山椒魚が飛んだ日 の商品レビュー
どちらから話しかけても割れさうな硝子 山椒魚とむきあふ この人の言葉の世界は薄い紙でつくる照明のように綺麗で好きだ。 でも、途中でタイポグラフィ的な表現があったり、 連作のためにつくられたような似通った雰囲気の短歌がいくつか並んでいたりと、 本としてまとめて読むと冗長に思えると...
どちらから話しかけても割れさうな硝子 山椒魚とむきあふ この人の言葉の世界は薄い紙でつくる照明のように綺麗で好きだ。 でも、途中でタイポグラフィ的な表現があったり、 連作のためにつくられたような似通った雰囲気の短歌がいくつか並んでいたりと、 本としてまとめて読むと冗長に思えるところがあった。 文字が滲んだり乱れたりしているような効果は、 グラフィックとしてはおもしろいんだけど、 短歌と組み合わせて見るとトゥーマッチ やり過ぎ感があったかな。 あるいは、もっとやった方がいい。すこし不自然だ。
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