チェ・ゲバラ名言集 の商品レビュー
グェヴァラかっこいいステキ!と褒め称える本とは違い、彼の演説やインタビューを集めたもの。名言集というより、文章の中に拡大して書体を変えてる箇所があり、そこがいわゆる名言ということらしい。私のように知識皆無な人間がいきなり手に取っても「もうちょっと勉強してから」読んだ方が理解するの...
グェヴァラかっこいいステキ!と褒め称える本とは違い、彼の演説やインタビューを集めたもの。名言集というより、文章の中に拡大して書体を変えてる箇所があり、そこがいわゆる名言ということらしい。私のように知識皆無な人間がいきなり手に取っても「もうちょっと勉強してから」読んだ方が理解するのは効率がいい。 読んでいて、昔のサムライみたいだと思った。思想の前には個人の生死は重要じゃない、らしい。 ほんと忠臣蔵とか理解できないわあと思っていたけど、そもそも私なんかは理解をしようとさえしていない。
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名言集、というより様々な演説、インタビューや寄稿、書簡集。1959年から1967年まで、さまざまなメディア、機会に発せられたものだ。 その文章のなかで、肝となる部分を太くフォントも大きくして目につきやすくしている。その作業は本書出版に当たってのものか、底本とされている『CHE GUEVARA SPEAKS』(1967年)からのものか、それは触れられていない。 その太文字部分は必要だったか? 全文を読んで感じるところに自分でマーキングしたかった(太文字と自分のマーキングがズレてる箇所も多かったからね)。 チェの思い、反骨、人間性が文章を通してよくわかり、時系列に並べていることで、時代をなぞると共に、チェの成長やロジックの変遷なども感じ取れる内容になっている。 でもやはり、この言葉に勝るものは、見つからない。 ”再び私はかかとにロシナンテのあばら骨が触れるのを感じています。” 行動する革命家の姿は、いつまでも我々の心の中を自由に漂泊してやまない。
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