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消えゆく「限界大学」 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2017/03/19

少子化・18歳人口の減少に伴う大学全入時代を迎え、大学の淘汰・消滅という事例もちらほら目にするが、これからますます大学の廃校が増えていくようだ。今でも、将来に展望が見えず、消滅予備軍の大学は多くあるということで、本書は、これを限界集落ならぬ限界大学と呼んでいる。 著者は、各種のデ...

少子化・18歳人口の減少に伴う大学全入時代を迎え、大学の淘汰・消滅という事例もちらほら目にするが、これからますます大学の廃校が増えていくようだ。今でも、将来に展望が見えず、消滅予備軍の大学は多くあるということで、本書は、これを限界集落ならぬ限界大学と呼んでいる。 著者は、各種のデータを基に、これらの限界大学の特色・共通点をあぶり出している。その中には、日本の学制の中で中途半端な位置付け・成り立ちを持つ短期大学の存在や、長期展望を欠き高等教育機関であることの意味を考慮しない理事長・理事会のあり方などが含まれていて、中々興味深い。他方で、外形的には破綻予備軍になりかねないながら、意欲的・積極的な取組みにより一定の成果を上げている大学の事例も紹介されている。 大学閉鎖が起きたときの最大の被害者は学生であり、これから大学進学を迎える学生やその保護者にも、大学選択の一環として有用な内容であろう。

Posted byブクログ

2017/02/26

ぜんぶゴールデンセブンのせいだってのが限界大学の本音なんでしょう。もっと速く退場すべき大学がゴールデンセブンというバブルで延命したけど、頑張らなくちゃ消えるよって本でした。真っ当な結論ではある。

Posted byブクログ

2017/02/15

安心して学ぶ環境を大学は提供する=社会的使命 公器である大学として不適切なら退場もやむなし。 その淘汰の波を渡っていくだけの力を備えておこう。

Posted byブクログ