということに対しての価値が高まってきているからだ。 ただ闇雲に考えればいいというわけではなく、信念を持って、包括的で且つ整理された綺麗なものでなければ使い物にならないのだ。そのためのこの書だろう。 やはり、課題を寝かせるということが大切で、その課題を無意識に放り込むためにまた他の課題で覆い被せて意識が向かないようにすればいい。そうすればある時閃きは得られる。それこそが人間にしかできない真の知的創造であり、コンピューターが我々に叶わない部分なのだ。 その創造のブースターとなるのがノートやカードだ。それについては本編をもう一度振り返るとしよう。ただもう一つ創造の起爆剤となるものがある。それが他人との会話だ。相手からの質問や意見などから、その課題が更に包括的になりうるのだ。様々な部分を淘汰し形成された思考はより一層柔軟かつ堅固なものとなる。ただし、その時に重要なのは、聞き手は話し手の考えを否定しないことである。現代の教育がそれを顕著に表している。教育は『正解』を作り、他の追随を許さないがゆえに、人に自分なりの『解釈』を創造することにトラウマを覚えさせ機械的な人間を作り出してしまったのだ。だからこそ、あらゆる事に寛容でそして素直でなければならないのだろう。 とっさの思いつきが革新的な何かに変わるためには多面的でなければならない。その時の感情のまま出そうもない答えを模索して苦しむのではなく、然るべきときに然るべき閃きを受ける、だから待つべきなのだ。その然るべき時が、朝の枕元だったり、入浴中だったり会話中だったりするのだ。そう我々は無意識のうちに閃きを生み出す。それこそが、とっさの思いつきが整理され、自分なりの『解釈』に変わる至高(思考)の瞬間なのであろう。

Posted byブクログ

2021/01/31

完全にタイトルだけで購入した本ですが、頭、思考の整理についてよくまとまっていて大変参考になるいい本でした。 【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】 テーマと題名 長く説明しなければならないほど、考えが未整理なのである。よく考え抜かれていれば、おのずから中心が絞られてくる。...

完全にタイトルだけで購入した本ですが、頭、思考の整理についてよくまとまっていて大変参考になるいい本でした。 【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】 テーマと題名 長く説明しなければならないほど、考えが未整理なのである。よく考え抜かれていれば、おのずから中心が絞られてくる。 行動と知的世界とを馴染ませることができなければ、大人の思考にはなりにくいであろう。

Posted byブクログ

2020/11/11

1983年発行。この本の内容をベースに発展させたものか、と思う本を今まで幾つか読んできた気がする。「知的生産の技術」に次ぐ。 その後、三人会は、どうされたのだろうか…、と、思いながら。合掌。

Posted byブクログ

2020/11/03

グライダーと飛行機の教育 朝飯前のほんとの意味 すぐれた考えは三上 で浮かぶ ひとつところでなく、広い経験も無駄ではないのだなと理解 とても説得力のある内容です。 いま一度読み返したい本です

Posted byブクログ

2020/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 自分がどのような人生を送りたいか、どんな人間になりたいかと考えた時に、飛行機人間という概念は大変参考になった。コンピューターの進化が著しいこの時代に、人間らしく生きるには独創性などが必要とあったが、日々の生活の中で色々考えて工夫するなどしたい。

Posted byブクログ

2020/09/28

30年前に書かれたものとは知らずに読み始めたが、文章に古さを感じなかったし、書いてあることも今に通用することのように思う。グライダー人間と飛行機人間。手元に置いて、書いてあることについてじっくり考えながら読みたい一冊。

Posted byブクログ

2020/02/17

思考の整理法というよりは普遍的な情報の真実や在り方が書かれてあるように思う。もう一度読み返してみたいと思える本。今、世の中は情報の氾濫や生き方の錯綜で色んなことが忘れられてる。そういうものを少し思い出せる本。

Posted byブクログ