取り残される日本の教育 の商品レビュー
ノーベル賞受賞者ををアメリカに次いで輩出している日本。昔のやり方をそのまま継続すれば良いような気もするけどそれほど単純では無さそう。
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先日実施した「教育セミナー」の内容は、この本からの情報と刺激によるところが大きかった。現在、お母様方との座談会形式の番組などに出演し、「尾木ママ」として知られる尾木直樹さんだが、以前は「ママ」どころか、かなり硬派な評論家だった。中学教師を務めるころからテレビで紹介されるなど、熱血...
先日実施した「教育セミナー」の内容は、この本からの情報と刺激によるところが大きかった。現在、お母様方との座談会形式の番組などに出演し、「尾木ママ」として知られる尾木直樹さんだが、以前は「ママ」どころか、かなり硬派な評論家だった。中学教師を務めるころからテレビで紹介されるなど、熱血で知られる先生だったが、変えようのない教育の現場に失望し、退職。それからは評論家として活躍されている。この本は、「ママ」色のない、硬派な尾木さんが、日本の教育に鋭く切り込んでいる。 尾木さんが特に主張するのは、タイトル通り、日本の教育の立ち遅れだ。日本の教育水準が高いと思い込んでいる人たちは現実を見るべきだ。日本ではトップクラスの東大・京大でさえ、最新の「世界の大学ランキング」では、東大が46位、京大は74位に過ぎない。中国やシンガポールの大学の方が上位だし、韓国や台湾の大学も台頭している。島国に生きる我々がいかに「鎖国」的であるかの自覚は、まったく十分ではない。まして「九州」「大分」とスケールダウンしていけば、世界水準からはどんどん引き離されていく。尾木さんは「序章」でこう述べている。「実は、これほど『教育』に対して経験主義に陥り、視野の狭い国は珍しいのです。私は、日本の国民の多くに見られる、『教育』に対するまるで、〝麻痺したような感覚″を、このまま放っておいてはいけないと感じています」。 そして最終章では、日本の教育を変えるための「6つの処方箋」が示されている。世界水準に劣ることなく、国が責任をもって子どもを教育し、子どもを一人の人間として尊重する。尾木さんのこの処方箋こそ実践されるべきだ。(K) 紫雲国語塾通信〈紫のゆかり〉2017年10月号掲載
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日本の優秀な人材は、課外活動・部活・稽古事・バンド活動(椎名林檎などは中学生からバンド活動)などで育つのかも知れません。ある塾関係者は「できる子はほっといてもできる」と言ったそうですが、国の宝であるそうした天才を埋もれさせないようにしたいものです。
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その通りなんだろうけど、私には手がつけられない問題かな‥。できることは自分の家庭をしっかりすることかな‥
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この本以外にも他専門家の視点を知り、子供にとって最善となりうる選択をしていきたい 自身が育ったイギリス、アメリカと、日本の帰国後に感じた授業の違和感をまるで昨日のことのように思い出したことが自分では驚いた この頃の(特に小学校)の経験が後の価値観や判断基準の形成に大いに影響してい...
この本以外にも他専門家の視点を知り、子供にとって最善となりうる選択をしていきたい 自身が育ったイギリス、アメリカと、日本の帰国後に感じた授業の違和感をまるで昨日のことのように思い出したことが自分では驚いた この頃の(特に小学校)の経験が後の価値観や判断基準の形成に大いに影響していると思う
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特に真新しいことは書かれていないけども、ごもっともなことが書かれている。2020年は教育の転換期って書かれてて、それでコロナが来て状況が一変してしまったなぁと思いながら読んでた。
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今の学校教育について、世界と比較して問題点を示している。特にフィンランドやオランダなどの教育理念などが興味深い。ゆとり教育の再評価も含め、目先の評価ではなく長い目での人的資源を育てることの重要性を語る。グラフ、表など資料も多く分かりやすかった。
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日本の教育問題を、他国の例も取り上げながら、広い視点から取り上げていて、非常に勉強になった。ただ、筆者の考え方が些か偏っているのでは、そのような主張をするにはエビデンスが足りないのでは、と思う部分もあった。また、そこまで長くない文量でかなり様々な内容を取り上げているので、読んでい...
