座右の書『貞観政要』 の商品レビュー
自分のチーム力の向上やリーダーとしてのあるべき姿を学びたくて、この本を読んだ。 リーダーとは組織の中で、たまたま割り当てられた機能である。部下より偉いと勘違いしないように常に謙虚でいる必要がある。 また、周りの人間がリーダーに対して間違いを指摘しやすいようなチーム環境や信頼関...
自分のチーム力の向上やリーダーとしてのあるべき姿を学びたくて、この本を読んだ。 リーダーとは組織の中で、たまたま割り当てられた機能である。部下より偉いと勘違いしないように常に謙虚でいる必要がある。 また、周りの人間がリーダーに対して間違いを指摘しやすいようなチーム環境や信頼関係を普段から築き上げることが大切。 リーダーに必要な3つの鏡については、常に心に留めておきたい。 ・銅の鏡 人が自然についてくる。いい表情しているか ・歴史の鏡 将来に起こる事は誰にもわからないので、過去から学ぶしかない ・人の鏡 あなたは間違っているとはっきり言ってくれるのかを、自分の隣に置く事 ・組織は、リーダーの器以上の事はできない。リーダーの頭を空っぽにして、新しい価値観や部下からのアドバイスを吸収する。 ・物事が順調に進んでいる時こそ、気持ちが緩みがちになる。その気の緩みが事態の悪化を引き寄せる。 常に謙虚で誰よりも心がつよいリーダーにならなければいけないと感じた。
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帝王学を学ぶには「貞観政要」が良い教科書であるとネットにあり、比較的読みやすそうな本書を購入した。 難しい古文があって読みにくいことはなく、スラスラ読める。 耳が痛い話や新たな視点や気づきを与える話などが多くあった。 何度かこの本を手に取り、筆者同様、貞観政要に叱られるのだろう。
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タイムリーな内容。 貞観正要。 人の器は大きくならない。ショボショボである事を自覚。 そして部下を信じる。 簡単な言葉だけど簡単じゃないことだ。
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唐の2代皇帝・太宗による統治の要諦が凝縮された『貞観政要』に書かれいている組織・リーダーシップのポイントの数々は、時代を超えて通用する普遍の真理であると説いた本。 唐代に至るまでの歴史の過程も併記されていてよかったです。 諫言に関しては年上からだろうと年下からだろうと、傾聴する必...
唐の2代皇帝・太宗による統治の要諦が凝縮された『貞観政要』に書かれいている組織・リーダーシップのポイントの数々は、時代を超えて通用する普遍の真理であると説いた本。 唐代に至るまでの歴史の過程も併記されていてよかったです。 諫言に関しては年上からだろうと年下からだろうと、傾聴する必要があるというのは間違いないでしょう。
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著者の出口氏は、ライブネット生命を立ち上げ、今は後任にゆずり、会長職についている。 本著では、自身のサラリーマン時代と起業時代に得たマネジメントの方法や、道理を中国古典に習い記している。 中でも、貞観政要というタイトルにあるように、唐の第二代皇帝である太宗・李世民時代に記された...
著者の出口氏は、ライブネット生命を立ち上げ、今は後任にゆずり、会長職についている。 本著では、自身のサラリーマン時代と起業時代に得たマネジメントの方法や、道理を中国古典に習い記している。 中でも、貞観政要というタイトルにあるように、唐の第二代皇帝である太宗・李世民時代に記された書物を参考にされている。 感想 中でも、印象に残ったのは、部下は信と誠が無い上司の指示では動かない。思いつきで出した指示を部下は見破るという内容でした。部下は、上司が自分を、好きか嫌いかは分かっている。ただ、上司は部下を選べない。嫌いでも部下には平等に接しなければいけないと、本著では出口氏は述べている。
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気になっていた『貞観政要』。出口さんのまえがきが素晴らしかったので思わず購入。 その後寝かしていたが、2019年7月の人間塾で課題図書の参考文献として読了。 唐の第2代皇帝 太宗・李世民の言行録。 --- 太宗とは、太祖(創業者)に継ぐ功績のあった皇帝に贈られる廟号(死去した...
気になっていた『貞観政要』。出口さんのまえがきが素晴らしかったので思わず購入。 その後寝かしていたが、2019年7月の人間塾で課題図書の参考文献として読了。 唐の第2代皇帝 太宗・李世民の言行録。 --- 太宗とは、太祖(創業者)に継ぐ功績のあった皇帝に贈られる廟号(死去した後に贈られ、廟に乗せられる名前のこと)です。(p.2 はじめに) --- <キーフレーズ> ・名君と呼ばれる人の「2つの絶対条件」=権限と諫言 太宗がリーダーとして傑出している理由 ①「権限の感覚」をもっていたこと ②臣下の「諫言」を得たこと ・三鏡(銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡) リーダーは3つの鏡を持たなければいけない、という教え #出口さんが座右の銘の一つにしている <きっかけ> 店頭で発見
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名君 2つの絶対条件 (1)「権限の感覚」を持つ 個人商店にしない 部下を疲弊させない (2)「諫言かんげん」を得る 皇帝は全能ではない 聞き入れる度量・柔軟性 三鏡 銅の鏡(自分の姿) 歴史の鏡(将来を構想) 人の鏡(部下の諫言) リーダーの最も重要な役割 元気で、明るく、楽し...
