竜宮電車 の商品レビュー
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3つの物語のつながり方が意外だった。竜宮電車はあくまで人間関係の精算のきっかけを与えているに過ぎない。万能な道具として描かれているわけではなく、最後の仕上げとして出てきている点も好き。 ただ、帯の「切ないけれど、あったかい物語。」というのはなんか違う気がする。 ・竜宮電車 アルバイトの新井里奈のキャラが好き。 竜宮電車も喫茶店も、チケットを持っていたミツルくんとのつながりも、叔母によってもたらされているのが面白い。 ・図書室の鬼 鬼によってもたらされた災いは、竜宮電車による救済が一切無いこと、ユウナと福末はどこでおまじないを知ったのか描かれていないことが引っ掛かる。 ・フリーター神様 全て話がつながっていく展開は好きだが、この釈然としない感じは何なのか。
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おそらく再読です。 フリーター神さま、読んだことがありました。 他2編は、記憶にないのですが… 「竜宮電車」は、失業者した主人公が病で亡くなった叔母の後を継いで、喫茶店のマスターになります。 同僚の小動物系の女の子が、いい動きをしてました。 「図書室の鬼」は、中学校の図書室にまつわるおまじない。女子中学生は、願いが叶ったのか、教師の願いは叶ったけれども、哀しすぎる結末で。おまじないを最後の一冊がなくて実行できなかった男子中学生の願いは叶わず。 どちらがいいのか… 「フリーター神さま」で、ジンジンさんが見た景色には、ドラマ人間模様があり、前2つの作品に出てくる人も大集合でした。 軽いのか、重いテーマなのかよくわかりませんが、おもしろかったです。
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竜宮電車/図書室の鬼/フリーター神様 幻想シリーズは面白いけど幻想が多いねと思って読んできた。この本にある物語には現実味がある。神様が出てきてもそう言えるのかと問われれば返す言葉もないけれど、私の中では現実感があるのですよ。
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