日本の教育問題を、他国の例も取り上げながら、広い視点から取り上げていて、非常に勉強になった。ただ、筆者の考え方が些か偏っているのでは、そのような主張をするにはエビデンスが足りないのでは、と思う部分もあった。また、そこまで長くない文量でかなり様々な内容を取り上げているので、読んでいて色々な方向に話が飛んで行った印象はある。しかし、大人が教育問題を考えるきっかけになるにはとても良い本であると思うし、教師経験者であり教育評論家である筆者の意見は非常に興味深い。 文章自体はわかりやすく読みやすく書かれているが、内容が濃く一度サッと読んだだけではまだ消化しきれない部分もあるので、また読みたい。
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保護者向けの本という感じではないけど。日本の教育のどこが間違っているのかがわかりやすい。 今、教育現場では「アクティブ・ラーニング/主体的、対話的で深い学び」の必要性が叫ばれている。私が教員になった20年前から、従来の講義形式を見直し、「課題解決型」学習をさせようと試行錯誤してき...
保護者向けの本という感じではないけど。日本の教育のどこが間違っているのかがわかりやすい。 今、教育現場では「アクティブ・ラーニング/主体的、対話的で深い学び」の必要性が叫ばれている。私が教員になった20年前から、従来の講義形式を見直し、「課題解決型」学習をさせようと試行錯誤してきたが、それが少しずつ形をかえてこのような表現に至ったという印象。私は自分自身がじっとだまって先生の話を聞く授業しか受けてこなかったから、時代が変わって、子どもたちに課題解決型の主体的な学びをさせようと思ってもなかなかうまくいかず、苦労し続けたが、この頃の生徒たちは小さい頃からそれが訓練されているので、わりと意見を交流したり、自分の考えをみんなの前で発表したり、プレゼンを作って表現したりすることもできるようになってきた。私もICTを活用したり、様々な工夫を重ねて、できる限りアクティブに授業を進める努力をしている。 でも、やはり根本的な解決に至るには現場の教員の努力だけでは無理だと思うことが多々ある。まず、そんな学びを求められているのに1クラスに40人いること自体おかしい。1コマ50分の授業、生徒40人、多様性も認めなきゃいけなくて、発達障害などきめ細やかな援助が必要な生徒がどのクラスにも1割程度存在する。評価の観点は(毎時間すべての項目について評価するわけではないが)4つある。物理的に無理である。誰が考えてもわかる。 そして入試の制度。自分で課題を見つけ、掘り下げ、対話しながら疑問を解決して深い学びにつなげていたら、入試に間に合わないんだよね、現実的に、日本の場合。 アクティブラーニングの重要性は私にもよーーーーーくわかるから、誰か、どうにかしてほしい。本当に。 こういう教育関係の本を読むと、つくづく自分の無力感を感じるし、フラストレーションがたまる。
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日本の教育について、警鐘を鳴らしている本ですが、ツッコミどころ満載の本です。 学力の低下と経済成長力の低下を関連付けていますがなぜ関連するのか証拠が明示されていません。 北欧の教育制度を褒めていますが、北欧では無駄な学力競争をしないと言っておきながら、大学入学時に厳しい学力試験が...
日本の教育について、警鐘を鳴らしている本ですが、ツッコミどころ満載の本です。 学力の低下と経済成長力の低下を関連付けていますがなぜ関連するのか証拠が明示されていません。 北欧の教育制度を褒めていますが、北欧では無駄な学力競争をしないと言っておきながら、大学入学時に厳しい学力試験があります。言っている内容に矛盾があると思います。 学力ランキング上位の大学にアメリカの大学が複数ありますが、アメリカの教育に関する記載が一切ありません。 北欧の教育制度を褒めていますが学力ランキング上位の大学に北欧の大学はありません。 日本の教育について、危機感を持ち、なんとかしなければいけないという熱意は感じますが、 偏った思想を持っているように感じました。 教育レベルについて、国が責任を持つべきという考え方は賛同します。
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