おしろのばん人とガレスピー の商品レビュー

ベンジャミン・エルキン(著者),小宮由(訳者),ジェームズ・ドーハーティ

2024/06/30

目のいい三兄弟、お城の番人に命じられた。
王様は3人を騙せたら金のメダルをあげると言う。
何人も挑戦するが騙すことができない。
ガレスピーが毎日遊んだ後に色んなものを持ち帰る。
落ち葉や砂など…
ガレスピーは3人を騙せたと王様に報告するが、それは何を騙せたというのか！？
季節問わない

2024/02/01

大日本図書の世界の翻訳幼年童話集「こころのほんばこ」シリーズ。
https://www.ehonnavi.net/special.asp?n=3356

世界中で誰よりも目が良い楽しい三兄弟がいました。
　一番下の弟は、通りの先を歩く人のポケットの中にあるお金の年号を読むことができました。
　真ん中の兄さんは、目をつぶったまま、通りのずっと先にいるちっちゃなチョウチョの目についたゴマ粒ほどの反転を見ることができました。
　一番上の兄さんは、真夜中に目に分厚い布を巻いたまま、通りのずっとずっと先の鍵がかかった部屋においてある閉じた本を読むことができました。
（目がいいというより千里眼、超能力の範囲／笑笑笑）
噂を聞いた王様は、「そんなに目がいいならお城の番人にちょうどいい」と兄弟を雇います。
そして「三人に見つからずに城の物を持ち出した者には金貨のメダルを与えよう」とお触れを出します。
目のいい兄弟は、挑戦者たちを次々見破ります。
しかし有名になるに連れて兄弟は「こんなに有名になったんだから、いままでみたいに笑ったりふざけたりしないで真面目な顔して番しなきゃいけないんじゃないか？」と考えます。
すっかり真面目になった兄弟にがっかりしたのは、以前はよく兄弟とお喋りしたり笑い合っていたガレスピーという少年です。
そこでガレスピーは、兄弟に気が付かれずにお城の物を持ち出す事を考えました。

三兄弟の目の良さが大袈裟すぎて「それ視力の問題では無いよね」という楽しさ 笑
そんな兄弟の目をごまかすのは「盲点」でした。
有名になったからって面白味を無くす必要はない。みんなで楽しく過ごしましょう♪

2024/01/26

とっても目がいいお城の番人３兄弟を、ガレスピーがだますというお話。

３兄弟の目がどのくらいよく見えるかが描かれた冒頭に、4歳１０ヶ月の息子が「えーっ！」と声を出してびっくりしていた。

王様からの懸賞に挑むことにしたガレスピーが、どんなふうに番人たちを騙すのかワクワクする。そして、読み手も番人たちのように騙されていたことに気がつく結末に満足する。

ガレスピーの行動の意味が、まだ息子にはピンときてなかった。小学校１年生くらいの子にはわかるかな。わかったらとてもおもしろいと思う。

2023/11/06

1.2年。とっても目がいい番人たちが、子どものガレスピーにだまされてしまうお話。あっという間に進んでいくお話に、読んでいる私たちも気づかないでだまされること間違いなし。せっかくの3人のリズムがあるので、3人の良さがもう少し欲しい。

2022/08/07

図書館本。世界の誰よりも目のいい三兄弟。三兄弟を打ち負かせば、金メダルを授与！に男の子が知恵を絞ります。

2020/12/02

せかいじゅうのだれよりも目のいい3兄弟がおしろのばん人になりました。
王さまは、「この三人をだませたものには、ダイヤモンドをあしらった金のメダルをおくることにする」とはっぴょうしました。

だれにもだまされず、ゆうめいになった三人は、これからはわらったりしないでまじめでえらそうなかおをしていようと話し合います。

毎日おしろに来て、王子さまとあそんでいたガレスピーはそれをあまりよく思わず、ばん人たちをだましてやろうと考えます。

読んでいる人もきっとだまされる、痛快なお話

2018/01/03

世界一目のいい三兄弟がおしろのばん人になりました。王さまは、この三人をだませたものにはダイヤモンドのついた金のメダルをあげることにしましたが、だれも三人をだますことはできませんでした。三人はどんどんゆうめいになったので、まじめでえらそうなかおをすることにしました。
ばん人となかよしだったガルスピーはおもしろくありませんでした。ガルスピーは毎日小さな赤いにぐるまに、砂や石をのせておしろからでてゆきました。砂や石を持って帰ってもばん人は気にしません。ところがガルスピーが本当にもってかえっていたのは赤いにぐるまだったのです。
三人のばん人はそれからはむりしてまじめでえらそうなかおをするのはやめました。
黒と茶色の二色刷の迫力のある挿絵が全ページについている。小さな男の子が大人を相手にとんちを働かせる話は気持ちがよい。文章は縦書きで物語を読み始めた子に適している。

2017/05/31

せかいじゅうのだれより目のいい三人のきょうだいがいました。王さまはこの三人をお城の番人にし、「この三人をだませたものにはダイヤモンドをあしらった金のメダルをおくる」とおふれをだします。三人の目をだまそうと世界中からいろんな人がやってきますが、だれも三人をだますことができません。三人はだんだんえらそうになり、笑わなくなりました。友だちだと思っていた小さな男の子のガレスピーはこれがおもしろくありません。三人をだまし、前のように笑ってもらおうと考えます。

2017/03/20

なんでも見える3人兄弟が王様のお城の番人になった。この番人をだませた人にはダイヤモンのついた金のメダルをあげる、と王様がお触れをだしました。さて、3人をだますことはできるでしょうか？

アメリカでは60年以上前に出版された本ですが、面白さは◎です。

2017/03/24

なんでも見通すすばらしい目を持った3兄弟は、お城の番人になりました。王様はこの番人たちがお気に入りで、「番人をだませたものには、金のメダルをおくる」というおふれをだしました。けれどもだれもこの3人をだますことができません。すっかり有名になりえらそうにしている3人をみて、王子さまのともだちガレスピーは、「ぼくも番人をだましてやろう」と決心しました。
かしこいガレスピーの作戦とは？あなたにはわかるかな？