新編・日本幻想文学集成(4) の商品レビュー
夢野久作:収録作のセレクションが良い。夢久入門にも良いかと。(少女地獄、瓶詰辺りををあえて入れずにオススメを選ぶとするとこのラインナップだと思う) 小栗虫太郎:渋いセレクション。なぜこの3作なのかは解説を読むとわかる。なるほど。 岡本綺堂:綺堂の怪談作をセレクション。江戸情緒とあ...
夢野久作:収録作のセレクションが良い。夢久入門にも良いかと。(少女地獄、瓶詰辺りををあえて入れずにオススメを選ぶとするとこのラインナップだと思う) 小栗虫太郎:渋いセレクション。なぜこの3作なのかは解説を読むとわかる。なるほど。 岡本綺堂:綺堂の怪談作をセレクション。江戸情緒とあわせてどれも楽しめる。 泉鏡花:収録作どれもいかにも鏡花らしい幻視じみた幽玄の世界が描かれる。「伯爵の釵」はたぶん金沢が舞台?地図と照らし合わせて楽しめそうだった。
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第4巻。 収録作家は夢野久作、小栗虫太郎、岡本綺堂、泉鏡花……という、幻想文学の歴史を語るなら誰1人外すことは出来ない面々。 一口に『幻想』といっても、描き出される世界はまるで違っている。そういう意味でも、第4巻はそれぞれの作家のカラーがはっきりと見える1冊になっていると思う。
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