名君 2つの絶対条件 (1)「権限の感覚」を持つ 個人商店にしない 部下を疲弊させない (2)「諫言かんげん」を得る 皇帝は全能ではない 聞き入れる度量・柔軟性 三鏡 銅の鏡(自分の姿) 歴史の鏡(将来を構想) 人の鏡(部下の諫言) リーダーの最も重要な役割 元気で、明るく、楽しい職場をつくること 組織の強さは人材配置=ポートフォリオ 熟慮して人材配置を決める→部下を信頼して任せる 皇帝はむやみに権力を行使してはならない 権力は使わないに越したことはない 上司の機能 人をまとめる 方向を示す 上司は部下の権限を代行できない 権限委譲の根幹 任せたら口を出さない 自分の役割を忘れない 君主の役割は国を治めること 猟をすることではない 人の成長 (1)読書 (2)文章 (3)交流 上の人の言葉 信念と誠実さ 管理限界 「優秀なリーダーでも管理できるのは10人まで」 「遊牧民の十進法」モンゴル帝国 チンギスハン フビライ 10人隊 100人隊 1000人隊 君主といえども全てに精通しているわけではない 太宗「あなたたちに任せたので、いちいち自分に裁可を仰ぐな 魏徵「人生意気に感ず 功名誰かまた論ぜん」 人生は相手の心意気に感激して応じるもの 功績や名誉の問題ではない リーダーと部下の違い リーダーは自分で考え、自分で決断する力が必要 トップリーダーをさせてみる 実際にさせないと資質は判らない 育成もできない 組織はトップの器以上のことはできない リーダーに必要な力 (1)強く思う力 (2)共感する力 (3)統率する力 (4)正しく決断する力
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出口氏による貞観政要の解説書。さすがに座右の書としているだけあって、気持ちが籠っているが、内容自体は上位レイヤに留まる。どういったエッセンスが学べるか、を一通りなめたうえで下位レイヤにシフトしていくのも良いかも。
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貞観政要の内容について出口さんが簡単に説明している本。引用に解説をする形式で、ご自身の考えだけで構成されている本よりは、内容が薄い。貞観政要に直接あたる必要もある。 上司は部下と機能が違うだけ、威張ることなく、自分だけでは出来ないことを皆にやってもらう。 そのためには職場を「元...
貞観政要の内容について出口さんが簡単に説明している本。引用に解説をする形式で、ご自身の考えだけで構成されている本よりは、内容が薄い。貞観政要に直接あたる必要もある。 上司は部下と機能が違うだけ、威張ることなく、自分だけでは出来ないことを皆にやってもらう。 そのためには職場を「元気に、明るく、楽しく」して、権限移譲したら口は出さない。自分はマネージに徹するべし。 プレーイングマネージャーはダメ。 鉄鋼王カーネーギーの墓碑銘「自分より賢い人間を自分の周りにおく方法を知っていた者ここに眠る」は通じるものがある。人に上手に任せて仕事ができる人が、上司として最良。
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貞観政要 三鏡 銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡 鏡に自分を映し、元気で明るく楽しい顔をしているかチェックする 過去の出来事しか将来を予想する教材がないので、歴史を学ぶ 部下の厳しい直言や諌言(かんげん)をうけいれる リーダーの最も重要な役目は、スタッフにとって、元気で、明るく...
貞観政要 三鏡 銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡 鏡に自分を映し、元気で明るく楽しい顔をしているかチェックする 過去の出来事しか将来を予想する教材がないので、歴史を学ぶ 部下の厳しい直言や諌言(かんげん)をうけいれる リーダーの最も重要な役目は、スタッフにとって、元気で、明るく、楽しい職場を作ること 魏徴 兄(李建成)に私(李世民)を殺せといい続けた 李世民は魏徴を側近に召し抱えた 組織はリーダーの器以上のことは何一つできない リーダーは、自分にとって都合の悪いことをいってくれる部下をそばに置くべきである 部下は、茶坊主になってはならない。上司におもねってはならない 魏徴 なにもしないのが理想のリーダー 何もしなくても組織がなりたつのは、適材適所に人を配置できている証拠 カエサル 人は現実のすべてがみえるわけではなく、多くの人は見たいと思う現実しか見ない 上に立つも人は、知りたがり屋でも、話したがり屋でもいけない 君主が名君と呼ばれるとしたら、その理由は、多くの人の意見を聞いて用いるからです。反対に暗君と呼ばれるとしたら、その理由は、一方の人のいうことだけを信じるからです リーダーの大事な仕事のひとつは、「事情がわからない中で右か左かの判断を迫られること」 太宗「自分も、わがままをいわないように努力をする。だからおまえたちも、オレの間違いを指摘してくれ」 銅の鏡 部下が自然についてくる「いい表情」をしているか 歴史の鏡 過去に照らして、将来に備える 人の鏡 直言をしてくれる「他人」が大事 「直言をしてくる人間がいないと、忙しい上司は絶対にゴマスリには勝てない」 「不機嫌そうな人」に情報は入ってこない 「いい判断」をするために大切な3つのこと 「過去の失敗に学ぶ」「善人を登用する」「戯言に耳を貸さない」 「小人閑居して不善をなす」「つまらない人間が日までいるとろくなことは考えない」 「間違った判断」の根本には「感情」がある 何か物事を決めるときには、感情をベースにしてはいけません。数字、ファクト、ロジックで正しいと思うことを、嫌われようが文句をいわれようが、きちんと主張すべきです。 「仕事は人生のすべてではない」と考える 仕事はせいぜい人生の3割程度のものだと位置づけることができたら、気が楽になります。 一人で行う判断には、「質的な限界」がある 精鋭を生むもう一つの方法 時間と空間の制限 あらゆる組織の急務は、後継者を選ぶこと 歴史は語る 「いちばん難しいのは後継者選び」 忠義を尽くすべき相手は、上司・社長ではなく「組織」 これからのリーダーに必要な4つの力 強く思う力、共感する力、統率する力、正しく決断する力
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