空海に出会った精神科医 の商品レビュー
精神科医としての壁を感じていた著者が、運命的に空海と出会い、空海の生涯を通じて、現代社会で生起している諸課題を分析し、空海が現代を見たら、どう感じるだろうという個性で、以下の内容で書かれています。 第1章 子どもは愛情をもって育てるもの 空海の誕生 空海の育てられ方 現代にみ...
精神科医としての壁を感じていた著者が、運命的に空海と出会い、空海の生涯を通じて、現代社会で生起している諸課題を分析し、空海が現代を見たら、どう感じるだろうという個性で、以下の内容で書かれています。 第1章 子どもは愛情をもって育てるもの 空海の誕生 空海の育てられ方 現代にみられる未熟な育て方 現代にみられる虐待 第2章 思春期は悩むもの 空海はなぜ退学したのか? 大学中退後の空海 モラトリアム人間の空海 現代にみられるいじめ問題 いじめ防止のためには ゼロトレランス政策 第3章 青春期は夢をもつもの 遣唐使船 現代の高校生と将来への考え方 第4章 壮年期はコミュニケーションするもの 空海と最澄の交流と決別 現代におけるコミュニケーション 他 第5章 中高年はうつ病に注意するもの 空海はうつ病だった 他 現代におけるうつ病と自殺問題だ 他 第6章 円熟期は社会を見つめるもの 空海の円熟期 他 現代の円熟期 他 第7章 死はプロデュースするもの 空海の死に方 他 現代人の死に方 他 付録 フィクションの世界の空海論について というような内容でした。 空海とうつ病、精神科医ならではの仮説の立て方がユニークでした。 だ
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「空海は人生で3度うつ病になったのではないか?」という精神科医としての仮設が独特で興味深い。 あの空海ですら、人生で3度のうつ病になったとするなら、私だって、うつ病になったとしても大丈夫って思える。 空海の時代と現代の対比や、人の一生についての精神科医としての捉え方については、な...
「空海は人生で3度うつ病になったのではないか?」という精神科医としての仮設が独特で興味深い。 あの空海ですら、人生で3度のうつ病になったとするなら、私だって、うつ病になったとしても大丈夫って思える。 空海の時代と現代の対比や、人の一生についての精神科医としての捉え方については、なるほど!と思えることがいくつもあった。
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