テロリストの処方 の商品レビュー

久坂部羊(著者)

2017/04/17

日本の医療は崩壊する、といわれて何年になるのだろう。
崩壊してても、見てみぬふりをしているだけの気がする。
借金を次の世代に押し付けて。

暴言を承知でいえば、健康保険から高齢な方々を離してしまっていいと思う。
カネがある人は延命をすればいいし、持たない人たちは寿命を全うすればいいだけの話。

2017/03/26

医療費高騰が起きた日本で病院に行けない患者が増え、金持ち御用達の病院は裕福になり医師も低収入と高収入に二極化した。そこに優秀な医師を育て患者の負担も軽減できる改革を進めようとする狩野が登場し、医師免許更新制にするなど改革案を実現していく中、勝ち組医師を狙った連続殺人事件が起きる。「豚ニ死ヲ」が声明文あり…
連続医師殺人事件の犯人と理由はさておき、ホームレス殺害事件については、ホームレス界隈では有名な人物で顔が知れてた。指紋で誰か解りそうな点をスルーしたのが残念かな。ここがミステリーとして重要な部分だから気になった。連続医師殺人事件はタイトルが答えになる。黒幕は予想は外れたし最後の一文も良い。奄美大島も舞台になり方言も登場する。

2017/03/19

医者ではないので、医療の世界がどうあればいいのかわからないし、ましてや考えたこともないし、
結局、よくわからん という事でした。

2017/03/15

医師の勝ち組と負け組みの二極化の中、勝ち組医師を標的としたテロが続けて起きる。全日本医師機構の総裁となった狩野、そして医学部の同期を軸に、近未来の日本医療界を描く。
久坂部さんが極端なことを書く際は、どちらかというとブラックジョークを交えシニカルにといったイメージだったが、本書は別物。医療問題というよりも、ミステリーといった感じ。

2017/04/04

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医療問題に焦点を当てているわけではない。政治的駆け引きのボリュームのほうが多く感じた。
個人的な好みとして、廃用身、無痛、第五番、などのほうがよかった。