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レッド の商品レビュー

4.3

14件のお客様レビュー

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2020/02/12
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4分 レッドという名前に捕らわれて、 思い込みで自分が赤だと思っている 青いクレヨンのレッド 自分が青だと気づくまではどんなに がんばっても報われないまま 新しい友達がさせてくれた 新しいチャレンジで、自分が 青だと気づいていきいきとしだす ラベルの向こう側の本当の姿を 見ることの大切さを教えてくれる

Posted byブクログ

2018/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

見た目と中身の違いの葛藤をクレヨンの色とラベルで表しているのが、シンプルだけどとっても分かりやすくて目からウロコでした。 ラベルはレッド、だけどどんなに本人が努力しても、周りのクレヨン達が励ましても、青い色しか描けないクレヨン。 クレヨンだったらすぐに分かるよね! ラベルが間違ってる!あなたは青だよ!って。 だけどこれが人になると急に分からなくなるんだよね。 赤いラベルなんだから頑張って赤にならなきゃ!! これは辛い。 だって青なんだもん。 作中でも最初は努力していたレッドがどんどんボロボロになっていって、描く事にも投げやりになっていく姿がとても辛かった。 人種、性別、体格、容姿など見た目で判断してしまいがちな私たち。 LGBTの人々だけでなく、幅広く読んでもらいたい絵本です。

Posted byブクログ

2017/10/30

LGBTQの本棚から 第25回 「じぶんのいろ」 今回紹介するのは『RED あかくてあおいクレヨンのはなし』(マイケル・ホール)です。 この本はLGBTQの子向けの "絵本" です。 2016年アメリカ図書館協会のレインボーリスト(LGBTQの青少年向けの...

LGBTQの本棚から 第25回 「じぶんのいろ」 今回紹介するのは『RED あかくてあおいクレヨンのはなし』(マイケル・ホール)です。 この本はLGBTQの子向けの "絵本" です。 2016年アメリカ図書館協会のレインボーリスト(LGBTQの青少年向けの本対象)にも選ばれました。 なんとなく周りと自分の違いに気づきはじめるのが5歳くらいだとすると、まだ大人向けの本は難しかったりします。 でもこれなら使えます。 これは 「赤い包装紙の青いクレヨンのお話」 です。 つまり、見た目と中身が違うんです。 赤い包装紙だから赤でしょ! と周りは悪気なく赤い色の絵を描かせますが、本当は青色なのでうまくいきません。 そんなとき、本当は青色だと気づいた他のクレヨンが、青い絵を描くようにいいます。 本人も不思議に思いながら青いものの絵を描くと、あら不思議! 簡単に描けてしまうではないですか?! そこで赤い包装紙のクレヨンは 「自分は本当は青いクレヨンだったんだ!」 と気づきます。 絵本は文字数が少ないし、LGBTQを表現するのは難しいかと思っていたのですが、読んで驚きました。 ・周りの人の悪意のない言葉やお節介に悩んだりふりまわされること ・本人の自覚しないうちにボロボロになっていくこと などが、少ない文字と豊かな絵で当事者の抱える問題を簡単に教えてくれるんです。 そして、このお話はLGBTQのことを描いているのですが、それ以外の、さまざまなタイプの子どもたちにも当てはまるのではないでしょうか? 青いクレヨンなのにも関わらず、赤を塗れ、といわれている子どもたちに……。 なので、この絵本は小学校にぜひいれて、読み聞かせしてもらいたいと思います。 できれば道徳の時間(今もあるんでしょうか?)や、読み聞かせの最後にみんなで本の内容について少し考える時間をとってもらえるといいと思います。 小さいころに教わったことって意外と心に残っていて、大人になってもかわらないものです。 この本を通して「自分らしく生きること」を知ってほしいし、「自分らしく生きている人を否定しない」ということを忘れないでいてくれるといいですね みんながそういう気持ちでいれば、LGBTQも他の人も生きやすい社会になるはずなんです。 最後に 絵本ですが、絵本だからこそのシンプルさが逆に大人にもいいのかもしれないなと思います。 色々考えてがんじがらめになっている大人にもぜひオススメしたい一冊です! 2017年10月30日

Posted byブクログ

2017/04/07

レッドはあかいクレヨンです。ところが、あかくぬるのがとくいではありません。イチゴもおひさまもみんなあおくなってしまうのです。ともだちがしんぱいして、いろいろきょうりょくしてくれますが…。 レッドがあかいいろをかけないわけ、よんでる子にはすぐにわかります。はやくきづけばいいのに、と...

レッドはあかいクレヨンです。ところが、あかくぬるのがとくいではありません。イチゴもおひさまもみんなあおくなってしまうのです。ともだちがしんぱいして、いろいろきょうりょくしてくれますが…。 レッドがあかいいろをかけないわけ、よんでる子にはすぐにわかります。はやくきづけばいいのに、とハラハラしながらよみすすめると、そう、ちゃんとレッドがじぶんらしくなれるときがおとずれます! 色がきれいで満足感たっぷりのラストがすてきな絵本です。

Posted byブクログ