浮世に言い忘れたこと の商品レビュー
粋な語り口で、噺を聞くように、スラスラと読み進む。 けれど、内容は、スラスラ読み流してはならないと 思われることが多く。 一流の芸を身につけるために大切なこと。 品格のある人であること。 日本人として、大切にすべきこと。 ページを折って、赤線を引いて 学ぶように読み終えた。 ...
粋な語り口で、噺を聞くように、スラスラと読み進む。 けれど、内容は、スラスラ読み流してはならないと 思われることが多く。 一流の芸を身につけるために大切なこと。 品格のある人であること。 日本人として、大切にすべきこと。 ページを折って、赤線を引いて 学ぶように読み終えた。 本は、折りがいっぱいに膨らみ それぞれのページは試験前の教科書のように 線がたくさん引かれている。 良い本に出会った。
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18 馬鹿になって、我慢して、一つのことに打ち込んでゆく人が少なくなりました ソロバン勘定ではないのですね、馬鹿といわれようが一つことに打ち込んでいけるのは幸せだと思います、そうゆく人が少なくなった・・・不幸せです。 24 お師匠さんの通りに演っていたのでは半芸に如かず カルメ...
18 馬鹿になって、我慢して、一つのことに打ち込んでゆく人が少なくなりました ソロバン勘定ではないのですね、馬鹿といわれようが一つことに打ち込んでいけるのは幸せだと思います、そうゆく人が少なくなった・・・不幸せです。 24 お師匠さんの通りに演っていたのでは半芸に如かず カルメラこしらえるに同じ 先日の落語会ではとにかくまずは 師匠のコピーといわれるぐらいなれ!と言われていた前座さんがいたけれども、その先 なんですな。 53 突然なにかが起こっても頓智をきかせること、 それはつまるところ、自分の立場に責任を感じること 友人の落語家はデパートの屋上でやって、子供たちが騒いでいても、噺の途中で携帯が鳴っても、なんだってその場その場対応するよ、へっちゃらさと言っていた。これも場数なんでしょうな。 70 お客も勉強しなきゃだめ まさにです、先日の落語の会で前座さんに向って、稽古をつけていた師匠の言葉はそのまま客である私にぐさぐさってきました。 ああ、もうこんな感じです この本は赤線ひっぱってでもずっと持っておきたい 圓生師匠にひとめ会いたかったな。
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