りゅうおうのおしごと!(5) の商品レビュー
初の龍王防衛戦、初戦がハワイで行われる。並行して、あい、天衣、桂香のマイナビ本戦。名人に負けてボロボロになって、さらに何かが見えてくる過程がとても良い。そして、勝つ。勝たんと面白くない。確かに無双もいいとは思うが、小説的に”良い敗戦”というのはあると思う。読んでて嫌になる敗戦でな...
初の龍王防衛戦、初戦がハワイで行われる。並行して、あい、天衣、桂香のマイナビ本戦。名人に負けてボロボロになって、さらに何かが見えてくる過程がとても良い。そして、勝つ。勝たんと面白くない。確かに無双もいいとは思うが、小説的に”良い敗戦”というのはあると思う。読んでて嫌になる敗戦でないのがよいと思う。銀子のもやもやっぷりが面白い。
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思わず手に汗握る熱い展開。序盤で一度ドン底に落ちてからの終盤の大爆発だから余計にドラマチック。最終的な結果を観戦記という形で読者に提示するのも、これまたニクい演出。これは購入リスト入り。12巻まで買うとなると思わぬ出費だが、まぁいいや。 (因みに、各章のタイトルの趣向は「盤上のファンタジア」で漸く気が付きました。)
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現実の将棋村はひどいことになっており名人もとい永世六冠の背中も煤けているが それと将棋の面白さは別だよね たぶん 今巻は竜王戦を通して主人公がらしく活躍する話 どうみてもメインヒロインは桂香さんでありながら ちゃんと中高生向けにも掛かっていて技の上達が素敵 名人の描写も良かった
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◆プロ棋士を舞台としたライトノベルの最高峰。竜王位防衛戦を描く第一部完結巻は、エンタメにおける「溜め」の重要性をこれでもかこれでもかと見せ付ける。慟哭と惑乱の中で見つけられた光は神々しい◆ 放心状態で読み終えたのは、最終巻(これは嘘)に相応しかったから?。そして、お話を盛り上げるためには、注力すべきところに注力するためには、あえて書かない部分が必要なのだなと感じさせる第五巻である。 そもそもあの「一局」を描くための、敗戦であり、笑いであり、あい・天衣・桂香自身の対局であった。その溜めが見事に奏効した印象が強く残る。 ところで、個人的に読後にここまで放心状態になったのは、「大甲子園」(水島新司著)の明訓対青田の試合以来かも。もっと、将棋のことが判っていれば、もっと楽しめたかもしれないが…。 ところで、3巻の「マイナビ女子オープン」予選で八一とネット生放送の解説・司会を担当した鵠記者(=〇〇〇棋士)。幼女ネタで悪乗りした女性の本音というか、八一との関係が、こんなところでこんな風に開陳されるとは…。あい・天衣コンビを見る隠された想いを思うと…。
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八一の初防衛戦。ぼろぼろになってしまったけど、天衣と桂香さんのそれぞれの対局が大事なものを気付かせてくれて… もう手離しちゃだめだからな!八一はひとりじゃない。ちょっと泣きそうになった。大人の思惑をはじき飛ばす、悪の竜王の見事なお仕事でした。観戦記者の鵠さん、あの人だったんだ。
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ハワイで竜王戦第一戦が始まり、名人との対決が始まった。 八一は自分の得意戦法である一手損角換わりを名人からしかけられる。 勝てる糸口が見つからないまま、3敗し、周囲にいら立ちをぶつける八一。 ひどい言葉をぶつけられ、それでも師匠を信じる雛鶴あい、弟弟子を心配し、自分の将棋で道を示...
ハワイで竜王戦第一戦が始まり、名人との対決が始まった。 八一は自分の得意戦法である一手損角換わりを名人からしかけられる。 勝てる糸口が見つからないまま、3敗し、周囲にいら立ちをぶつける八一。 ひどい言葉をぶつけられ、それでも師匠を信じる雛鶴あい、弟弟子を心配し、自分の将棋で道を示そうとする清滝佳香。 北陸のあいの実家、ひな鶴で4局目の壮絶な対局が始まっていく。
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これも4巻までは電子書籍で読んでいて、感想を書くのは初めて。将棋は自分では指さないものの、同世代の谷川ファンで、新聞の将棋欄はよく読みますし、棋戦は時々見ることもありましたので、この物語はとても楽しんで読めました。 この5巻のラストはいかにも「最終回」感があってちょっと寂しかった...
これも4巻までは電子書籍で読んでいて、感想を書くのは初めて。将棋は自分では指さないものの、同世代の谷川ファンで、新聞の将棋欄はよく読みますし、棋戦は時々見ることもありましたので、この物語はとても楽しんで読めました。 この5巻のラストはいかにも「最終回」感があってちょっと寂しかったのですが、どうやらまだ続くとのこと。ほっとしました。ただ、八一が強くなりすぎてしまったので、これからどうするのかな?その辺がちょっと気になるところです。
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[ チカラを尽くして戦った者だけが、自分の力で何かを勝ち取った者だけが持てる、この世で最も固い決意と自信を込めて。 『報われない努力はない。それを証明するために戦いました』 ] 桂香さんほんと素敵。そして銀子ちゃんの不憫さ、、 今回はシリアス多め、というより将棋してる。この作者...
[ チカラを尽くして戦った者だけが、自分の力で何かを勝ち取った者だけが持てる、この世で最も固い決意と自信を込めて。 『報われない努力はない。それを証明するために戦いました』 ] 桂香さんほんと素敵。そして銀子ちゃんの不憫さ、、 今回はシリアス多め、というより将棋してる。この作者の将棋愛には毎回感心させられる。最後の審判問題とか、初めて知ったよ。 そしてあとがき読んで、本当に良かったと思った。
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おぉ、ちゃんと完結した。めでたしめでたし。 どんな音だったのか。 明らかにならないうちに聴こえなくなったのは悔しい。 小見出しが、詰将棋の名前になっている。 わりと新しいのもあるし、この作家、創棋会の誰かあたりと繋がりがあるのかな。
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今回の竜王防衛戦は2008年の第21期竜王戦(渡辺竜王-羽生名人)をベースに、話中の「名人が水を飲む」もその時に実際にあった話(渡辺 明「勝負心」で知りました)を含めてなぞられているようです。 「最後の審判」問題は勉強不足で正直、知りませんでした。 そのような想定が一応あるのだと驚きでした。 主人公:八一が苦しみ、周囲のキャラクターに支えら戦いに赴く姿や、弟子をとるきっかけとなったエピソードが描写された時は、集大成的にこの巻で物語が終わるのかと思ってしました(笑)。 毎回、次巻が楽しみなのですが、初めて読んだ時の衝撃が忘れられず、過度の期待は禁物と思いながら刊行を待ちたいと思います。
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