横綱 の商品レビュー
20名を越す存命の横綱のインタビュー集。綱の重さを各自感じており、痛みと負傷に耐えて相撲を取り続けてきたのがよく分かる。
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昭和30年代に横綱に昇進した第45代(初代)若乃花から、平成26年昇進の第71代鶴竜に至るまで(何故か第65代貴乃花、第66代若乃花が抜けている)の横綱へのインタビュー集。北の湖や千代の富士といった大横綱だけへのインタビュー集ではありません。怪我や病気に悩まされて横綱となってから...
昭和30年代に横綱に昇進した第45代(初代)若乃花から、平成26年昇進の第71代鶴竜に至るまで(何故か第65代貴乃花、第66代若乃花が抜けている)の横綱へのインタビュー集。北の湖や千代の富士といった大横綱だけへのインタビュー集ではありません。怪我や病気に悩まされて横綱となってから活躍できなかった大乃国や旭富士、不本意な事情で大相撲界から身を引いた双羽黒や朝青龍、貴乃花・若乃花の兄弟横綱と同時代に横綱であったがために、どうしてもヒール的な位置づけとみられがちであった曙、武蔵丸などへのインタビューは、当時はマスコミにも語る事の無かった真相、本音が引き出されていて非常に興味深いです。 横綱経験のある師匠のもとで横綱へ昇進できた人たちは、ほぼ昇進の際に「横綱は勝てなくなったら終わり。引き際はきれいに」的な意味合いの言葉を直接伝えられています。横綱がボクシングにおけるチャンピオンとはちょっと位置づけが違い、日本文化の象徴的な存在感を求められる役割を本当の意味で伝承できるのは、その地位を経験した人だけなのでしょう。横綱という地位の気高さを再認識させてくれるインタビュー集でした。
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今となっては貴重なインタビュー集成。 著者の構成が上手なのだろう、各横綱の個性のようなものが出るよう文章に変化が加えられている。 双羽黒・・・・・。 ・・・某有名兄弟横綱が掲載されてないな。 なんで? 大人の事情、的な?
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