銀のくじゃく の商品レビュー
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「火影の夢」を読むために借りた。 安房直子さんのお名前は覚えていなかったけど、その前に収録されている「秋の風鈴」を読んで、読んだことがあるのを思い出した。教科書に載ってたらしいけど、教科書じゃなかった気がした。調べてもなかなかわからなかったけど、もしかしたら、学研の学習の夏休みの別冊読み物に載ってたんじゃなかったかという気がしている。 全体的になんとも幻想的で印象的な話が多かった。きっかけとなったメロディアスライブラリーでは、「火影の夢が好きすぎて」というリクエストが届いていたそうだけど、そんなファンが他にもいるかもしれない。
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どれも向こう側の世界と接点を持ったお話です。 どれも心に何か希望や悲しみを持った主人公がたどる運命のお話でした。 不思議な世界が広がっていました。
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幻想的な7つの物語 銀のくじゃく 緑の蝶 熊の火 秋の風鈴 火影の夢 あざみ野 青い糸 特に、銀のくじゃく、熊の火、火影の夢、青い糸、の物語が、印象的でした。 憧れがつのるあまり、異世界へ入り込んだり、熊や小鳥へ変身してしまったり……不思議なメルヘンの世界。あこがれ、せつなさ...
幻想的な7つの物語 銀のくじゃく 緑の蝶 熊の火 秋の風鈴 火影の夢 あざみ野 青い糸 特に、銀のくじゃく、熊の火、火影の夢、青い糸、の物語が、印象的でした。 憧れがつのるあまり、異世界へ入り込んだり、熊や小鳥へ変身してしまったり……不思議なメルヘンの世界。あこがれ、せつなさ、孤独、夢、人恋しさ、ページをめくるたび、いろいろな気持ちがあふれてきます。 青い糸、の千代のはなしは、特に心にひびき、個人的には、小鳥へ変身する前に、人間の、いい人と出会ってほしかった。と、しんみりとせつなくなりました。
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書店で違う本を探していたら目に留まり、手に取ると、カバーそでに「異界のものとの恋を描いた作品が中心です。 甘く幻想的な短編7編。」と書いてあるからもう、買うしかないです。 銀のくじゃく、緑の蝶、熊の火、秋の風鈴、火影の夢、あざみ野、青い糸。 石井睦美さんによる解説。 異界のものとの恋より、死を感じるものばかり。 あちらがわへ行くのは自ら閉じ籠ることで、やっぱり すくい ではないと思うのです。 読んでいるいまここにも、ページからあちらがわの空気がもれ漂ってくるような感じがします。 とくに「熊の火」はかるくホラーだと思いました。 思わず「安房直子 こわい」でWEB検索してしまいました。 立原えりかさんと系統は似ていますが、安房直子さんのほうがこわいです。
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現実の隣には、ぽっかり別の世界への扉が開いている。 児童書にしては、ちょっとシビアな雰囲気のお話が多かった気がする。 異世界への扉を開けてしまったのは主人公たちだとしても、それは、ちょっとした弱さだったり、気の迷いだったりする場合は特に。 その後の彼らが描かれていない場合は、その...
現実の隣には、ぽっかり別の世界への扉が開いている。 児童書にしては、ちょっとシビアな雰囲気のお話が多かった気がする。 異世界への扉を開けてしまったのは主人公たちだとしても、それは、ちょっとした弱さだったり、気の迷いだったりする場合は特に。 その後の彼らが描かれていない場合は、その世界で、新しい幸せを手にしていることを願う。
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安房直子さん(1943~1993)の「ねずみのつくったあさごはん」(1981)、「すずめのおくりもの」(1993)、ほのぼのとする物語、大好きです。安房直子さんの作品、「ほのぼの」と「幻想」と大きく2つの世界に分けられる気がします。「銀のくじゃく」(2017.2)は、熊やくじゃく...
安房直子さん(1943~1993)の「ねずみのつくったあさごはん」(1981)、「すずめのおくりもの」(1993)、ほのぼのとする物語、大好きです。安房直子さんの作品、「ほのぼの」と「幻想」と大きく2つの世界に分けられる気がします。「銀のくじゃく」(2017.2)は、熊やくじゃく、蝶やコスモスなどの擬人化の世界をはじめとした幻想的な世界を描いた作品です。7つの短編が収録されています。熊の火、火影の夢、あざみ野が特に印象に強く残りました!
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